Sっ気たっぷりで芯からロックなヤマモトダイジロウ率いる、がらくたロボットが“動き出せ”と叫んだニューアルバムリリース!【インタビュー】

2017年3月8日に「BREAK OUT」をリリースするがらくたロボットボーカル「ヤマモトダイジロウ」にインタビューしました!

2017年3月7日


この記事の目次
  1. ・がらくたロボット インタビュー
  2. ・がらくたロボットプロフィール
  3. ・ニューアルバム『BREAK OUT』について
  4. ・時間を止めたかった少女の話『Lonely It’s Alright』
  5. ・真面目に聴くのは邪道!『BREAK OUT』
  6. ・最後に


2017年3月8日に「BREAK OUT」をリリースするがらくたロボット ボーカル「ヤマモトダイジロウ」にインタビューしました!

"カッコいいバンド"、がらくたロボットのニューアルバム、テーマは“動き出せ”
目標は「世界を変える」「時代を創りたい」と語るがらくたロボットがどう動きだすのか!?インタビューをご覧ください!

がらくたロボット インタビュー


がらくたロボットプロフィール

──まずはがらくたロボットさんの自己紹介をお願いします。

ヤマモトダイジロウ(以下、ヤマモト):カッコいいバンド。


──おぉ。今のメンバーさんはやっぱり元々ロックが好きなメンバーが集まったような感じなんですか?

ヤマモト:うん、元々ロック好きで。


──音楽の方向性も最初から一緒?

ヤマモト:一緒だったっていうより、この3人が集まったからこうでしかないっていう。


──ヤマモトさんご自身はどういった音楽を聴いて音楽性を育ててこられたんですか?

ヤマモト:最初はThe Whoとか、ブリティッシュ系のバンドを家で聴いとって、それからThe Clashとかパンクロックみたいな曲が好きになっていった感じですね。


──がらくたロボットさんの立ち位置というか、自分たちのスタイルがどうありたいかっていうことは?

ヤマモト:そのままで居たい。ほんま音もそうやけど、小細工抜きで全部そのままでやるのが、がらくたロボットのカタチ。


──そこがバンド名にもつながってくるんですかね。バンドとして特に見てもらいたいところは?

ヤマモト:強烈な所。歌詞も音も。
魅力は俺に聞かれてもどう言えばいいかわからんけど、聴いてくれるように聴いてもらえた方がいい。聴いた人が思った事どれもが正解だと思う。


──前作からは10か月くらい経ちますけど、がらくたロボットの皆さんにとってどんな期間でしたか?

ヤマモト:新しい自分らに変わった。何も変わったわけじゃないけど、新しいがらくたロボットになった。


──作品ごとに生まれ変わっていくような。

ヤマモト:うん、そう。だから、それが今のリアルっちゅーか。今の『BREAK OUT』がベストな感じで。


──この制作期間のライブやがらくたロボットとしての活動で印象に残っていることは?

ヤマモト:地元のCOMIN’KOBE16に出たんですけど、COMIN’KOBEは良いイベント(笑)。


──やっぱり地元でのライブは感じる温度感も違う?

ヤマモト:そうですね、この10ヶ月くらいは地元が多くて、良かったです。


──COMIN’KOBEは無料のイベントなんですよね!

ヤマモト:いろんな人に見てもらえますね、今の若い世代の子らに。


──やっぱり同世代の子に聴いてもらいたいっていう想いは?

ヤマモト:もちろん!ムーヴメントを起こすのは若者なんで。


──ではその目標ですとか具体的にやりたいことについて聞かせてください。

ヤマモト:世界を変える。歌だけじゃなくてカルチャー全部で。俺らだけっていうよりもっと幅広い文化と色んな芸術ひっくるめて時代を創りたい。


──理想の最終形態みたいなものが?

ヤマモト:行ってみんとわからへん(笑)。けど、パンクが生まれた頃もそうやけど、時代をひっくり返すような感じが今はなくて退屈すぎる。自分らがやらんと変わらんので、若いのが、俺らが、やってやろうって。


──で、今回のアルバムのテーマが“動き出せ”。このアルバムに限らずですけど、曲作りの際に共通して意識してることってありますか?

ヤマモト:なんて言ったらいかわからんな。歌詞はその時思ったこととかを吐き出そうと絞り出して作る。それが直接的でも間接的でも。あとは表現の問題で、その曲にテーマがあってタイトルがあって、そのストーリーの中で全部作っている感じ。


──では曲作りはテーマ決めから始められるんですか?

