舌したを噛かみ切きった
からみ合あう口唇くちびるの中なか
二人ふたりはよじれ合あい
激はげしく揺ゆれていた
震ふるえる 流ながれる 青白あおじろい肌はだ
ひきよせても
ひきよせても 届とどかない
溶とけてゆく無数むすうの汗あせ
心こころと体からだを流ながれてゆけ
愛あいは潜水艇せんすいていのように
苦くるしみをもぐり
激烈げきれつな痛いたみが
こめかみを突つきぬけた
時ときは過すぎ
夜よるを越こえ 凍こおりつく
愛あいの海うみ
深ふかく深ふかく 沈しずみゆく
堕おちてゆく憎にくしみに
息いきが絶たえるまで俺おれを抱だけ
俺おれたちは互たがいに
愛あいを戦たたかった
焼やけ焦こげた魂たましいは
灰色はいいろに立たち昇のぼり
とぼとぼ とぼとぼ
死しんでゆく
こわれた破片はへんは 風かぜに舞まう
ひき潮しおのうねりの中なか
ふたつの手首てくびよ
赤あかく染そまれ
かすかに触ふれ合あう
力果ちからはてた指先ゆびさき
導みちびかれるように
静しずかに瞳めを閉とじた
ゆるやかな呼吸こきゅうは
首くびすじをすべり
衰弱すいじゃくの闇やみへと
色いろあせてゆく
果はてしない体気たいきの中なか
くち果はてるまで
重かさなってゆけ
(wow
some where)
舌shitaをwo噛kaみmi切kiったtta
からみkarami合aうu口唇kuchibiruのno中naka
二人futariはよじれhayojire合aいi
激hageしくshiku揺yuれていたreteita
震furuえるeru 流nagaれるreru 青白aojiroいi肌hada
ひきよせてもhikiyosetemo
ひきよせてもhikiyosetemo 届todoかないkanai
溶toけてゆくketeyuku無数musuuのno汗ase
心kokoroとto体karadaをwo流nagaれてゆけreteyuke
愛aiはha潜水艇sensuiteiのようにnoyouni
苦kuruしみをもぐりshimiwomoguri
激烈gekiretsuなna痛itaみがmiga
こめかみをkomekamiwo突tsuきぬけたkinuketa
時tokiはha過suぎgi
夜yoruをwo越koえe 凍kooりつくritsuku
愛aiのno海umi
深fukaくku深fukaくku 沈shizuみゆくmiyuku
堕oちてゆくchiteyuku憎nikuしみにshimini
息ikiがga絶taえるまでerumade俺oreをwo抱daけke
俺oreたちはtachiha互tagaいにini
愛aiをwo戦tatakaったtta
焼yaけke焦koげたgeta魂tamashiiはha
灰色haiiroにni立taちchi昇noboりri
とぼとぼtobotobo とぼとぼtobotobo
死shiんでゆくndeyuku
こわれたkowareta破片hahenはha 風kazeにni舞maうu
ひきhiki潮shioのうねりのnounerino中naka
ふたつのfutatsuno手首tekubiよyo
赤akaくku染soまれmare
かすかにkasukani触fuれre合aうu
力果chikarahaてたteta指先yubisaki
導michibiかれるようにkareruyouni
静shizuかにkani瞳meをwo閉toじたjita
ゆるやかなyuruyakana呼吸kokyuuはha
首kubiすじをすべりsujiwosuberi
衰弱suijakuのno闇yamiへとheto
色iroあせてゆくaseteyuku
果haてしないteshinai体気taikiのno中naka
くちkuchi果haてるまでterumade
重kasaなってゆけnatteyuke
(wow
some where)