1. 「純粋がいつも正しいとは限らない」10-FEET、祖母に歌った『アンテナラスト』が教えてくれることとは!?

「純粋がいつも正しいとは限らない」10-FEET、祖母に歌った『アンテナラスト』が教えてくれることとは!?

長年、ファンから絶大な支持を受けている10-FEET。 1997年に京都で結成された彼らはメロコアバンドでありながら、HIP HOPやREGGAEなど他のジャンルの音楽を混ぜたミクスチャーロックな一面も併せ持つ。

2017年6月5日


この記事の目次
  1. ・10-FEET 最新情報
  2. ・10-FEET Profile
主催イベントの京都大作戦の出演者を見ればわかるように、彼らは様々なバンドを繋いできた。そのおかげか昔からのファンだけではなく、10-FEETは中高生たちにも驚くほど人気がある。

京都大作戦は毎年7月に京都府宇治市で行われている10-FEET主催のロック・フェスである。初開催の2007年は「つじあやの」「湘南乃風」など、ロック以外からのアーティストも出演予定だったが、台風のため中止となってしまった。しかし、それ以降は毎年行われて、ジャンルを問わないアーティストの出演などで大きな盛り上がりを見せている。

魅力的なフェスの仕掛け人10-FEETの2016年の新曲「アンテナラスト」をご存知だろうか。アンテナラストというのは「錆びついたアンテナ」を意味する造語だ。

それは歳をとるごとに薄れ、経験を重ね世の中を知るにつれて錆びついてしまう純粋な感受性を指している。しかし、錆びついてしまうのは決して悪いことではなく、アンテナが錆びたからこそ気づく愛もあるのだ。

ボーカルのTAKUMAは身を以てそれを体験したようで、アンテナが錆びついたからこそ亡くなってしまった祖母の愛に気がついた。



“言葉足らずのあなたの言葉 たくさんの思いがあったでしょう
あまりあなたに会わなくなって つまらぬ男になりました”


彼は成長したからこそ、祖母も言葉足らずだったと気づいた。
「あなたに会わなくなってつまらぬ男になりました」というのは、祖母に会わなかったことへの後悔を綴った詞であり彼の錆びついていない純粋な部分が現れている。

“母の帰りを待つ私に あなたじゃ嫌だと泣く私に
それでもあなたは優しくて ずっと側に居てくれました”


子供の頃、母が仕事にいく際に祖母に預けられたというTAKUMA。
彼は仕事に行く母と遊べない虚しさから祖母に八つ当たりをしていたという。
それでも祖母は、ずっと側に居てくれて彼に愛情を注ぎ続けてくれたのだ。

錆びついていない純粋なアンテナは、時に人を傷つけることもある。「純粋」とはとても良いことであると思いがちだが、危険な一面も持ち合わせているとこの曲が教えてくれる。

“言葉足らずでなければ僕ら 届かないことを知らないから
身を寄せ合う程に僕らは また傷つけ合いました”


ここでいう僕らとは誰を指し示すのか。
この僕らの中にはアンテナラストを聴いた人はもちろん、祖母も含まれている。

錆びついたアンテナはTAKUMAだけが持っているものではなく、祖母も同様に持っているのだ。
さらに言ってしまえば、私たちもそのアンテナを持ち合わせている。

「言葉足らずでなければ僕ら 届かないことを知らないから」という歌詞が錆びついたアンテナを持つと言葉足らずでも愛情に気づけると教えてくれる。前出の歌詞「言葉足らずのあなたの言葉 たくさんの思いがあったでしょう」を見れば分かるように、TAKUMAのアンテナが実際に錆びついたことによりその事実に気づいたのだ。

アンテナラストは祖母に向けられた歌ではあるが、同曲からたくさんの価値観を得られる。たった一人に向けられたアンテナは、たくさんの人にアンテナの使い方を教えてくれているようだ。

ライター名:笹谷創(http://sasaworks1990.hatenablog.com/

10-FEET 最新情報

<作品概要>
10-FEET
17thシングル 「太陽の月」
7月19日(水)発売

1.太陽4号
2.月 ~sound jammer せやな~
3.少し眠っていたんだ
完全生産限定盤 【CD+DVD+GOODS】 UPCH-89338 ¥2,300+税
初回限定盤 【CD+DVD】 UPCH-89339 ¥1,800+税
通常盤 【CD】 UPCH-80475 ¥1,000+税
*完全生産限定盤には、“みんなでフェスで掲げよう!"10-FEET20周年記念フラッグ付き!
*完全生産限定盤、及び初回限定盤には、「映像で振り返る10-FEETの20年」特典DVD付き!

