1. 斉藤和義のプロデュース力が光る!シシド・カフカ「Don’t be love」は恋する女性の心情を歌った傑作

斉藤和義のプロデュース力が光る!シシド・カフカ「Don’t be love」は恋する女性の心情を歌った傑作

メキシコで生まれ12歳の時にはアルゼンチンに移住したというシシド・カフカ。

2017年4月17日




メキシコで生まれ12歳の時にはアルゼンチンに移住したというシシド・カフカ。高校時代からバンド活動を始め、19歳のころよりプロドラマーとして活動していた彼女に転機が訪れたのは2011年で「ドラムを叩きながら歌ってみればいいのではないか?」とのアドバイスを受け現在のスタイルを確立した。

そんな彼女が2015年に発表した「Don’t be love feat.斉藤和義」は、フジテレビのドラマ『医師たちの恋愛事情』の主題歌となっている。


シシド・カフカと斎藤和義、このコラボレーションに多くの人が心踊ったはずだ。斉藤和義がプロデュースした同曲は、シシド・カフカの持つ本能的な力強さを損なわずに気品たっぷり漂うものになっている。

シシド・カフカの新たな一面は、斉藤和義によってどのように引き出されたのか。



“揺れない 見せない 譲れない 心はきっと
生きるあたしのルールだもの
くだらない 要らない 感じない ありふれたメッセージ
分かってるわ 自分の事くらい”


斉藤和義はカフカのマイナー調なメロディーの歌を聴いてみたいという思いの元に楽曲を制作したという。その思惑がシシド・カフカの持つ妖艶さを一段と光らせた。

また、それは「心はきっと 生きるあたしのルールだもの」「分かってるわ 自分の事くらい」など強い歌詞をよりリアルに感じさせる結果となった。


“ノラ猫は足下でダンス
仮面を外せない
そんなあたしが馬鹿なの?”



「仮面を外せない」ここから意地を張ってしまい後ろへと戻れない状況だと推測できる。この歌詞の女性は何かの線がブチッと切れたように自立していることを宣言するしかないのだ。

「ノラ猫は足下でダンス」という歌詞は「私がノラ猫を操っている」と捉えられる。足下で踊っているノラ猫は、男を転がしていることを象徴しているのだ。

“恋なんてもう似合わない
愛なんてもう頼らない
Don’t be love Don’t be love Don’t be love
恋なんて そうまやかしよ
愛なんて そう窮屈よ
Don’t be love Don’t be love Don’t be love”



恋や愛を真っ向から否定するサビ。
ここから「そんなものはなくたって私は十分に生きていける」という心意気がみえてくる。


“踏みたい 踏めない 踏み込めない あなたへのアクセル

傷だらけだった恋の記憶
消したい 消せない 隠せない 不安をそっと
仮面をそっと 剥がしてほしいの”


ここから強い女性の主張から打って変わって心の弱い部分がでてくる。前出した「仮面を外せない」という歌詞から「仮面をそっと 剥がしてほしいの」となっている。

強く出るその裏にはやはり不安があるのだ。強情を張っても不安は消えるものではないとこの曲が教えてくれる。


“人混みを歩くたびに すり減っていく純情
そんな弱くもないけど あぁ あぁ 強くもない”


最後は弱くもないけど強くもないと自分自身の素直な心を認めている。
強く打って出ても結局、本当の気持ちは変わらない。

恋愛をする上でこういった気持ちに陥ることは誰しもがあるはずだ。
「Don’t be love」はそんな気持ちの変化を歌いつつ、斉藤和義がシシド・カフカの新たな一面を引き出した名曲なのだ。


TEXT:笹谷創(http://sasaworks1990.hatenablog.com/

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