ゆうらりと山際やまぎわに のぼり来くる十三夜じゅうさんや
薄絹うすぎぬをまとふ如ごとく 銀色しろがねに光ひかり降ふる
風かぜも無なき雲路くもじに 静静しずしず心細こころぼそく
思おもひ出での縁取ふちどりの ほつれゆく音おとのあはれ
ふるさとは既すでに遠とおく 日ひぐれて尚なお 道みち遠とおし
たおやかな 月つきの光ひかりに 知しらず知しらず涙なみだ零こぼる
未いまだ見みず流星りゅうせいの 落おちゆく 昊そらの涯はて
独ひとり寝ねの窓辺まどべに聴きく 君きみを恋こうる歌うた
オルフェウス 或あるいはセレネの母はは ティアの形見かたみ
一年いちねんに4センチ 遠とおざかりゆく恋こい
ふるさとは遙はるか遠どおく 日ひぐれて尚なお 道みち遠とおし
振ふり向むけば かくも長ながき 迷まよい道みちに 人ひとも絶ぜっへ
君きみ知しるや言ことの葉はに 尽つきせぬ恋こいの行方ゆくえ
ゆうらりと山際やまぎわに のぼり来くる十三夜じゅうさんや
ゆうらりとyuurarito山際yamagiwaにni のぼりnobori来kuるru十三夜juusanya
薄絹usuginuをまとふwomatofu如gotoくku 銀色shiroganeにni光hikari降fuるru
風kazeもmo無naきki雲路kumojiにni 静静shizushizu心細kokorobosoくku
思omoひhi出deのno縁取fuchidoりのrino ほつれゆくhotsureyuku音otoのあはれnoahare
ふるさとはfurusatoha既sudeにni遠tooくku 日hiぐれてgurete尚nao 道michi遠tooしshi
たおやかなtaoyakana 月tsukiのno光hikariにni 知shiらずrazu知shiらずrazu涙namida零koboるru
未imaだda見miずzu流星ryuuseiのno 落oちゆくchiyuku 昊soraのno涯hate
独hitoりri寝neのno窓辺madobeにni聴kiくku 君kimiをwo恋koうるuru歌uta
オルフェウスorufeusu 或aruいはihaセレネsereneのno母haha ティアtiaのno形見katami
一年ichinenにni4センチsenchi 遠tooざかりゆくzakariyuku恋koi
ふるさとはfurusatoha遙haruかka遠dooくku 日hiぐれてgurete尚nao 道michi遠tooしshi
振fuりri向muけばkeba かくもkakumo長nagaきki 迷mayoいi道michiにni 人hitoもmo絶zextuへhe
君kimi知shiるやruya言kotoのno葉haにni 尽tsuきせぬkisenu恋koiのno行方yukue
ゆうらりとyuurarito山際yamagiwaにni のぼりnobori来kuるru十三夜juusanya