「録画でもOPは飛ばせない」と話題のアニメ灼熱の卓球娘、OP曲「灼熱スイッチ」の良さは単に部員が歌うことだけじゃない

2016年10月から放送されている大人気アニメ『灼熱の卓球娘』。

2017年1月9日




2016年10月から放送されている大人気アニメ『灼熱の卓球娘』

市立雀が原中学校に転校してきた主人公の旋風こよりは、大好きな卓球部に入る。その実力は県でベスト4になるほどで、来て早々対戦相手に勝利していく。心から大好きな卓球は彼女をいつもドキドキさせ、その気持ちは周りへと伝染していく。
多くの仲間と出会い、1番ドキドキ出来る場所「全国大会」を目指していくという、キャラデザインの可愛さからは想像もできないほど熱いスポーツの物語だ!

2016年11月25日にリリースされた主題歌『灼熱スイッチ』歌っているのは主要部員6名の声優で、アニメではよくある形式だ。しかし、テンポの良さ、途中からの曲調の変化がかっこいいと好評で、録画をしている人も「オープニングが飛ばせない…」と思ってしまうほどクオリティーの高いものに仕上がっている。またアニメでは、サビに入る前にキャラクターのセリフが入るなど、演出面にもかなり気合いを入れているのが伝わってくる。



今回は歌詞の読解をしながら、この楽曲の良さや、そこから見えるアニメのテーマに迫っていきたい。


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チャイムが放課後を知らせたら(響いたら)
私たちの本気が始まる
勉強よりも熱く燃えるもの
こんなにも早くに見つけられた
押すよ スイッチ
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「押すよ スイッチ」とあるが、これはまずアニメのストーリーを踏まえると、部活を全力でやるという意味が想像できる。しかし、それだけだろうか。


主人公のこよりだが、卓球以外のスポーツは苦手で勉強も得意ではない。おまけに普段からドジッ娘なため、親友のあがりにも「違う意味でドキドキさせられる」と呆れられている。しかし、卓球のことになると別人のように明るくなり、周りを驚かせるプレーを見せる。もう1人のこよりが目を覚ますスイッチのようなものも指していると言えよう。


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午後のおしゃべりの途中でも(いいトコでも)
長い髪をキリリと結んだ
可愛さよりも強さを優先
うふふの話は後で
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この作品はキャラクターデザインだけ見ればほのぼの系を思わせるが、それ以上にスポーツアニメとしての熱さや、緊迫した試合が描かれている。「可愛さよりも強さを優先」しているのだ。


もちろん合間に可愛いキャラとの掛け合いがあるので「うふふの話は後で」にも繋がっている。作品そのものを表すような歌詞だ。


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キラリ 汗の粒がはじける
負けず嫌い太陽
誰か喉をうるおす冷えた水をください
乱れてゆく呼吸で 叫ぶこともできない
問いかけを きみにスマッシュする
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「汗の粒がはじける」は、汗をリアルに描写しているアニメの演出を彷彿とさせる。


「負けず嫌い太陽」は、ライバルであるために強くなりたい気持ちや、試合に勝ちたいからどれだけ追い込まれていても諦めない気持ちが伝わってくる。「太陽」は、試合で追い込まれても相手の強さにドキドキし、どんどん調子を上げていくこよりを示している。


「問いかけをきみにスマッシュする」は、アニメならではの描写からきている。打ち合っている時や、セットが終わった時に選手同士で会話していることがあり、答えをプレーで見せるシーンも多い。互いの全力を受け止め合い、その上で楽しい試合がしたいという気持ちを表しているのだ。


アニメではこの歌詞の後で、その話に出てくるシーンが流れる時があり、この演出がサビへの高揚感を高めている。

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友情?それともライバル?
両方ね 答えは真剣勝負の中
あまい 気持ちなら許さない
好きだ をカタチにしたい
ドキドキ 灼熱スイッチ
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友人でありながらライバルでもある。こよりとあがりの関係を中心に、そんなスポーツマンシップを全面的に描くアニメのテーマを端的に描く、重要な部分だ。


また、全国への道は「あまい気持ち」では絶対に行くことができない。あがりはエースとして全国へ行くこと、こよりは1番ドキドキする場所で試合をしたいなど、ただ好きだけではなく目標を持っている。この思いこそが「好きだをカタチにしたい」だ。そこで必要なのが熱い思い――灼熱スイッチということなのだろう。


2番は主に試合や大会を思わせる歌詞で、これからの大会の話が放送されればオープニングの歌詞が2番になる可能性もある。さらにOPと共に注目されているのが作中のBGMで、この音楽によって試合がより緊迫し盛り上がっている。

そして話によってはオープニングとエンディングが逆になることがあり、これも面白い演出だと思う。音楽というものは、アニメを盛り上げることにおいて重要だと感じさせる!【灼熱スイッチ】はもちろん、作中の音楽にぜひ注目してほしい。


TEXT:SHIN

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