1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. Slimcat

世界で活躍すると言い放つSlimcatのデビューシングル『The Great Escape』のストーリーとは?【インタビュー】

インタビューの時間を設けてもらいデビューシングルであるThe Great Escapeについて短時間ではあるがインタビューをさせていただいた。


破竹の勢いで人気を得ている兵庫県西宮市出身のバンドSlimcat、今回は KobeSLOPEでのライブ、ラジオのコメント収録の間にインタビューの時間を設けてもらいデビューシングルであるThe Great Escapeについて短時間ではあるがインタビューをさせていただいた。

兵庫県西宮市出身のバンドSlimcatにインタビュー



4曲入りのシングルは1トラック1トラックで大きく表情を変え、まだ若き彼らの引き出しの多さに年齢なんてものは音楽に関係ないと驚かされた。

王道のドライブされたサウンドからメロウなカバー(I Fought The Law)までこのシングルは音楽が好き、耳の早い人にとって完璧な名刺代わりの1枚に仕上がっている。

世界で活躍すると大胆不敵にも言い切った、早くも熟されたサウンドを引っさげメインストリームに飛び込んでいく彼らの想いを聞かせてもらった。

デビューシングル『The Great Escape』



──デビューシングルのThe Great Escape、このタイトルにした理由は?

悟:1曲目がThe Great Escapeというタイトルで、すごく響きが好きで、色々考えたけどこれがいいなって事で。

──他の案も?

一同:Ms.Daisyとか

悟:元々1曲目のタイトルがMs.Daisyという曲で、でもタイトルにするには意味わかんないなって。そもそも、このシングルには一曲ずつストーリーがあって、1 曲目で大脱走して、2曲目で恋をして、3曲目にいろんな感情を抱いて、最終的に は戦っていくって言うストーリーで、をそれをまとめるとThe Great Escapeって いうタイトルがしっくりくるなって。

──今回のシングルはSeventeen意外はこのために書き下ろしたという事ですが、 既存曲を使わなかった理由は?

悟:既存曲より、より良いもの、現在の自分達のスタンスがより伝わればいいなって。


──The Great Escapeのコンセプトはどうでしたか?

将羅:レコーディングでは初期衝動と新鮮さを意識しましたね。なるべくもぎたてのフレッシュさを詰め込むっていう

悟:これがスタートの一枚ということで新鮮さのイメージは大切にしました。

──レコーディング期間は?

将羅:3日間で昼から次の日の朝までを繰り返し、結構ハードでした。王将は鼻血出してたし笑

王将:ギターソロ録ってて、魂込めすぎたら鼻血が出ました。

将羅:ぶしゅって出てたよな、たらっとでるイメージだったんだけど笑

上羽:ハードだったんですけどリズムのレコーディングが1日目で終わったんで寝たらダメだと思ういながら寝てました笑

将羅:あとはエンジニアの柏井日向さん(株式会社Bigfish)と出来てすごく勉強になって、展開であったりフレーズであったり、自分達に随所でヒントやアドバイスをくれてレコーディングを通じてすごく成長出来た。柏井さんには恩返ししないと。

上羽:後はドラムとベースアンプ、ギターアンプをTHE BAWDIESから借りてレコー ディングさせてもらいました。

──レーベルの大先輩から機材を借りたと、実際どうでした?

上羽: ドラムとかテープが貼ってて、剥がさないようにすごく必死でした。剥がしたら怒られるって。それでもサウンドは遥るかに良くなってて借りた甲斐はありました。

悟:色々とやりきった一枚になりましたね。

──このシングルが全国流通一枚目ですが、フロントマンである悟にはどのような意味を持つシングルになった?

悟:やっとここから始まるんだなって。初めての全国流通だし、大切なスタートかなって。


──スタートということはゴールは何か決まってますか?

悟:んー、ベスト盤が出るような笑

将羅:おい笑

悟:それは冗談ですけど、世界で売れる、世界で活動できるバンドになればゴールですね。

──世界、言い切ったね笑 では曲の紹介に今回のシングルを一言で言うとどういった一枚になりましたか?

王将:嘘偽りのない自分達ですね。本当に嘘のない等身大の自分で、つまりは次に出すときは更に成長してないとダメやけど。

悟:スタートで次が見えました。目を離さないで欲しいって気持ちはあります。

将羅:本当に楽しくて仕方なくて、新鮮な気持ちで作った……

悟:一言で言ったら?

将羅:新鮮さを詰め込んだタッパーのような……

悟:それを一言で言うと?

将羅:それはタッパーやな笑……純粋なSlimcatって感じですね。

上羽:取りあえず聴いてください。聴いてもらえればわかるって思ってます。全て詰まってると思います。

──ありがとうございます。それでは、1曲づつスポットを当てていきましょう。

1曲づつスポットを当てて

─The Great Escape─

悟:リリースに向けて新曲を作ってて、でも没になる曲ばかりでした。ふとBメロとサビが閃いて、スタジオでメンバーとやって徐々に形になってきて完成した曲です。

──Bメロとサビが閃いた時は感触はありましたか?

