なにをさがしに
どこまでゆけば
すむというのか
男おとこの旅たびは
にげた女おんなの噂うわさを追おうて
さすらう心こころ 酒さけで割わる
答こたえあきらめ
余あまりは未練みれん
汽車きしゃよ 急いそぐな
宛あてない身みには
旅たびの灯あかりも
愛いとしいものよ
冷ひえた駅弁えきべんひろげた膝ひざに
こぼれてつもる 思おもい出でを
箸はしでひろえば
涙なみだが落おちる
世間知せけんしらずと
笑わらわれながら
好すきを通とおして
南みなみへ走はしる
汽車きしゃにあずけた
命いのちの軽かるさ
七ななつを捨すてた 人生じんせいに
残のこる一ひとつの
灯あかりをたずね
なにをさがしにnaniwosagashini
どこまでゆけばdokomadeyukeba
すむというのかsumutoiunoka
男otokoのno旅tabiはha
にげたnigeta女onnaのno噂uwasaをwo追oうてute
さすらうsasurau心kokoro 酒sakeでde割waるru
答kotaえあきらめeakirame
余amaりはriha未練miren
汽車kisyaよyo 急isoぐなguna
宛aてないtenai身miにはniha
旅tabiのno灯akaりもrimo
愛itoしいものよshiimonoyo
冷hiえたeta駅弁ekibenひろげたhirogeta膝hizaにni
こぼれてつもるkoboretetsumoru 思omoいi出deをwo
箸hashiでひろえばdehiroeba
涙namidaがga落oちるchiru
世間知sekenshiらずとrazuto
笑waraわれながらwarenagara
好suきをkiwo通tooしてshite
南minamiへhe走hashiるru
汽車kisyaにあずけたniazuketa
命inochiのno軽karuさsa
七nanaつをtsuwo捨suてたteta 人生jinseiにni
残nokoるru一hitoつのtsuno
灯akaりをたずねriwotazune