心惑こころまどわす幻まぼろしの花はな
火ひより出いでて氷こおりより冷つめたく
今咲いまさき乱みだれ妖あやしく揺ゆれる
甘かぐわしく
捕とらえがたし陽炎かげろうの様ように
夜毎よごとに生うまれ日毎ひごとに消きえてゆく
襲おそう熱病ねつびょうに犯おかされ進すすむ
果はてしなき旅路たびじよ
我われらが神かみよ慈愛じあいと許ゆるしを
燃もゆる血潮定ちしおさだめを越こえ惹ひかれ合あう
行ゆく当あてなくさまよえる咎人とかびとに救すくいの道みちを与あたえ給たまえ
今宵戯こよいたわむれの宴うたげ
恋人達こいびとたちの夜深よるふかく
乾かわきを癒いやせし泉いずみの女神めがみ
月夜つきよの誘いざなうまま踊おどり明あかす
汝なんじに背そむき旅立たびたとう砂漠さばくへと
風かぜに吹ふかれ流ながるる砂塵さじんのごとく
この時代じだいに報むくわれぬ魂たましいを導みちびき給たまえ
永久とわに時ときの波なみを幾千いくせんも越こえて
刻きざみ付つけた
愛あいの証あかし
心惑kokoromadoわすwasu幻maboroshiのno花hana
火hiよりyori出ideてte氷kooriよりyori冷tsumeたくtaku
今咲imasaきki乱midaれre妖ayaしくshiku揺yuれるreru
甘kaguwaしくshiku
捕toらえがたしraegatashi陽炎kagerouのno様youにni
夜毎yogotoにni生uまれmare日毎higotoにni消kiえてゆくeteyuku
襲osoうu熱病netsubyouにni犯okaされsare進susuむmu
果haてしなきteshinaki旅路tabijiよyo
我wareらがraga神kamiよyo慈愛jiaiとto許yuruしをshiwo
燃moゆるyuru血潮定chishiosadaめをmewo越koえe惹hiかれkare合aうu
行yuくku当aてなくさまよえるtenakusamayoeru咎人tokabitoにni救sukuいのino道michiをwo与ataえe給tamaえe
今宵戯koyoitawamuれのreno宴utage
恋人達koibitotachiのno夜深yorufukaくku
乾kawaきをkiwo癒iyaせしseshi泉izumiのno女神megami
月夜tsukiyoのno誘izanaうままumama踊odoりri明aかすkasu
汝nanjiにni背somuきki旅立tabitaとうtou砂漠sabakuへとheto
風kazeにni吹fuかれkare流nagaるるruru砂塵sajinのごとくnogotoku
このkono時代jidaiにni報mukuわれぬwarenu魂tamashiiをwo導michibiきki給tamaえe
永久towaにni時tokiのno波namiをwo幾千ikusenもmo越koえてete
刻kizaみmi付tsuけたketa
愛aiのno証akashi