悟:このときは多分家で閃いて、でもあまり場所は関係なくて、授業中でも浮かんだのをボイスメモで録音してっていういつもの感覚でした。メンバーとスタジオでやって手応えを感じました。

王将:この曲は2サビ終わりのCメロのギターメロとボーカルの美しさはエグいなって。そこはとても好きかな。

悟:あとは、頭と終わりにあるナーナナってラインはまさにみんなと一緒に歌うために書きましたね。


─Seventeen─

悟:この曲は唯一弾き語りでもやってる曲ですね。僕は色んなフレーズを混ぜるのが好きで、作曲途中の曲のイントロとか混ぜたりしながら作ってました。でもサビが出来てなくて悩んだ曲です。

──サビが出来た時は覚えてる?

悟:そのときバイトしてました。あっ、これだなって、そこで歌詞も浮かんで手のひらにペンで書き殴って、バイト先の人にトイレ行って来るって言って、急いでトイレの中でボイスメモに残しましたね。

将羅:想像すると可愛いな笑 

王将:ギターソロに注目して欲しいです。無理矢理ドライブをさせて凄くいい感じのサウンドになってるとこですね。あとはイントロが何回も没になって悩んでて、本当にレコーディングしながらできたフレーズです。

一同:

王将:とりあえず録ってみたらいいやんって、録るといい感じで、そこも聞いてほしいです。

将羅:僕は普段はシンプルなラインのベースが多いんですけど、この曲は自分的には珍しい感じになってるんで注目して欲しいです。


─Miracle─

悟:これもシングル用に書こうと思って作った曲ですね。この時は色んなアーティストやジャンルの音源をたくさん聴いてノートに分析してました。
この時はギター弾きながら書いてたんですけど

──実験作的な?

悟:そうですね、今までとは全然違う曲の作り方でした。でもいい感じで出来たなって。

上羽:サビのダッダッダッってなる高揚感はとても好きですね

将羅:イントロもそうやし、サビも上がる要素しかないし僕は一番好きな曲です。

上羽:サビのとこかバババンって、パパンって

一同:

上羽:シンプルにでも勢いよく、高揚感を残す感じのドラムを意識しました。ライブでも聴いて欲しいですね。


─I Fought The Law─

──何故最後にカバーを?

悟:実は初ライブでカバーして、その時はTHE CLASHのバージョンだったんですけど、最初にカバーした曲を録るのはいいなって

悟:この原曲はThe Cricketsで、色んなアーティストがカバーしてて、有名なのはCrashのバージョンだと思うんですけど、US、UKのアーティスト問わず好きだしそういう所も選んだ一つかもしれないです。

──今回のカバーはしっとりとしたカバーですね、初ライブでやったというTHE CLASHバージョンも気になりますが

悟:THE CLASHに関してはアートワークにもオマージュをしてます。ジャケットにジョーストラマーが腕に書いてあった、カタカナで某有名なキャラクターを殺せって書いてあるのをオマージュしてグレートエスケープって書いてたりしてます。

──メンバーはみんな同じような音楽を聴いてた?

将羅:音楽の好みはバラバラですけど、共通してるのはビートルズが好きって事ですかね。僕と悟はそこからUSやUKのインディーを聴いたり、上羽は邦楽ロックを聴いたり、王将はいわゆるギターヒーローな音楽、ツェッペリンだったりジミ ヘンの辺りを好んで聴いてましたね。

悟:実は色々オマージュしてる所があって、音楽好きな人ならわかると思うので聴いてみてほしいですね。

将羅:僕はラスサビに向けて上がっていく感じがとても好きです

──今日はライブ前、ラジオのメッセージ収録と忙しいところありがとうございました。

悟:手にとって聴いてくれれば響くものはあると思います。Slimcatに注目してください。

TEXT&PHOTO:ナカムラシンゴ

Slimcatプロフィール



小川 悟(Vo / Gt)、大平 “王将“ 雅樹(Gt / Cho)、島田 将羅(Ba / Cho)、上羽: 一志(Dr / Cho)の4人からなる兵庫県西宮市出身のロックンロール・バンド

2017年1月11日には初の全国流通盤となるインディーズファーストシングル『The Great Escape』をSEEZ RECORDSよりリリース。

さらに2月18日下北沢Daisy Barでのレコ発ライブを皮切りに「The Great Escape Tour 2017」を全国各地で開催。ツアーファイナルは4月9日心斎橋Pangeaにて開催される。

リリース情報

『The Great Escape』


¥1,000 (w/out Tax)
M1.The Great Escape
M2.Seventeen
M3.Miracle
M4.I Fought The Law

SEZ-3042
全国のCDショップ、ライブ会場で販売中
AMAZON:http://amzn.to/2jiz5ii

The Great Escape Tour 2017

2/18(土) 下北沢 Daisy Bar
2/22(水) 京都 MOJO
2/25(土) 北海道 KRAPS HALL
3/8(水) 神戸 太陽と虎
3/15(水) 広島 club BoRDER
3/16(木) 岡山 ペパーランド
3/17(金) 福岡 UTERO
3/26(日) 滋賀 B-FLAT
3/31(金) 愛媛 Bar Caezar
4/9(日) 心斎橋 Pangea

and more…

オフィシャルリンク

MV The Great Escape


OFFICIAL HP
http://slimcat.fem.jp

Twitter
https://twitter.com/slimcatjp

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約