1. 巧妙なギミック満載の楽曲とダンス、そして止まらぬ観衆の興奮 BPM15Qが新たなステップを宣言したステージ

巧妙なギミック満載の楽曲とダンス、そして止まらぬ観衆の興奮 BPM15Qが新たなステップを宣言したステージ

「アドレナリンの出方が違う!?」まるでそう思わせるような異常な空気感。僕がBPM15Qのステージを初めて見て受けた衝撃は、そんな感じのイメージだった。

2016年11月19日


この記事の目次
  1. ・登場前から、異常な興奮を見せた観衆が叫ぶ「15Q!」
  2. ・興奮の後は、新たな決意へ。そして突然の重大発表!


「アドレナリンの出方が違う!?」まるでそう思わせるような異常な空気感。僕がBPM15Qのステージを初めて見て受けた衝撃は、そんな感じのイメージだった。

苺りなはむ(以下、りなはむ)、にかもきゅという2人のパフォーマーで構成されたユニットBPM15Qは、iTunes Store J-POPチャート3位獲得、総合チャート13位獲得、さらにシンガポールにてフェス出演、台湾で自主企画を行うなど、ワールドワイドに向けても積極的に挑戦中という話題のガールズユニットだ。今年5月に結成一周年の初ワンマンを実施、続いて2回目のワンマンステージが、14日に東京・渋谷eggmanにて行われた。アイドルには疎い筆者ですら度肝を抜いたこの日のステージの模様を、今回はレポートしよう。

登場前から、異常な興奮を見せた観衆が叫ぶ「15Q!」




2人を待ちわび、人でいっぱいになった会場。ふいに場内のBGMが大きくなったかと思うと、さっと消え場内は暗転。その瞬間にフロアにいた観衆から大きな歓声と拍手が沸き上がった。やがて鳴り響き始めた四つ打ちのビートに合わせて手拍子、さらに皆が「15Q(いちごーきゅー)!」と声をそろえて叫び始め、2人の登場をあおる。野太い男性の声と、可愛らし気な女の子の声が、ほぼ同じ割合でそのコーラスを形成する。もう彼女らの登場から、場内は異常なほどの熱気に包まれていた。

そして歓声に包まれて登場した2人。一曲目に披露された「ドキドキパリラルラ」は、それまで会場に満たされた強烈な熱気からすると、まるで肩透かしを食らわせるようにゆったりした、かつ少し切ないメロディを含んだ曲だったが、「観衆と顔を合わせるのが楽しみで仕方ない!」そんな気持ちすら感じられるはじけんばかりの笑顔を見せるりなはむ、にかもきゅのダンスと歌に、観衆はされるがままといった感じだ。「なぜこの曲でこれ程の盛り上がりが?」と思わずにはいられないほどに、観衆は2人の動きに同期して体を縦に横に、そしてキメの掛け声を歌い、BPM15Q!のライブならではの盛り上がりを積み上げていく。



「皆さん、ワンマン盛り上がっていくぞ〜!」りなはむが叫ぶと、会場はさらに熱気を深めていった。そして続く「すれ違い通信」「BPM15Q!」と徐々にリズムを早めていくと、観衆の反応はさらに変化を見せ始める。2人の歌のキメで叫ぶものたちだらけのフロアではすでに押し合いへし合い状態。中にはキメに合わせてクラウドサーフィンを見せるものまで。2人は時にゆっくり、可憐に舞い、そして次の瞬間には右へ左へと目まぐるしく走りまわって、さらに観衆の興奮をあおり続けていた。

興奮の後は、新たな決意へ。そして突然の重大発表!



最初にりなはむ、そして次ににかもきゅと絶妙なタイミングでスイッチするボーカル、そしてサビのコーラスと、まるでカタルシスすら感じられるような盛り上がりまでのステップ。その異常なまでの空気に押されてか、ついにはりなはむも観衆の上にドーっと滑り込むようなダイブを見せ、さらに観衆の興奮をあおる。一方、MCでは観衆に「頑張れっ!」と励ましてもらうほどにたどたどしい語り口を見せる。

しかし、もう一度横浜アリーナに立ちたいという夢があるというりなはむは「『無理じゃん?』ってバカにされるかもしれない。でも行きたい!みんなと一緒にあの景色を見られたら最高じゃん!?叶えるために本気で頑張りたいんです!」と力強く宣言するりなはむ。対照的にかつてBPM15Qを辞めたいと思ったこともあったことを明かしたにかもきゅは、現在は改めてBPM15Qのメンバーとして邁進する覚悟を決めていることを語り、観衆からの大きなエールを受ける。そんな2人の決意表明を表すかのように、ラストナンバー「GOOD LUCK」で盛大なステージのエンディングを決めた。



鳴りやまぬアンコールに応えて出てきたのは2人の少女ではなく、ステージ最前線に降ろされたプロジェクター用のスクリーン。暗転した会場で「重大発表」の文字が打ち出される。そしてそれに続いたのは「新メンバー増強」そしてグループ名を「CY8ER(サイバー)」と改名し「12月24日より再始動」するという告知だった。その表示にまた興奮し大きな声を上げる観衆の前に、今度はりなはむ、にかもきゅの2人と、さらに狐の面を被った2人、計4人の少女がステージに現れた。



そして、アンコールとして3曲を、4人のパフォーマンスで披露。さらなる躍進を誓うかの如く4人での強力なステージで、12月の再始動を大いに期待させる雰囲気を会場に充満させ、この日のステージは幕を下ろした。かくして、新たなステップへの扉を開いた彼女ら。その行く末はいかに?りなはむが夢見た横浜か?それとも…いずれにせよ、輝かしい舞台であることを期待せずにはいられない、そう思わせるほどの、胸が躍るようなステージだった。



TEXT & Photo:桂伸也

セットリスト:
01. ドキドキパリラルラ
02. すれ違い僕と君の通信
03. BPM15Q!
04. はくちゅーむ
05. HANNNARI
06. カタオモイワズライ
07. コクハクワープ
08. GOOD LUCK

encore
E01. HANNARI
E02. はくちゅーむ
E03. コクハクワープ

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