東横線 歌詞 辛島美登里 ふりがな付

考かんがえていたよりも別わかれは簡単かんたんだった
あなたの指ゆびを見みつめていた 瞳ひとみの奥おくに刻きざみこんだ
おそろいの腕時計うでどけい 薄うすまってゆくアイスティ
暗くらくなる前まえにもう一度いちど 並ならんで歩あるいて

さらさらと あなたは私わたしを忘わすれる
さらさらと 幸しあわせにできずごめん、とあきらめた
女おんなの気持きもちを 何なんにもしらずに

人波ひとなみに押おされながら吊革つりかわにつかまる時とき
似にた手てを見みる度たび思おもい出だす 寂さびしさはいつ消きえるだろう?
変かわってく愛情あいじょうを あなたが認みとめなくても
好すきだから先さきに気付きづいたの 泣なかせないで、もう

さらさらと 多摩川たまがわ越こえたらもうすぐ
さらさらと やっと慣なれた頃ころ 別わかれがやってくる
失うしなったものは 恋こいだけじゃないの

あなたの街まちに停とまらない電車でんしゃに乗のる

本当ほんとうに私わたしを愛あいしていたなら
行いかないで このままにしないで
さらさらと あなたは私わたしを忘わすれる
さらさらと あきらめてゆくの

女おんなの気持きもちを 何なんにもしらずに...