夏のモノローグ 歌詞 山崎まさよし ふりがな付

日ひが傾かたむいて街灯がいとう達たちが 黄昏たそがれに気きがつく
ためらうように家路いえじにつく まばらな影かげ
あの踏切ふみきりを横切よこぎる風かぜが 君きみを思おもい出ださせる
急行列車きゅうこうれっしゃが駆かけ抜ぬけて 途切とぎれてく甘あまい記憶きおく

望のぞんだことのどれだけを 夏なつの終おわりに置おいてきたんだろう
きっと君きみは涙なみだ隠かくしてた
いつかのモノローグが 波なみに漂ただよってる

ビルの姿すがたが夜よるにまぎれて 浮うかび上あがる窓まどに
何気なにげなく過すごしたあの日々ひびを ガラにもなく映うつしている

サヨナラも言いえないままで 時ときの流ながれに身みを任まかせている
僕ぼくはまだ言葉ことば捜さがしてる
夏なつのモノクロームに

西にしの空そらの夜間飛行やかんひこう 星ほしを結むすんでく
遠とおくで待まつ人ひとの願ねがいを 一ひとつずつ数かぞえるように

影かげをのばした夕暮ゆうぐれに 僕ぼくらは何処どこを見みつめたんだろう
越こえられなかった道みちがある
かけがえのない時ときの中なか 大切たいせつなこと言いいそびれている
無なくして気付きづく想おもいがある

いつかのモノローグが 波なみに漂ただよってる
君きみへのモノローグが