幾重いくえにも着重きかさねて 色いろづく夏なつに
嵐あらしに散ちる花はなの 今宵こよいのしどけなさ
歌うたうは海猫うみねこか 波なみの霧笛むてきか
何処いずこへ流ながれ着つく 月夜つきよのさがり花ばな
どうせいつものように 夜明よあけを前まえに
ひとり枝えだを離はなれて 涙なみだに濡ぬれるだけ
笑わらうは月桃げっとうか テッポウ百合ゆりか
水面みなもに咲さく花火はなび 一夜ひとよのさがり花ばな
歌うたうは夏至南風カーチベーか 海人あまの小舟おぶねか
銀河ぎんがを流ながれゆく 一夜ひとよのさがり花ばな
何処いずこへ流ながれ着つく 一夜ひとよのさがり花ばな
幾重ikueにもnimo着重kikasaねてnete 色iroづくduku夏natsuにni
嵐arashiにni散chiるru花hanaのno 今宵koyoiのしどけなさnoshidokenasa
歌utaうはuha海猫uminekoかka 波namiのno霧笛mutekiかka
何処izukoへhe流nagaれre着tsuくku 月夜tsukiyoのさがりnosagari花bana
どうせいつものようにdouseitsumonoyouni 夜明yoaけをkewo前maeにni
ひとりhitori枝edaをwo離hanaれてrete 涙namidaにni濡nuれるだけrerudake
笑waraうはuha月桃gettouかka テッポウteppou百合yuriかka
水面minamoにni咲saくku花火hanabi 一夜hitoyoのさがりnosagari花bana
歌utaうはuha夏至南風kâchibêかka 海人amaのno小舟obuneかka
銀河gingaをwo流nagaれゆくreyuku 一夜hitoyoのさがりnosagari花bana
何処izukoへhe流nagaれre着tsuくku 一夜hitoyoのさがりnosagari花bana