ヤマモト:そうです。例えば街をふらふら歩いとって思ったことを残しといて、そのテーマから題名を作って、それに沿って曲を作る。


──「こういう曲作ります」って言って作られるっていうよりは自然と生まれてきたもの思いついたものから作っていかれるような。

ヤマモト:曲作ろう思ってできる感じでもない。けど、街を歩けばいくらでも歌詞は出てくるし、本を1冊読んだとか違う刺激を受けたらそれが歌詞になる。


──最終的に歌詞をいじったり変えていったりは?

ヤマモト:しますよ。ずっと最後の一行が思いつかんとかあるし、何週間も考えて絞り出すこともあるし、より良い言葉が見つかりゃ変えますしね。


──今回のアルバム収録曲も結構言葉を詰め込んでいる印象だったんですけど、これは何かを意図して?

ヤマモト:疾走感を出すためにっていうのもあります。Lou Reedっぽいし(笑)。土台としての歌詞は歌詞だけで考えるけど、歌っててどうなるかは変わってきたりしますね。『Lonely It’s Alright』とかは特にそうで、歌いながらそこに詰めたい歌詞があったりとか、そういうちょっとした事だけで変えていったり。あとは言葉のリズムも考えますね。


──『Lonely It’s Alright』は特にそうだとおっしゃってましたけど..

ヤマモト:これはダラーッって書いてできた(笑)。


──「8:00amになれば人混みで溢れかえる」のところ、なんて言っているのか何回聞いてもさっぱり..。

ヤマモト:(笑)。“はちじになればひとごみであふれかえる”。

──お、そのままで間違いなかったんですね。


ニューアルバム『BREAK OUT』について



──それでは、そのニューアルバム『BREAK OUT』のテーマというか、今のがらくたロボットさんが反映されている部分って?

ヤマモト:テーマは“動き出せ”。何かを起こすっていうのが一つのテーマで、そのテーマの中に全部の曲があるっていう感じですね。


──そのテーマに沿って6曲集めたような?

ヤマモト:それもありますよ。この『BREAK OUT』っていう作品のために新しい曲作ったり。


──ではアルバム収録曲の中から印象的に残っているレコーディングについて聞かせてください。

ヤマモト:レコーディングはやっぱ『ハネル』が。淡々としてけだるい感じやけど、それだけじゃないノリを出すのは結構難しかった。
ドラムのテイクはやっていくごとに麻痺してきて。やっぱリズムが後ろ後ろになっていったらもったいないし、早くするわけにもいかんし。そのベストが録れたと思うね。


──ちなみにいつ頃のテイクがベストだったんですか?

ヤマモト:一番最初やったんちゃうかな(笑)。


──これぞロックバンドっていう感じがアルバム通して聴いて、この曲で締められて感じましたね。

ヤマモト:でしょ(笑)。だって今のロックじゃないもん(笑)。


──あえて聞いちゃいますけど、ロックとは?

ヤマモト:がらくたロボット!


──ロックですね〜。がらくたロボットさんのライブに来る方は結構ロック黄金世代というか、4-50代の方が多いんじゃないですか?

ヤマモト:うん、ジジババばっか(笑)。みんなカラカラ(笑)。


──やっぱりお若いから子供を見るような目で見られることになるんですかね?

ヤマモト:高校の頃は「若いのに頑張ってンなぁ」だったけど、どんどん俺らも大人になっていくから普通にカッコイイっていうのも増えたし、それはやっぱ嬉しいなぁって。


──ヤマモトさんが憧れるロックスターっているんですか?

ヤマモト:自分自身かな(笑)。

──やばい(笑)。めっちゃロック。

ヤマモト:そりゃやっぱりThe ClashのJoe Strummerも好きやし、David Bowieも好きやし、ロックスターはいっぱいいるけど、なんだかんだバンドやるんやったら自分じゃないとやってられへんから。


──カッコイイ…(泣)。


時間を止めたかった少女の話『Lonely It’s Alright』



──それでは楽曲について触れていきたいんですが、まず『Lonely It’s Alright』に出てくる主人公の感情について教えてください。

ヤマモト:“あの子”っていう子は進んでいく時間を止めたかったから、ずっとロックンロールを聴いてた。けど、針はとっくに進みすぎてたっていう話。


──どんな状況の時に生まれた曲なんですか?

