夢破れて 歌詞 長渕剛 ふりがな付

真冬まふゆの窓まどをたたく小枝こえだに 最後さいごの一葉ひとはがしがみついてる
こんな男おとこになるはずじゃなかったと お前まえはため息いき 荷造にづくり始はじめた

いつもふるさとを遠とおざけたまま 熱あつい野心やしんを語かたった 俺おれたち
ひと息いきに飲のめない 飲のみほせない 想おもい出でゆらせば 枯葉かれはもゆれる

あと5分ふんも 待まてば 誰だれかに会あえる そんな場所ばしょさえ 作つくれなかった
ふたつの恋こいをして ふたつの傷きずを胸むねに やりきれないほど ついていなかったな

さよならを告つげたい あの娘この 住所じゅうしょを俺おれのポケットに押おし込こむお前まえ
本当ほんとうの友ともだちに できることの全すべてが これだけなんて 悲かなしいぜ

淋さびしさゆらゆら 夢ゆめ破やぶれ ゆらゆら
むなしさゆらゆら 夢ゆめ破やぶれて ゆられて

誰だれも彼かれもが 何なんとなく 信しんじられなくて 迷まよい疑うたがい日々ひびをめくった
覚おぼえたことと言いえば 臆病おくびょうになることと 年老としおいた親おやをだますことくらい

切符きっぷ一枚いちまいにぎりしめ 別わかれの時間じかんをお前まえが行いく
「元気げんきでいろよ」とお前まえの瞳ひとみには 意地いじになれる若わかさも消きえはてていた

そしてこの俺おれはと言いえば いつものように 何なにもなかった顔かおで
しめっぽいドラマを背せにして ひとりぼっちの恐こわさをかみしめたんだ

勝かつか負まけるか ただそれだけさ 人生じんせいのシナリオなど破やぶり捨すてろ
誤あやまちに ひきずられかたむいたまま 生いきたりするなよ たかが男おとこさ

淋さびしさゆらゆら 夢ゆめ破やぶれ ゆらゆら
むなしさゆらゆら 夢ゆめ破やぶれて ゆられて
夢ゆめ破やぶれて ゆられて