今いま、なぜ僕ぼくは この位置いちを愛あいせないのだろう
例たとえば憧憬塔どうけいとう
或あるいは焦燥線しょうそうせん
悲かなしみに隆起りゅうきした残像ざんぞうを
崩くずす指先ゆびさき
キーを叩たたいている モニタに対峙たいじして
まさに僕ぼくが死しんで 消きえる時とき
誰だれかに 僕ぼくは焼やきついていたい
痛いたみを昇華しょうかした水蒸気すいじょうき 血液けつえきを溶とかす
今いまを嘆なげいている 鏡かがみを凝視ぎょうしして
やはり色いろはまるで伝つたわらなくて 彼方かなたに描えがいて
僕ぼくは何故なぜここにいる
神かみが僕ぼくを突つき刺さして
息いきを止とめるのもまた
浅あさはかな慰なぐさみ
ここに影かげもなく
ひたすら声張こえはり上あげて
ああ、そうだ
きっと解わかっていたこと
僕ぼくの中なかで 啼なく
今いま、何故僕なぜぼくはこの位置いちを愛あいせないのだろう
歩行速度ほこうそくどをあげて 見据みすえた憧憬塔どうけいとう
今ima、なぜnaze僕bokuはha このkono位置ichiをwo愛aiせないのだろうsenainodarou
例tatoえばeba憧憬塔doukeitou
或aruいはiha焦燥線syousousen
悲kanaしみにshimini隆起ryuukiしたshita残像zanzouをwo
崩kuzuすsu指先yubisaki
キkiーをwo叩tataいているiteiru モニタmonitaにni対峙taijiしてshite
まさにmasani僕bokuがga死shiんでnde 消kiえるeru時toki
誰dareかにkani 僕bokuはha焼yaきついていたいkitsuiteitai
痛itaみをmiwo昇華syoukaしたshita水蒸気suijouki 血液ketsuekiをwo溶toかすkasu
今imaをwo嘆nageいているiteiru 鏡kagamiをwo凝視gyoushiしてshite
やはりyahari色iroはまるでhamarude伝tsutaわらなくてwaranakute 彼方kanataにni描egaいてite
僕bokuはha何故nazeここにいるkokoniiru
神kamiがga僕bokuをwo突tsuきki刺saしてshite
息ikiをwo止toめるのもまたmerunomomata
浅asaはかなhakana慰nagusaみmi
ここにkokoni影kageもなくmonaku
ひたすらhitasura声張koehaりri上aげてgete
ああaa、そうだsouda
きっとkitto解wakaっていたことtteitakoto
僕bokuのno中nakaでde 啼naくku
今ima、何故僕nazebokuはこのhakono位置ichiをwo愛aiせないのだろうsenainodarou
歩行速度hokousokudoをあげてwoagete 見据misuえたeta憧憬塔doukeitou