午前ごぜん零時れいじ 蠢うごめく黒くろい海うみ
不意ふいに押おし寄よせた鼓動こどう
先行さきゆき暗示あんじしてるかのように
飲のみこまれてくみたい
思おもい出だすようにつぶやいた
愛あいしたいという言葉ことばが 堰せきを切きる
都合つごうのいいクズなのさ 僕ぼくは
嘘うそをつくように息いきをしていた 重かさねるほどに苦くるしくなった
指ゆびの隙間すきまにこぼれていった 膝ひざを抱だいて 少すこし泣ないたんだ
はぐれた鳥とり 群むれに戻もどり 日ひの出でに融とけてゆく
帰かえる場所ばしょがどこにも無ない そう思おもっていたいのに 何故なぜか
嘘うそをついてくれないようだ 悲かなしいほどに愛いとしくなった
僕ぼくの頬ほおにこぼれていった 美うつくしい世界せかいで
もう一日いちにち生いきてみたい そう思おもえたんだ
午前gozen零時reiji 蠢ugomeくku黒kuroいi海umi
不意fuiにni押oしshi寄yoせたseta鼓動kodou
先行sakiyuきki暗示anjiしてるかのようにshiterukanoyouni
飲noみこまれてくみたいmikomaretekumitai
思omoいi出daすようにつぶやいたsuyounitsubuyaita
愛aiしたいというshitaitoiu言葉kotobaがga 堰sekiをwo切kiるru
都合tsugouのいいnoiiクズkuzuなのさnanosa 僕bokuはha
嘘usoをつくようにwotsukuyouni息ikiをしていたwoshiteita 重kasaねるほどにneruhodoni苦kuruしくなったshikunatta
指yubiのno隙間sukimaにこぼれていったnikoboreteitta 膝hizaをwo抱daいてite 少sukoしshi泣naいたんだitanda
はぐれたhagureta鳥tori 群muれにreni戻modoりri 日hiのno出deにni融toけてゆくketeyuku
帰kaeるru場所basyoがどこにもgadokonimo無naいi そうsou思omoっていたいのにtteitainoni 何故nazeかka
嘘usoをついてくれないようだwotsuitekurenaiyouda 悲kanaしいほどにshiihodoni愛itoしくなったshikunatta
僕bokuのno頬hooにこぼれていったnikoboreteitta 美utsukuしいshii世界sekaiでde
もうmou一日ichinichi生iきてみたいkitemitai そうsou思omoえたんだetanda