婦系図の唄(湯島の白梅 歌詞
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お蔦つた主税ちからの 心意気こころいき
知しるや白梅しらうめ 玉垣たまがきに
のこる二人ふたりの 影法師かげぼうし
忘わすれられよか 筒井筒つついづつ
岸きしの柳やなぎの 縁えんむすび
かたい契ちぎりを 義理ぎりゆえに
水みずに流ながすも 江戸えど育そだち
青あおい瓦斯がす灯とう 境内けいだいを
出でれば本郷ほんごう 切通きりどおし
あかぬ別わかれの 中空なかぞらに
鐘かねは墨絵すみえの 上野山うえのやま
馬骨
2023/01/08 04:16
1942年(昭和17年)の小畑の歌を美空がカバーしているのである・・聞いてみると、小畑の甘い歌い方に対して、かなりお蔦主税の緊迫感を出した歌い方である・・恐らく小畑は古い時代の駒込の師匠を思い浮かべて主税の苦哀を歌ったのではないかと思う・・それに対して美空は捨てられるお蔦の立場を考えて唄ったのではないかと想像する・・これは私見あくまで私の感想で、見当違いかどうか分からないが、歌をそういう形で聞くのも自分なりには楽しみである・・