呼吸こきゅうを 深ふかく 繰くり返かえして
心こころの奥おく 深ふかく 沈しずめてゆく 深ふかく深ふかく
今いまは忘わすれたくて
瞼まぶたの裏うらに 見みえる景色けしき
暗くらく蒼あおく 続つづく 遠とおく遠とおく
誰だれもが望のぞむ永遠えいえんは 次第しだいに削けずられ
戻もどらぬ時ときよ安やすらかに 安やすらかに
例たとえば、真昼まひるの月つきの様ように
ゆるりと流ながれる水みずの様ように
虚むなしく 響ひびく 音おとと声こえと
ただ空気くうきを 震ふるう 薄うすく薄うすく
表おもてか裏うらかその顔かおは 見みえることは無なく
言葉鋭ことばするどく突つき刺ささる 突つき刺ささる
例たとえば、冷つめたい針はりの様ように
静しずかに心こころをえぐる様ように
満みたされないその代かわりに ひとつ望のぞむもの
少すこしばかりの優やさしさを 優やさしさを
例たとえば、微かすかな風かぜの様ように
名なも知しらぬ星ほしが光ひかる様ように
例たとえば、それを愛あいと呼よぶなら 私わたしは愛あいして欲ほしい-。
呼吸kokyuuをwo 深fukaくku 繰kuりri返kaeしてshite
心kokoroのno奥oku 深fukaくku 沈shizuめてゆくmeteyuku 深fukaくku深fukaくku
今imaはha忘wasuれたくてretakute
瞼mabutaのno裏uraにni 見miえるeru景色keshiki
暗kuraくku蒼aoくku 続tsuduくku 遠tooくku遠tooくku
誰dareもがmoga望nozoむmu永遠eienはha 次第shidaiにni削kezuられrare
戻modoらぬranu時tokiよyo安yasuらかにrakani 安yasuらかにrakani
例tatoえばeba、真昼mahiruのno月tsukiのno様youにni
ゆるりとyururito流nagaれるreru水mizuのno様youにni
虚munaしくshiku 響hibiくku 音otoとto声koeとto
ただtada空気kuukiをwo 震furuうu 薄usuくku薄usuくku
表omoteかka裏uraかそのkasono顔kaoはha 見miえることはerukotoha無naくku
言葉鋭kotobasurudoくku突tsuきki刺saさるsaru 突tsuきki刺saさるsaru
例tatoえばeba、冷tsumeたいtai針hariのno様youにni
静shizuかにkani心kokoroをえぐるwoeguru様youにni
満miたされないそのtasarenaisono代kaわりにwarini ひとつhitotsu望nozoむものmumono
少sukoしばかりのshibakarino優yasaしさをshisawo 優yasaしさをshisawo
例tatoえばeba、微kasuかなkana風kazeのno様youにni
名naもmo知shiらぬranu星hoshiがga光hikaるru様youにni
例tatoえばeba、それをsorewo愛aiとto呼yoぶならbunara 私watashiはha愛aiしてshite欲hoしいshii-。