なぜB'zはかっこいいのか‐銀魂で「太陽のkomachi angel」が使われた意味

B'zの楽曲に「太陽のkomachi angel」という1990年発表のタイトルがあります。 少年ジャンプの漫画『銀魂』でこの曲がネタとして使われたことがありました。

2015年8月2日


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B'zの楽曲に「太陽のkomachi angel」という1990年発表のタイトルがあります。

少年ジャンプの漫画『銀魂』でこの曲がネタとして使われたことがありました。
銀魂はアニメ化、映画化され現在もシリーズが続く大ヒット漫画。架空の江戸を舞台にしたSF人情コメディです。ギャグと台詞回しの面白さで人気を得たタイプの作品です。


「太陽のkomachi angel」が使われたのは主人公銀時とその仲間達が無人島に流された場面。
「無人島で自分一人になった時、誰にも見られてない開放感で思わずやってしまった行動」を各キャラがとっていきます。男キャラが全裸で砂浜を走ったりかめはめ波の練習をしていたりする中、姉御ポジション女キャラ、お妙が海に向かって一人で全力でクラップハンズしながら歌っていたのが「太陽のkomachi angel」だったのです。

このお妙は第一話から出ている姉御キャラで、料理が下手過ぎて作るもの全てがダークマターになる等のお決まりネタも持っていました。しかし他のキャラのインパクトが強い銀魂内においては、ギャグの面で目立つことがそう多くはなかった登場人物。
この「一人で海に向かって全力でクラップハンズしながら太陽のkomachi angelを歌う」というアクションは、お妙史上でも屈指のインパクトある行動だったわけです。結果、これが大ウケします。

権利問題をクリアできるか注目されたアニメでも無事使われました。YOUTUBEで太陽のkomachi angelで検索するとお妙が検索候補で出てきます。それほどのインパクトを持っていたのでした。

このお妙の全力がウケたのも、この曲自体がもっているインパクトが大きかったからです。

なんせサビの歌詞が

「あの娘は太陽のkomachi angel
やや乱れてYo! Say,yeah,yeah!」
です。
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日常会話の中で「あの娘は太陽のコマチエンジェルだったよ」とはなかなか言えません。

日本語の可愛らしい女性を表す?小町という表現と、英語で天使を表すエンジェルを組み合わせ、コマチエンジェルという造語を作りだしているのです。
しかも、その後の「Yo! Say」「妖精」とかけて、さらに観客とのコールアンドレスポンスまで含むという離れ技をやってのけます。

B'zだからかっこいい曲になったと言えます。
稲葉浩志のハイトーンボイス、松本孝弘の作曲センスをもって、独自の世界観が作られているのです。真似したくても真似出来ない、それがB'zというバンドです。

歌が下手な人がカッコつけても、ダサい人が日常会話で「やや乱れて妖精!」と言っても恥ずかしい感じになります。お妙が海に向かって全力で歌ったように。
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技術もセンスもあるB’zだからこそカッコよく決まってしまうのです。

6月10日には、広島カープ黒田博樹投手のマツダスタジアム入場曲でもある新曲「RED」がリリースされました。ここでも熱いカッコよさを見せるB'z。デビューから25年以上経っても第一線を走り続けているのです。

TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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