野のに咲さき冬耐ふゆたえる花はな
1人ひとりきりで震ふるえていたら
あなたが拾ひろってくれた
そのまなざし 深ふかすぎた
踏ふみつけられて 萎しおれそうで泣ないていた
心通こころかよわせ 巡めぐる暖あたたかさ
粉雪舞こなゆきまい降ふる静しずかな路面ろめん
暗くらがりを踊おどり歩あるいた
小ちいさな指先ゆびさき そっと引ひき寄よせ
紅色べにいろに染そまる頬ほほ
枯かれゆく木々きぎを見みつめて
幾度いくどとなく 時ときやり過すごす
誰だれかが教おしえてくれた
もうあの日ひは 戻もどらない
踏ふみつけられることに慣なれていた花はなも
かえらぬ愛あいに胸むねが痛いたみだす
会あいたくて どうして忘わすれたくて
眼めを閉とじて思おもい塞ふさぐ
小ちいさな指先ゆびさき そっとからませ
悲かなしみに染そまる頬ほほ
色恋舞いろこいまう風かぜざわめく通とおり
眺ながめては身みを反そらして
重かさねた手てと手てを そっと引ひき寄よせ
口元くちもとで温あたためる…
泣なき出だす程ほどの恋こいしさは過すぎて
また1人ひとり 歩ほを進すすめる
今いまはこの場所ばしょで灰色景色はいいろけしき
行いく先さきは人ひとのなみ
粉雪こなゆきが舞まいおちる…
野noにni咲saきki冬耐fuyutaえるeru花hana
1人hitoriきりでkiride震furuえていたらeteitara
あなたがanataga拾hiroってくれたttekureta
そのまなざしsonomanazashi 深fukaすぎたsugita
踏fuみつけられてmitsukerarete 萎shioれそうでresoude泣naいていたiteita
心通kokorokayoわせwase 巡meguるru暖atataかさkasa
粉雪舞konayukimaいi降fuるru静shizuかなkana路面romen
暗kuraがりをgariwo踊odoりri歩aruいたita
小chiiさなsana指先yubisaki そっとsotto引hiきki寄yoせse
紅色beniiroにni染soまるmaru頬hoho
枯kaれゆくreyuku木々kigiをwo見miつめてtsumete
幾度ikudoとなくtonaku 時tokiやりyari過suごすgosu
誰dareかがkaga教oshiえてくれたetekureta
もうあのmouano日hiはha 戻modoらないranai
踏fuみつけられることにmitsukerarerukotoni慣naれていたreteita花hanaもmo
かえらぬkaeranu愛aiにni胸muneがga痛itaみだすmidasu
会aいたくてitakute どうしてdoushite忘wasuれたくてretakute
眼meをwo閉toじてjite思omoいi塞fusaぐgu
小chiiさなsana指先yubisaki そっとからませsottokaramase
悲kanaしみにshimini染soまるmaru頬hoho
色恋舞irokoimaうu風kazeざわめくzawameku通tooりri
眺nagaめてはmeteha身miをwo反soらしてrashite
重kasaねたneta手teとto手teをwo そっとsotto引hiきki寄yoせse
口元kuchimotoでde温atataめるmeru…
泣naきki出daすsu程hodoのno恋koiしさはshisaha過suぎてgite
またmata1人hitori 歩hoをwo進susuめるmeru
今imaはこのhakono場所basyoでde灰色景色haiirokeshiki
行iくku先sakiはha人hitoのなみnonami
粉雪konayukiがga舞maいおちるiochiru…