真綿まわた色いろしたシクラメンほど
清すがしいものはない
出逢であいの時ときの君きみのようです
ためらいがちにかけた言葉ことばに
驚おどろいたようにふりむく君きみに
季節きせつが頬ほおをそめて過すぎてゆきました
うす紅べに色いろのシクラメンほど
まぶしいものはない
恋こいする時ときの君きみのようです
木こもれ陽びあびた君きみを抱だけば
淋さびしささえもおきざりにして
愛あいがいつのまにか歩あるき始はじめました
疲つかれを知しらない子供こどものように
時ときが二人ふたりを追おい越こしてゆく
呼よび戻もどすことができるなら
僕ぼくは何なにを惜おしむだろう
うす紫むらさきのシクラメンほど
淋さびしいものはない
後うしろ姿すがたの君きみのようです
暮くれ惑まどう街まちの別わかれ道みちには
シクラメンのかほりむなしくゆれて
季節きせつが知しらん顔かおして過すぎてゆきました
疲つかれを知しらない子供こどものように
時ときが二人ふたりを追おい越こしてゆく
呼よび戻もどすことができるなら
僕ぼくは何なにを惜おしむだろう
真綿mawata色iroしたshitaシクラメンshikuramenほどhodo
清sugaしいものはないshiimonohanai
出逢deaいのino時tokiのno君kimiのようですnoyoudesu
ためらいがちにかけたtameraigachinikaketa言葉kotobaにni
驚odoroいたようにふりむくitayounifurimuku君kimiにni
季節kisetsuがga頬hooをそめてwosomete過suぎてゆきましたgiteyukimashita
うすusu紅beni色iroのnoシクラメンshikuramenほどhodo
まぶしいものはないmabushiimonohanai
恋koiするsuru時tokiのno君kimiのようですnoyoudesu
木koもれmore陽biあびたabita君kimiをwo抱daけばkeba
淋sabiしささえもおきざりにしてshisasaemookizarinishite
愛aiがいつのまにかgaitsunomanika歩aruきki始hajiめましたmemashita
疲tsukaれをrewo知shiらないranai子供kodomoのようにnoyouni
時tokiがga二人futariをwo追oいi越koしてゆくshiteyuku
呼yoびbi戻modoすことができるならsukotogadekirunara
僕bokuはha何naniをwo惜oしむだろうshimudarou
うすusu紫murasakiのnoシクラメンshikuramenほどhodo
淋sabiしいものはないshiimonohanai
後ushiろro姿sugataのno君kimiのようですnoyoudesu
暮kuれre惑madoうu街machiのno別wakaれre道michiにはniha
シクラメンshikuramenのかほりむなしくゆれてnokahorimunashikuyurete
季節kisetsuがga知shiらんran顔kaoしてshite過suぎてゆきましたgiteyukimashita
疲tsukaれをrewo知shiらないranai子供kodomoのようにnoyouni
時tokiがga二人futariをwo追oいi越koしてゆくshiteyuku
呼yoびbi戻modoすことができるならsukotogadekirunara
僕bokuはha何naniをwo惜oしむだろうshimudarou