◆特典DVD「映像で振り返る10-FEETの20年」収録内容
4REST RISING SUN ROCK FESTIVAL2007 in EZO
CHERRY BLOSSOM 京都大作戦2008 ~去年は台風でごめんな祭~
風 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015
RIVER COUNTDOWN JAPAN 15/16
その向こうへ 東日本大作戦番外編
ヒトリセカイ 東日本大作戦番外編
アンテナラスト ARABAKI ROCK FEST.17
PLANLESS / LONG DISTANCE / DO YOU LIKE...? / CHOICE (OFFICIAL BOOTLEG Ver.) 結成当初ライブ映像
火とリズム (OFFICIAL BOOTLEG Ver.) “ヒトリセカイ×ヒトリズム"TOUR 2017 at Zepp Tokyo

10-FEET Profile

1997年、地元・京都にて結成。現在も拠点を京都に置いて活動中。

シンプルな3ピースという形態ながら、メロコアというジャンルでは既に括る事のできないその音楽性は、ROCK、PUNK、HEAVY METAL、REGGAE、HIP HOP、GUITAR POP、BOSSA NOVA等のジャンルを10-FEET流に取り入れて幅広い独自のものを確立、ラウドロック・シーンで確かな存在感を示している。

また年間約100本にも及ぶ精力的なライブ活動も、その迫力満載のライブパフォーマンス、人間味溢れる深いメッセージが込められた歌詞やMC、笑顔を誘い出すキャラクターで常に話題を振りまいている。エンターテイナー性溢れるその活動スタイルを徹底している。

2007年夏には、「京都に大型野外フェスを。」の声のもとにバンド自らが企画した“京都大作戦2007”を立ち上げるも、台風の接近により中止となる。翌年以降は2日間に拡大して、毎年“京都大作戦”を開催、今や二日間でのべ4万人を動員する「関西最大規模の夏フェス」となっている。

近年では“フェスの王様”とも称されるほど、各地で行われるロック・フェスティバルには欠かせない存在に。2015年は夏のROCK IN JAPAN FESTIVAL4日間の大トリと冬のCONTDOWN JAPAN FESTIVALでのカウントダウンを、同フェスの歴史上初めて同一年で務めるという快挙を成し遂げた。また、RISING SUN ROCK FESTIVALでは日の出を迎えるトリを務め、FUJI ROCK FESTIVALではグリーン・ステージのトップバッターを務めるなど、重要な局面を任されることも多い。

2011年以降、東日本大震災への支援活動にも積極的に取り組んでおり、ライブ ツアー“東日本大作戦”や、募金により被災地へさまざまな物資を届ける“ふとん大作戦”などを行なっている。2017年1月には“東日本大作戦番外編”と称して、ゼビオアリーナ仙台で二日間にわたり1万人以上を動員する大型フェスを開催した。

2016年7月20日、「その向こうへ」以来約5年ぶりとなるシングル「アンテナラスト」をリリースすると、オリコン・ランキング初登場5位と自身最高位を記録。バンド結成20周年、京都大作戦10周年となる節目の年、2017年の幕開けを飾った、テレビ東京ドラマ24「バイプレイヤーズ」のオープニングテーマとしても話題になったシングル「ヒトリセカイXヒトリズム」を2月1日にリリースすると、さらに最高位を更新する4位を獲得した。

メンバー
KOUICHI(Dr./Cho.)
TAKUMA(Vo./Gt.)
NAOKI(Ba./Vo.)

10-FEET OFFICIAL WEB SITE
https://10-feet.kyoto/

『LET FREEDOM RING』に…

女子の反感を喰らうギリギリのところでの…