ヤマモト:結構俺の中でこの曲はがらくたロボットの代表的な曲になると思ってて。誰もがみんなひとりぼっち。けど、それでええやん。っていう曲。
俺らみたいなロックをしてる人間があんまおらんけど、それでもええやん、ひとりぼっちでも構わへんっていう曲です。


──だから1曲目に持ってきたっていうのもあるんですかね。

ヤマモト:そう。音も全部そうであって、最後の音が違う「Lonely It’s Alright」で全部吹っ切れる。違うところに行こうって。


──曲に込めた想いとか曲の背景についてメンバーにはお話しされるんですか?

ヤマモト:するときはしますね、メンバー以外に言うこともないねんけど。聞かれたら言うけど(笑)。
やっぱ表現する者として、自分らがわかってないといかんから、根本の物語はわかって3人がやってる方が俺はいいかなって。


──アレンジは個々に任せるような?

ヤマモト:ここだけはっていうポイントだけは「こういう感じで」って伝えるけど、最初に曲持って行った時のファーストインパクトが一番大事。


──では元々曲に持たせていた意味などをメンバーの解釈の仕様で変えていったりも?

ヤマモト:うん。俺の中の世界だけじゃなくて、外野からの意見でものすごく広がる。だから違う意味になっていくこともあるし、それが微妙な意見やったら変えないし。


真面目に聴くのは邪道!『BREAK OUT』

──2曲目の『BREAK OUT』ですけど、なんていうか、まじめに聴いたらダメなのかなって(笑)

ヤマモト:まじめに聴いたらダメですよ。まじめに聴く音楽なんかやってないんで(笑)。


──曲がとにかく短いですよね。2分!

ヤマモト:朝聴けるでしょ。起きやすい。目覚まし時計をそれにしとったらえぇ(笑)。


──そういう使い方もあるんですね(笑)。
真面目に聴いちゃったので「赤い靴下」や「赤目の兎」など、歌詞に出てくるものが何を表すのかよくわからなかったのですけど、『BREAK OUT』はどんな時に生まれた曲なんですか?


ヤマモト:適当ですよ。文字並べただけ。
けど、青い衝動を書きたかった。青臭い衝動を書きたかったというのがあって、だから「A.O.I.」。


──なるほどー。

ヤマモト:それだけのために作って。その頃思っていたのは、赤い靴下とかなんだかんだ言葉を並べても、結局、俺は「でくの坊」。これ宮沢賢治やけど(笑)。
情景的にもあるけど、“ア(A)”だったらなんでも良いんですよ。2行目やったら“オ(O)”、3行目やったら“イ(I)”から始まってば良いんです。


──そういう仕組み!

ヤマモト:うん、あとは雰囲気。
「赤い靴下 音が踊って」はクリスマスのことで。「意味を忘れた」でクリスマスの本当の意味なんでどうでもいいってことなんだけど。本当は各々が感じてくれるままでいい。そもそも、そんな説明する曲でもないし(笑)。


──曲の主人公は?

ヤマモト:俺ではない。この曲は自分の主観の歌詞じゃないから。俺の感情だけで歌詞を書いてない。テーマを決めて、ストーリーを作るのが俺っていうだけ。


──テーマを決めたらやっぱり自分の実体験以外のことも書かれる?

ヤマモト:自分の思っていることになるけど、誰から見てるのはどっちでもいい。それは書き方で、例えば俺から見た景色とこの子から見た景色は絶対違うし、ふたつあってもいいし、そういう距離感かな。


最後に



──収録曲の中から歌詞をひとフレーズ、特にお気に入りのフレーズをピックアップしてエピソードや想いについて教えてください!

ヤマモト:それは「笑い出す蝶達は生きてるかもわからない」っていう『ハネル』のフレーズ。蝶というのは魂で、自由の象徴。けど死んでしまったものでもあって。対照的にがんじがらめで動けないサナギは、生きているからこそ不自由で。法律や縛りの中で生きている自分たちそのもの。そこから抜け出した瞬間、蝶になる。
自由なのに自由じゃないというか……。


──このフレーズを選ばれた理由は?

ヤマモト:高校の頃に幼馴染が交通事故で誕生日に死んでもうて。
中学の頃も友達が亡くなっとるし、死に対する思いがありましたね。
自分も交通事故でライブ出れなくて、ゲストボーカルに歌ってもらったこともあって。
いろいろあるし、あった。けど僕は“叫ぶ”それしかできない。全部ひっくるめてやけど、そういう曲だからこの曲が好きやねん。
それに一番最初に作った曲やから、いろんな思いが最後の2行に詰まってる。
『ハネル』には、そういう今の全部を詰め込めたから、初めてこの曲を作った初期衝動よりも強いものを表現できたと思う。


──レコーディングも違う思いで臨まれたのですか?

