鳥になって 歌詞 中島みゆき ふりがな付

愛あいした人ひとの数かずだけ 愛あいされる人ひとはいない
落おち葉ばの積つもる窓辺まどべはいつも
同おなじ場所ばしょと限かぎるもの
あなたがとうに昔むかしを忘わすれたと思おもっていた
窓まどにうつった 私わたしの影かげは
とても だれかに似にていた

眠ねむり薬ぐすりをください 私わたしにも
子供こどもの国くにへ 帰かえれるくらい
あなたのことも 私わたしのことも
思おもい出だせなくなりたい

流ながれる心こころまかせて 波なみにオールを離はなせば
悲かなしいだけの答こたえが見みえる
すれ違ちがう舟ふねが見みえる
誰だれも 眠ねむりの中なかまで 嘘うそを持もってはゆけない
眠ねむる額ひたいに 頬ほお寄よせたとき
あなたは 彼女かのじょを呼よんだ

眠ねむり薬ぐすりをください 私わたしにも
子供こどもの国くにへ 帰かえれるくらい
私わたしは早はやく ここを去さりたい
できるなら 鳥とりになって

眠ねむり薬ぐすりをください 私わたしにも
子供こどもの国くにへ 帰かえれるくらい
私わたしは早はやく ここを去さりたい
できるなら 鳥とりになって

私わたしは早はやく ここを去さりたい
できるなら 鳥とりになって