汽車きしゃに乗のる時ときに 俺おれの肩かたに手てをのせて
たったひとこと 大丈夫だいじょうぶよ と言いっただけだ
それで別わかれた 窓まどにゆれた あの子この
白しろい手袋てぶくろが やけに目めにうかぶ
こわい東京とうきょうで どんな仕事しごとしてるのか
気きにはなったが 大丈夫だいじょうぶか と訊きいただけだ
それで帰かえした おさな顔がおも いとしく
ぬれた眸ひとみのそこに 嘘うそはない筈はずだ
いのちある限かぎり 通かようこころ変かわらぬと
誓ちかい交かわした 大丈夫だいじょうぶだ と 俺おれは思おもう
それでいいのだ 遠とおく消きえた あの子この
白しろい手袋てぶくろが 胸むねにまた匂におう
汽車kisyaにni乗noるru時tokiにni 俺oreのno肩kataにni手teをのせてwonosete
たったひとことtattahitokoto 大丈夫daijoubuよyo とto言iっただけだttadakeda
それでsorede別wakaれたreta 窓madoにゆれたniyureta あのano子koのno
白shiroいi手袋tebukuroがga やけにyakeni目meにうかぶniukabu
こわいkowai東京toukyouでde どんなdonna仕事shigotoしてるのかshiterunoka
気kiにはなったがnihanattaga 大丈夫daijoubuかka とto訊kiいただけだitadakeda
それでsorede帰kaeしたshita おさなosana顔gaoもmo いとしくitoshiku
ぬれたnureta眸hitomiのそこにnosokoni 嘘usoはないhanai筈hazuだda
いのちあるinochiaru限kagiりri 通kayoうこころukokoro変kaわらぬとwaranuto
誓chikaいi交kawaしたshita 大丈夫daijoubuだda とto 俺oreはha思omoうu
それでいいのだsoredeiinoda 遠tooくku消kiえたeta あのano子koのno
白shiroいi手袋tebukuroがga 胸muneにまたnimata匂nioうu