ヤマモト:自分の歌はがなってるだけやから(笑)。ちゃんと歌うというより、もっともっとストレートにその時の感情のまま、音程がちょっと外れようがそんなことよりももっと吐き出したいと思いながら歌った。その上でズレているところが出てくるけど、まずはそうやって歌ってしまわんと。


──何回も取り直すというより、最初にこの曲に入り込む作業の方が大変だったり..?

ヤマモト:それは自分で全部持っていけるし、歌でも表現したいけど、そんな小賢しいことをするより、もっと直球勝負で小細工抜きの作品にしたかったから、そういう風に歌おうと思ってね。結局がらくたロボットはそんなんが一番似合うっていうか。


──なるほど。お話を聞けば聞くほど好きになりますね。
タイトルの『ハネル』について、どういう意図で付けられたのですか?


ヤマモト:“僕はハネル”っていう。それしかない。
“叫ぶ”でもいいねんけど、叫ぶやったら普通やん?ハネルの方が良いでしょ? (笑)
元々この曲は「ハネル、ワラウ、ウタウ」っていう曲名やったんやけど、この3人でやりはじめて、後ろの2個を消した。特に意味はないけど、今の3人でしか出せへん音になって、それはそれで新しい曲になって、やっぱり昔とは違う。だから曲名を『ハネル』にした。短かなった(笑)。


──今のメンバーでのこの曲を歌うことに対して何か特別な想いが?

ヤマモト:今のメンバーでっていうより、俺が歌いたいというのが強い。魂やねん。がらくたロボットの始まりの曲。だからこそ今のメンバーでやりたかった。


──アルバムのテーマが『BREAK OUT』だからこそ入れた。

ヤマモト:そう!それ無しじゃあ成りたたへん。どの曲もそうやけど全曲あっての『BREAK OUT』。


──最後にこのインタビューを見てくれた皆さんに一言お願いします。

ヤマモト:みんな、がらくたロボットのマネをすれば良いぞ。


──ライブについても教えてください。

ヤマモト:今の本場もんのロックを体感できるぞ。


──ありがとうございました。是非ライブで久々に本物のロックを体感したいですね。


Interview&Photo:愛香

リリース情報

■CD情報
がらくたロボット「BREAK OUT」


2017年3月8日発売
http://bellwoodrecords.co.jp/label-products/4963
品番:BZCS-1151
価格:1,389円(税抜)

1.Lonely It’s Alright
2.Bye Bye Baby
3.キングコング
4.リンダ
5.BREAK OUT
6.ハネル

がらくたロボット プロフィール



Vocal & Guitar ヤマモトダイジロウ (1996.07.03生20歳)
Bass & Chorus ムラカミフウタ (1997.03.28生19歳)
Drums & Chorus イノウエタカヒロ(1991.05.14生25歳)

2012年10月高校1年生だったVo. & G.のヤマモトダイジロウを中心に結成。

地元・神戸を中心に関西地区で積極的にライブ活動を展開し、2013年7月にはOSM主催の高校生バンドコンテスト「OSM High School MUSIC CAMP」で優勝する。

2015年高校卒業とともに、現メンバーであるB. ムラカミフウタ、Dr. イノウエタカヒロが加入し、本格的に活動開始。同年8月には全国ツアーを敢行した。

2016年3月全国公開された映画「復讐したい」の挿入歌に『Morning glory』が抜擢され、5月25日同曲を収録したミニアルバム『GOOD-BYE THE SUN』をリリース。全国11か所にてライブツアーを行う。

また5月7日地元神戸最大の音楽フェス「COMIN’KOBE16」や、5月29日京都 いつまでも世界は…2016、6月4日名古屋SAKAE SP-RING 2016、10月10日大阪MINAMI WHEEL 2016等のサーキットイベントにも出演を果たした。

ライブ情報

3/8 Wed.
神戸 太陽と虎

3/23 Thurs.
渋谷 CYCLONE

3/24 Fri.
横浜 F.A.D YOKOHAMA

3/25 Sat.
下北沢 Club 251

オフィシャル関連サイト

http://garakutarobot.com

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