町まちから町まちへさまよう
風かぜに流ながされるようにして
人ひとはどこへいく?
僕ぼくもそのひとつになる
人ひとは時ときには冷つめたく 時ときには何なにも感かんじなくなる
それでも誰だれかの身代みがわりに犠牲ぎせいになる
そうして失うしなわれた命いのちがどこにいくのか
その人ひとの旅たびはもう終おわりになるのか
道みちから道みちへさまよう
時ときには雨あめに打うたれながら
消きえていった人ひとの
足跡あしあとを探さがしてきた
わずかな心こころさえも消きえてしまうというなら
その人ひとの居いた場所ばしょは
僕ぼくらと同おんなじ
かすかなこの気持きもちも伝つたわらないというなら
この僕ぼくが居いた場所ばしょも
ないのと同おんなじ
ありがとうという気持きもちも
さよならをする痛いたみも
覚おぼえて歩あるいてきた 空そらを見上みあげると
雲くもが高たかく渦巻うずまき
嵐あらしが来こようとしていた
幾多いくたの足跡あしあとたち
僕ぼくは追おいかけ追おい越こす
ばらばらに砕くだけてもその向むこう側がわへ
終おわりが訪おとずれ今いま
僕ぼくの生命いのちが始はじまる
あたたかな水みずの中なかで身みをまるめていた
町machiからkara町machiへさまようhesamayou
風kazeにni流nagaされるようにしてsareruyounishite
人hitoはどこへいくhadokoheiku?
僕bokuもそのひとつになるmosonohitotsuninaru
人hitoはha時tokiにはniha冷tsumeたくtaku 時tokiにはniha何naniもmo感kanじなくなるjinakunaru
それでもsoredemo誰dareかのkano身代migaわりにwarini犠牲giseiになるninaru
そうしてsoushite失ushinaわれたwareta命inochiがどこにいくのかgadokoniikunoka
そのsono人hitoのno旅tabiはもうhamou終oわりになるのかwarininarunoka
道michiからkara道michiへさまようhesamayou
時tokiにはniha雨ameにni打uたれながらtarenagara
消kiえていったeteitta人hitoのno
足跡ashiatoをwo探sagaしてきたshitekita
わずかなwazukana心kokoroさえもsaemo消kiえてしまうというならeteshimautoiunara
そのsono人hitoのno居iたta場所basyoはha
僕bokuらとrato同onnaじji
かすかなこのkasukanakono気持kimoちもchimo伝tsutaわらないというならwaranaitoiunara
このkono僕bokuがga居iたta場所basyoもmo
ないのとnainoto同onnaじji
ありがとうというarigatoutoiu気持kimoちもchimo
さよならをするsayonarawosuru痛itaみもmimo
覚oboえてete歩aruいてきたitekita 空soraをwo見上miaげるとgeruto
雲kumoがga高takaくku渦巻uzumaきki
嵐arashiがga来koようとしていたyoutoshiteita
幾多ikutaのno足跡ashiatoたちtachi
僕bokuはha追oいかけikake追oいi越koすsu
ばらばらにbarabarani砕kudaけてもそのketemosono向muこうkou側gawaへhe
終oわりがwariga訪otozuれre今ima
僕bokuのno生命inochiがga始hajiまるmaru
あたたかなatatakana水mizuのno中nakaでde身miをまるめていたwomarumeteita