不自由ふじゆうなど無ないけど
決けっして満みたされない
ただ繰くり返かえしている
色褪いろあせた毎日まいにちで
ふと見上みあげれば菩提樹ぼだいじゅに
紅あかい欲望よくぼう見みえた
揺ゆれる果実かじつから漂ただよう香かおりは
人ひとを惑まどわし終末しゅうまつへと誘さそう
罪人ざいにんの声こえは届とどくはずもない
遥はるか彼方かなたで息いき絶たえている
その実みを口くちにしたら
新あたらしい世界せかいが見みえた
徐々じょじょに蝕むしばまれていく
体からだ、そして心こころが
揺ゆれる果実かじつから私わたしを食たべてと
声こえが聞きこえる 償つぐなうべき定さだめか
罪つみ押おし付つけられこの世よに生うまれた
今いまの時代じだいに何なにを求もとめて
紅あかく 紅あかく 菩提樹ぼだいじゅの木きが燃もえる
これ以上いじょう悲かなしみの種たね 撒まかぬ様ようにと
決別けつべつした過去かこと炎ほのお
また果実かじつは嗤わらう
不自由fujiyuuなどnado無naいけどikedo
決kextuしてshite満miたされないtasarenai
ただtada繰kuりri返kaeしているshiteiru
色褪iroaせたseta毎日mainichiでde
ふとfuto見上miaげればgereba菩提樹bodaijuにni
紅akaいi欲望yokubou見miえたeta
揺yuれるreru果実kajitsuからkara漂tadayoうu香kaoりはriha
人hitoをwo惑madoわしwashi終末syuumatsuへとheto誘sasoうu
罪人zaininのno声koeはha届todoくはずもないkuhazumonai
遥haruかka彼方kanataでde息iki絶taえているeteiru
そのsono実miをwo口kuchiにしたらnishitara
新ataraしいshii世界sekaiがga見miえたeta
徐々jojoにni蝕mushibaまれていくmareteiku
体karada、そしてsoshite心kokoroがga
揺yuれるreru果実kajitsuからkara私watashiをwo食taべてとbeteto
声koeがga聞kiこえるkoeru 償tsugunaうべきubeki定sadaめかmeka
罪tsumi押oしshi付tsuけられこのkerarekono世yoにni生uまれたmareta
今imaのno時代jidaiにni何naniをwo求motoめてmete
紅akaくku 紅akaくku 菩提樹bodaijuのno木kiがga燃moえるeru
これkore以上ijou悲kanaしみのshimino種tane 撒maかぬkanu様youにとnito
決別ketsubetsuしたshita過去kakoとto炎honoo
またmata果実kajitsuはha嗤waraうu