かなかな鳴ないてるひぐらしが
心こころにしみこむ昼下ひるさがり
信濃路しなのじ 梓川あずさがわ ひとり旅たび
竹籠たけかごを 背負せおったおばさんが
日ひやけした顔かおをほころばせ 話はなしかける
ふと浮うかぶやさしい あのひとの顔かお
短みじかい夏なつの日ひおしむよに
コスモス垣根かきねに もたれてる
信濃路しなのじ 梓川あずさがわ ひとり旅たび
笹舟ささぶねを流ながして届とどくなら
私わたしにも想おもい届とどけたいひとが ひとり
ふと浮うかぶやさしい あのひとの顔かお
緑みどりの風かぜ吹ふく縁側えんがわに
古ふるびた時計とけいが刻ときをうつ
信濃路しなのじ 梓川あずさがわ ひとり旅たび
いつの日ひか ふたりで来きませんか
絵葉書えはがきに書かいておくります 恋こいごころ
ふと浮うかぶやさしい あのひとの顔かお
かなかなkanakana鳴naいてるひぐらしがiteruhigurashiga
心kokoroにしみこむnishimikomu昼下hirusagaりri
信濃路shinanoji 梓川azusagawa ひとりhitori旅tabi
竹籠takekagoをwo 背負seoったおばさんがttaobasanga
日hiやけしたyakeshita顔kaoをほころばせwohokorobase 話hanaしかけるshikakeru
ふとfuto浮ukaぶやさしいbuyasashii あのひとのanohitono顔kao
短mijikaいi夏natsuのno日hiおしむよにoshimuyoni
コスモスkosumosu垣根kakineにni もたれてるmotareteru
信濃路shinanoji 梓川azusagawa ひとりhitori旅tabi
笹舟sasabuneをwo流nagaしてshite届todoくならkunara
私watashiにもnimo想omoいi届todoけたいひとがketaihitoga ひとりhitori
ふとfuto浮ukaぶやさしいbuyasashii あのひとのanohitono顔kao
緑midoriのno風kaze吹fuくku縁側engawaにni
古furuびたbita時計tokeiがga刻tokiをうつwoutsu
信濃路shinanoji 梓川azusagawa ひとりhitori旅tabi
いつのitsuno日hiかka ふたりでfutaride来kiませんかmasenka
絵葉書ehagakiにni書kaいておくりますiteokurimasu 恋koiごころgokoro
ふとfuto浮ukaぶやさしいbuyasashii あのひとのanohitono顔kao