splash 歌詞 真心ブラザーズ ふりがな付

外そとは傘かさ行いき交かう
雨あめに流ながれる夏なつの
空そらをまだ睨にらむ
割われた背中せなかで
セミの脱ぬけ殻がら 濡ぬれながら
しがみついてる 雨樋あまどいに
君きみはとっくに 飛とんでったのに

花火はなびはもう ないのだな
知しらないは 知しらないのまま
幸しあわせになるために
雨あめの向むこうへ 飛とんでった

横顔よこがおがちらつく
そばにいれば いつでも
どこへでも行いける
ような 気きがした
セミの脱ぬけ殻がら 夢ゆめの中なか
爪つめを立たててる 夏なつの日ひに
君きみはとっくに 飛とんでったのに

何者なにものかの温ぬくもりが
君きみの体からだを包つつむのさ
柔やわらかな思おもい出では
羽はねがたやすく 切きり取とった

花火はなびはもう ないのだな
知しらないは 知しらないのまま
幸しあわせになるために
雨あめの向むこうへ 飛とんでった
あとかたも ないのだな
笑わらうほど 空からっぽのまま
幸しあわせであるように
などと思おもって うずくまる
雨あめを背負せおって うずくまる