漆黒しっこくのベールさえ
わたしは息いきを掛かけて
しばしのとき純白じゅんぱくへと
塗ぬり替かえる
ここには行ゆき惑まどう
魂たましいたちが集つどう
でもおまえはまだ
影かげさえ堕おとさずに
地獄じごくに生いきれど
母ははなる聖せいなる
わたしは浅あさましきゆえ
この身みを腐くさらせ
おまえの名なを呼よび
死しのない死しを翫もてあそぶ
痛いたみを隠かくすのは
ただひとつの悦よろこび
皮膚ひふの上うえを這はう
炎ほのおの道みちしるべ
ここでは過あやまちも
真実しんじつも埋うずもれて
曝あばかれるは
己己おのれおのれ 在あるがまま
地獄じごくの底そここそ
天上てんじょうの真上まうえ
罪つみを産うみ落おとすは愛あい
わたしを抱だくなら
おまえが生うまれてきた
秘処ばしょを塞ふさぎ犯おかせ
地獄じごくに暮くらせど
母ははなる聖せいなる
美うつくしき女おんなたちは
永劫えいごうを背負せおい
戀こいしさに縋すがり
生せいなき生せいを葬ほうむる
漆黒shikkokuのnoベbeールruさえsae
わたしはwatashiha息ikiをwo掛kaけてkete
しばしのときshibashinotoki純白junpakuへとheto
塗nuりri替kaえるeru
ここにはkokoniha行yuきki惑madoうu
魂tamashiiたちがtachiga集tsudoうu
でもおまえはまだdemoomaehamada
影kageさえsae堕oとさずにtosazuni
地獄jigokuにni生iきれどkiredo
母hahaなるnaru聖seiなるnaru
わたしはwatashiha浅asaましきゆえmashikiyue
このkono身miをwo腐kusaらせrase
おまえのomaeno名naをwo呼yoびbi
死shiのないnonai死shiをwo翫moteasoぶbu
痛itaみをmiwo隠kakuすのはsunoha
ただひとつのtadahitotsuno悦yorokoびbi
皮膚hifuのno上ueをwo這haうu
炎honooのno道michiしるべshirube
ここではkokodeha過ayamaちもchimo
真実shinjitsuもmo埋uzuもれてmorete
曝abaかれるはkareruha
己己onoreonore 在aるがままrugamama
地獄jigokuのno底sokoこそkoso
天上tenjouのno真上maue
罪tsumiをwo産uみmi落oとすはtosuha愛ai
わたしをwatashiwo抱daくならkunara
おまえがomaega生uまれてきたmaretekita
秘処basyoをwo塞fusaぎgi犯okaせse
地獄jigokuにni暮kuらせどrasedo
母hahaなるnaru聖seiなるnaru
美utsukuしきshiki女onnaたちはtachiha
永劫eigouをwo背負seoいi
戀koiしさにshisani縋sugaりri
生seiなきnaki生seiをwo葬houmuるru