潮しおの香かおりのする 港みなとの酒場さかば
ワニ皮がわベルトに雪駄せったをつっかけて
フラリ顔出かおだしした中野なかの船長せんちょう
あんたと初はじめて逢あった気きがせず
盃さかずき交かわせば もう飲のみ仲間なかま
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
海うみの話はなしを聞きかせておくれ
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
十九じゅうくの嫁よめさん残のこしたまんま
三陸さんりく沖おきであいつの船ふねが
沈しずんだ夜よるは泣なき明あかした
海うみじゃつらい事ことなどないが
こいつはこたえた この俺おれだって
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
海うみの話はなしを聞きかせておくれ
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
海うみに線せん引ひく バカが多おおくて
近頃ちかごろ海うみが狭せまくなったぜ
16トンの俺おれらの船ふねに
あんたも おいでよ身みにしむはずさ
海うみの広ひろさと潮しおの香かおりが
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
今夜こんやははしゃいで 飲のみ明あかそうぜ
中野なかの船長せんちょう ホラ もう一盃いっぱい
潮shioのno香kaoりのするrinosuru 港minatoのno酒場sakaba
ワニwani皮gawaベルトberutoにni雪駄settaをつっかけてwotsukkakete
フラリfurari顔出kaodashiしたshita中野nakano船長senchou
あんたとantato初hajiめてmete逢aったtta気kiがせずgasezu
盃sakazuki交kaわせばwaseba もうmou飲noみmi仲間nakama
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai
海umiのno話hanashiをwo聞kiかせておくれkaseteokure
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai
十九juukuのno嫁yomeさんsan残nokoしたまんまshitamanma
三陸sanriku沖okiであいつのdeaitsuno船funeがga
沈shizuんだnda夜yoruはha泣naきki明aかしたkashita
海umiじゃつらいjatsurai事kotoなどないがnadonaiga
こいつはこたえたkoitsuhakotaeta このkono俺oreだってdatte
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai
海umiのno話hanashiをwo聞kiかせておくれkaseteokure
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai
海umiにni線sen引hiくku バカbakaがga多ooくてkute
近頃chikagoro海umiがga狭semaくなったぜkunattaze
16トンtonのno俺oreらのrano船funeにni
あんたもantamo おいでよoideyo身miにしむはずさnishimuhazusa
海umiのno広hiroさとsato潮shioのno香kaoりがriga
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai
今夜konyaははしゃいでhahasyaide 飲noみmi明aかそうぜkasouze
中野nakano船長senchou ホラhora もうmou一盃ippai