細ほそくのびた影かげが 夕映ゆうばえに 焼やかれては消きえてゆく
ふたり寄より添そっても 言葉ことばだけ途切とぎれそうで
繋つないだ手てのひらに 伝つたわる熱ねつが
瞳ひとみの中なかで溢あふれた
目めを閉とじて 抱だき合あって 声こえも発だせずに
壊こわれない 想おもいだけを 欲ほしがるから
離はなれては また近ちかづく 鼓動こどうの淵ふちで
降ふりそそぐ 君きみに濡ぬれて 眠ねむろう
白しろく滲にじんでゆく 吐息といきまで 滑すべるように堕おちるから
星ほしのない夜空よぞらを 今いまはただ 見上みあげてるの
カタチのない何なにかを 埋うめるだけなら
僕ぼくじゃなくても良よかった?
揺ゆれないで 側そばにいて 震ふるえる夜よるは
色褪いろあせた 思おもい出でだけ 掻かき集あつめて
瞬まばたきは 砂すなの様ように 指ゆびの隙間すきまを
音おともなく こぼれ風かぜがさらうよ
触ふれる度たび感かんじていた サヨナラの意味いみとその理由りゆうを
目めを閉とじて 抱だき合あって 声こえも発はっせずに
壊こわれない 想おもいだけを 欲ほしがるから
離はなれては また近ちかづく 鼓動こどうの淵ふちで
降ふりそそぐ 君きみに濡ぬれて
逢あいたくて 逢あえなくて 儚はかなく燃もえて
面影おもかげは まだ静しずかに 愛あいを呼よぶけど
もつれ合あい この千切ちぎれる 胸むねの痛いたみと
遠とおざかる あの日ひはもう 還かえらない
細hosoくのびたkunobita影kageがga 夕映yuubaえにeni 焼yaかれてはkareteha消kiえてゆくeteyuku
ふたりfutari寄yoりri添soってもttemo 言葉kotobaだけdake途切togiれそうでresoude
繋tsunaいだida手teのひらにnohirani 伝tsutaわるwaru熱netsuがga
瞳hitomiのno中nakaでde溢afuれたreta
目meをwo閉toじてjite 抱daきki合aってtte 声koeもmo発daせずにsezuni
壊kowaれないrenai 想omoいだけをidakewo 欲hoしがるからshigarukara
離hanaれてはreteha またmata近chikaづくduku 鼓動kodouのno淵fuchiでde
降fuりそそぐrisosogu 君kimiにni濡nuれてrete 眠nemuろうrou
白shiroくku滲nijiんでゆくndeyuku 吐息toikiまでmade 滑subeるようにruyouni堕oちるからchirukara
星hoshiのないnonai夜空yozoraをwo 今imaはただhatada 見上miaげてるのgeteruno
カタチkatachiのないnonai何naniかをkawo 埋uめるだけならmerudakenara
僕bokuじゃなくてもjanakutemo良yoかったkatta?
揺yuれないでrenaide 側sobaにいてniite 震furuえるeru夜yoruはha
色褪iroaせたseta 思omoいi出deだけdake 掻kaきki集atsuめてmete
瞬mabataきはkiha 砂sunaのno様youにni 指yubiのno隙間sukimaをwo
音otoもなくmonaku こぼれkobore風kazeがさらうよgasarauyo
触fuれるreru度tabi感kanじていたjiteita サヨナラsayonaraのno意味imiとそのtosono理由riyuuをwo
目meをwo閉toじてjite 抱daきki合aってtte 声koeもmo発haxtuせずにsezuni
壊kowaれないrenai 想omoいだけをidakewo 欲hoしがるからshigarukara
離hanaれてはreteha またmata近chikaづくduku 鼓動kodouのno淵fuchiでde
降fuりそそぐrisosogu 君kimiにni濡nuれてrete
逢aいたくてitakute 逢aえなくてenakute 儚hakanaくku燃moえてete
面影omokageはha まだmada静shizuかにkani 愛aiをwo呼yoぶけどbukedo
もつれmotsure合aいi このkono千切chigiれるreru 胸muneのno痛itaみとmito
遠tooざかるzakaru あのano日hiはもうhamou 還kaeらないranai