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関西には魔銃ドナーKIXを演じきれるアイドルがいる!【11/20公演 UtaTenレポート】


「アイドルが銃や剣を持ち、舞台上で立ち回りをする舞台」

今あなたが感じた安直な先入観を超える舞台がある。
いま大阪で公演されている『魔銃ドナーKIX』だ。

ストーリーは人間と吸血鬼(バイツ)との争いが中心に演じられる。
それぞれの陣営に分かれたメンバーが対立をしながら、アクションを展開していく。
自身の目的を成し遂げようとするには、当然それを遮る者が登場する。しかし、その遮る者も自身の正義を貫いているだけなのだ。
バイツと人間との関係性を、伝説をベースにするだけではなく、吸血鬼の悲哀と奥底に隠れる相手への思いやりまでを巧みに物語に織り込んでいる展開は、観客に現実社会での他人の関係を諭していく。
ただ難解な空想物語にしないよう、バチカン・厚生労働省など、実際の機関を名乗らせながらも、剣が持つ魔力とその持ち主との主従関係といった親しみのある現象も登場させ、アニメやRPG好きの観客にもしっかり訴えるストーリーは見事だ。

演じている女優の多くは、日頃はアイドルとして歌い・踊っているメンバー。
舞台については、経験の浅い人も多いだろうし、練習時間も限られていたことだろう。
しかし、そんな言い訳など必要の無いくらいの出来映えを彼女たちは魅せてくれた。




前田みさきは、最初から最後まで存在感たっぷり。主役級なので台詞やアクションも多いが、舞台を確実にコントロールしていた。

Misakiは、ハードな動きもありしっとりとした芝居もあり、感情の使い分けを上手に演じていた。

竹下絵莉は、記者会見のキャラそのままに舞台をかけまわり、存在感をしっかりと出していた。

新井ゆうこは、役どころのはまり具合もあり、緩やかな間をストーリーの流れに提供した。





小寺真理は、抜群の存在感と役どころで、心地よい緊張感を客先に張り巡らせた。

黒原優梨は、難しい役どころをテンションを維持したまま、そしてキレイに、演じきった。

八木沙季は、長い台詞を完璧に話しただけでなく、個性的な知的キャラを自分のものにしていた。
うぱぎは、まんじゅうと言われ「まんじゅうじゃないよ!」と嘆いていた。


他にも書きたい事は沢山あるが、まずはこの舞台をしっかりと観て欲しい。



●作品紹介
「魔銃ドナーKIX」

●あらすじ
千年王国を夢見て、優秀な人間を仲間にする旅を続けるバイツ(吸血鬼)・彼岸子(かのこ)は、映画で見た女優、桜子を気に入り、日本にやってくる。厚生省異端審問課はバチカンから情報を受け取り、桜子の元にドナー・神酒(みき)を差し向ける。

桜子を探し出し、千年王国の夢を説く彼岸子。桜子を保護し、彼岸子たちを狩る神酒。
彼岸子の理想を許さないバイツの貴族種、ハイネ。さらに、バイツを根絶やしにするためなら人間すら犠牲にする、バチカンから派遣された戦士コートニー。桜子を巡る戦いは混戦の様相を呈する。

それぞれの思いをかけて戦う少女たちの運命を巡る物語。


キャスト
御船彼岸子:前田みさき
浅倉神酒:Misaki(Dancing Dolls)
吾妻レイカ:福井柑奈(ポンバシwktkメイツ)
ハイネ・アドラー:松尾琴菜(Miniture Garden)
坂上桜子:小寺真理(吉本新喜劇)
浅倉玉串:笠松実夕(FunXFam)
坂上向日葵:新井ゆうこ
雪村りお:田口彩花
秋津ゆらら:池田胡桃(FunXFam)
遠野ゆうき:竹下絵莉(天空音パレード)
エリー:木村玲子

コートニー:黒原優梨・冨田亜紗子(変則出演)

セイラ:児島真理奈(ミライスカート)・八木沙季(Lovelys!!!!)

バトラエル:三ノ宮ちか(Especia)・金城真央

光組 
香住更紗:和田明日香
深瀬やよい:中野陽日(Obento Idole)
君島えり:古妻朋瑛(インフローレ女学院)
ミユート:佐藤玲奈(天空音パレード)
ラムエル/バイツA:星あやめ
ヘメラ/バイツB:藤田さくら(POP'N☆Candy)
アイテイル/バイツC:藤井愛美
イリア役:山縣朋佳

風組
香住更紗:山口瑞姫
深瀬やよい:松下りおん(バンビネージュPLCwest)
君島えり:溝邉未来(Jewelry)
ミユート:MAIA
ラムエル/バイツA:城戸さくら(POP'N☆Candy)
ヘメラ/バイツB:岬優里 (西日本ハンバーガールZ)
アイテイル/バイツC:安井京香
イリア役:川上静良





●公演スケジュール
■大阪公演
劇 場:
LinkIcon大阪インディペンデントシアター2nd(130席)
大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目7

開 演:
11月
18日(水)19:00(光)
19日(木)19:00(風)
20日(金)14:00(光)・19:00(風)
21日(土)13:00(風)・18:00(光)
22日(日)12:00(光)・17:00(風)
※ロビー開場・物販開始は60分前。客席開場は30分前 
※光組・風組の一部ダブルキャスト

■和歌山公演
劇 場 :
LinkIcon和歌山Fun×Fam劇場(150席)
和歌山市毛見1527 和歌山マリーナシティ内

開 演:
11月
28日(土)12:00(光)・18:00(風)
29日(日)12:00(風)・17:00(光)
※ロビー開場・物販開始は60分前。客席開場は30分前 
※光組・風組の一部ダブルキャスト

チケットはこちら
http://alicein-osaka.info/


●スタッフ
脚本・演出:細川博司 (LinkIconバンタムクラスステージ)
音楽:松ケ下宏之
企画:鈴木正博
プロデューサー:堀内孝治(和歌山マリーナシティ)・美濃部慶
制作:アリスインプロジェクト 製作:「魔銃ドナーKIX」実行委員会
制作協力:オフィスAdaD・MAGMA・STUDIO K‘z・
バンタムクラスステージ・和歌山マリーナシティ

Text:苦楽園 京

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