目隠めかくしをされたまま、どこに行いくのかと訪たずねようと返事へんじはない。
目隠めかくしを外はずされて、その重おもい口くちを割わって言いった。
この世よの終おわりと。白しろい笑えみを浮うかべ。
そこには何なにもなかった、闇以外やみいがいは。
もう僕ぼくは二度にどと嘘うそをつけない。舌したを抜ぬかれちまったこの喉のどでは。
もう僕ぼくは二度にどとたどり着つけない。あなたのもとへは。
彼かれは言いった。過去かこなどいらない。形かたちがないのにどうしてさ?
罪つみを重かさねた僕ぼくは、その先さきに夢ゆめをみる。
そこには何なにもなかった気きがしていた。
闇やみに慣なれた目めでいま見みつめよう。
もう僕ぼくは二度にどと海うみに行いけない。きつく縛しばられちゃったこの脚あしでは。
もう僕ぼくは二度にどとたどり着つけない。あなたのもとへは。
僕ぼくらの最後さいごの言葉ことば。
「おはよう、そしてさよなら、かもめよ。また会あえるといいね」
目隠mekakuしをされたままshiwosaretamama、どこにdokoni行iくのかとkunokato訪tazuねようとneyouto返事henjiはないhanai。
目隠mekakuしをshiwo外hazuされてsarete、そのsono重omoいi口kuchiをwo割waってtte言iったtta。
このkono世yoのno終oわりとwarito。白shiroいi笑eみをmiwo浮uかべkabe。
そこにはsokoniha何naniもなかったmonakatta、闇以外yamiigaiはha。
もうmou僕bokuはha二度nidoとto嘘usoをつけないwotsukenai。舌shitaをwo抜nuかれちまったこのkarechimattakono喉nodoではdeha。
もうmou僕bokuはha二度nidoとたどりtotadori着tsuけないkenai。あなたのもとへはanatanomotoheha。
彼kareはha言iったtta。過去kakoなどいらないnadoiranai。形katachiがないのにどうしてさganainonidoushitesa?
罪tsumiをwo重kasaねたneta僕bokuはha、そのsono先sakiにni夢yumeをみるwomiru。
そこにはsokoniha何naniもなかったmonakatta気kiがしていたgashiteita。
闇yamiにni慣naれたreta目meでいまdeima見miつめようtsumeyou。
もうmou僕bokuはha二度nidoとto海umiにni行iけないkenai。きつくkitsuku縛shibaられちゃったこのrarechattakono脚ashiではdeha。
もうmou僕bokuはha二度nidoとたどりtotadori着tsuけないkenai。あなたのもとへはanatanomotoheha。
僕bokuらのrano最後saigoのno言葉kotoba。
「おはようohayou、そしてさよならsoshitesayonara、かもめよkamomeyo。またmata会aえるといいねerutoiine」