鳥とりはじぶんを鳥とりとは知しらず
空そらを見みつめて 飛とばずにいられない
花はなはなんの花はなかわが名なも知しらず
春はるになったら 咲さかずにいられない
私わたしはせっかく人ひとに生うまれて
恋こいをせずにはいられなかった
こんな悲かなしい顔かおするために
人ひとに生うまれてきたわけじゃない
流ながれる水みずに魚さかなが泳およぐ
行方ゆくえも知しらずに 遊あそび続つづけてる
川かわは流ながれてどこへゆくのか
何なにも知しらずに海うみへと急いそいでる
私わたしはせっかく人ひとに生うまれて
あなたと知しり合あい迷まよってばかり
海うみを知しらずに川かわは走はしるけど
あなた見みつめて私わたしは石いしのよう
私わたしはせっかく人ひとに生うまれて
鳥とりや花はななど羨うらやむものか
私わたしは私わたしになるために
人ひとに生うまれてきたのです
鳥toriはじぶんをhajibunwo鳥toriとはtoha知shiらずrazu
空soraをwo見miつめてtsumete 飛toばずにいられないbazuniirarenai
花hanaはなんのhananno花hanaかわがkawaga名naもmo知shiらずrazu
春haruになったらninattara 咲saかずにいられないkazuniirarenai
私watashiはせっかくhasekkaku人hitoにni生uまれてmarete
恋koiをせずにはいられなかったwosezunihairarenakatta
こんなkonna悲kanaしいshii顔kaoするためにsurutameni
人hitoにni生uまれてきたわけじゃないmaretekitawakejanai
流nagaれるreru水mizuにni魚sakanaがga泳oyoぐgu
行方yukueもmo知shiらずにrazuni 遊asoびbi続tsuduけてるketeru
川kawaはha流nagaれてどこへゆくのかretedokoheyukunoka
何naniもmo知shiらずにrazuni海umiへとheto急isoいでるideru
私watashiはせっかくhasekkaku人hitoにni生uまれてmarete
あなたとanatato知shiりri合aいi迷mayoってばかりttebakari
海umiをwo知shiらずにrazuni川kawaはha走hashiるけどrukedo
あなたanata見miつめてtsumete私watashiはha石ishiのようnoyou
私watashiはせっかくhasekkaku人hitoにni生uまれてmarete
鳥toriやya花hanaなどnado羨urayaむものかmumonoka
私watashiはha私watashiになるためにninarutameni
人hitoにni生uまれてきたのですmaretekitanodesu