初恋草紙 歌詞 山口百恵 ふりがな付

口紅くちべにだけはさしましょう
冬ふゆの光ひかりが集あつまるよう
想おもい出だすたび眼めを伏ふせる
肌はだにくいこむあなたの言葉ことば
あなたの言葉ことば
さよならたけのとおり道みち
実みのらぬものと姿すがたを変かえて
私わたしの恋こいが 今いま 駆かけてゆきます

口紅くちべにさえも裏切うらぎって
ひと色変いろがわり筆ふでにのる
あなたの頬ほおは大人おとなびて
別わかれの重おもさで刻きざまれていた
刻きざまれていた
想おもい出でゆえにかえり道みち
蕾つぼみのままに命いのちを移うつし
私わたしの恋こいが 今いま 散ちってゆきます

赤あかい実みに針はり刺さすように
唇くちびるかめば面影おもかげはじけ
揺ゆらぐ別わかれを背せにうけた
あの日ひの人ひとがあとずさりする
あとずさりする
恥はじらいばかりまわり道みち
傷きずつくものと言葉ことばで遊あそび
私わたしの恋こいが 今いま 消きえてゆきます
傷きずつくものと言葉ことばで遊あそび
私わたしの恋こいが 今いま 消きえてゆきます