1. never young beach の『あまり行かない喫茶店で』を、あまり行かない喫茶店で聴きたい

never young beach の『あまり行かない喫茶店で』を、あまり行かない喫茶店で聴きたい

never young beach の音楽を聴けば、はるか昔にどこかで聴いたことがあるような懐かしい感覚になるはず。そういう音楽を作るバンドです。ボーカルは今をときめく人気俳優・高橋一生の実の弟である安部勇磨。彼の声が良いんですね。

2017年8月3日


この記事の目次
  1. ・主人公が喫茶店に慣れてない
  2. ・明るい未来を思い描く想像力
  3. ・never young beach 最新情報
  4. ・リリース情報
  5. ・ライブ情報
  6. ・never young beach Profile
『あまり行かない喫茶店で』は、このバンドが2015年に発表した曲。まずタイトルが良いですね。「あまり行かない喫茶店」という表現で、様々な情景が思い浮かびます。これが「喫茶店」でなく「カフェ」だったら途端に現代っぽくなるでしょう。





しかし、あえて「喫茶店」にすることで、古くからあるような喫茶店の風景を連想させます。さらにそれが「あまり行かない」場所であることから「日常の風景でなんとなく見るけれどあまり行ったことがない」要素が追加され、懐かしさに新鮮さが加わるのです。歌詞にもあるとおり「何てことない」歌であり、だからこそそれが良いんですね。


"飲めない珈琲 飲み干して僕は
大人になった 気分でいるんだ
お店を出れば 雨が上がって
路面電車が 走り出す"


主人公が喫茶店に慣れてない

歌いだしのフレーズです。「路面電車が 走り出す」日常感。飲めない珈琲を飲み干したというシチュエーションで、この歌詞の主人公が喫茶店に慣れてないことが分かります。「大人になった気分でいる」ことから、真に大人にはなりきれていない人物なのでしょう。だからこそ良い。そんな状況も肯定しているからです。

「雨」はマイナスな要素の象徴。「雨」が上がって「走り出す」ことで、マイナスな要素からプラスの要素へ向かっていくのが聴く者に伝わります。その自然な変化は「飲めない」という否定から「飲み干して」という行動へうつった最初のフレーズにもあります。


"お店を出れば 雨が上がって
商店街が いい匂い"


2番ではこのような歌詞になります。「商店街が いい匂い」これだけで懐かしい感じがするんですね。ここも「雨」というマイナス面から「いい匂い」というプラス面への変化が見えます。


"あなたと二人 街を出ようか
小さな家を買って
部屋にはピンクの ペンキを塗って
庭には犬を 走らせよう"



サビにあたる箇所です。「雨」という青や灰色のような要素を感じさせる歌詞から「ピンクのペンキ」という明るい色のイメージへの変化。部屋の壁がピンクで塗られている状況は、それだけだと賛否が割れそうな気がします。

壁がピンク色なのか?と。しかしこの曲は、ピンクを変に感じさせません。それは、「ピンク」「雨」との対比になっているからです。最後に「庭には犬を 走らせよう」というフレーズを持ってきて、「走り出す」要素を追加します。これによって、明るい未来へ走っていくイメージが強調されるんですね。


"濡れてしまった 自転車に乗れば
今にも切れそうな チェーンが回り
夕暮れ時の 冷たい風が
調子はどう?と 問いかける"



後半ではこのようなフレーズも登場します。「濡れてしまった」「今にも切れそうな」「冷たい風」このあたりも実はマイナス要素です。濡れて今にもチェーンが切れそうな自転車に乗っていて、さらに夕暮れの風が冷たい。こんな状況では気分が暗くなってもおかしくない。でも、この曲は決して暗くならない。そんな日常のマイナス要素ですら肯定しているからです。


明るい未来を思い描く想像力

この曲が良いのは音が懐かしいからだけではありません。「なんてことない」日常を、「あなたと二人」でいる現在を、「小さな家を買う」未来を肯定しているからです。こういった歌詞は、かなり注意深く日常を観察していなければ出てきません。さらに地味な日常を肯定する気持ち、明るい未来を思い描く想像力がないと出てきません。


現代では多くの人が不足していることを嘆きがちです。あれが欲しい、これが足りないと「ない」ものに心を奪われて、「なんてことない」日常を見逃しているのです。never young beachは、そんなありふれた日常の良さを気付かせてくれるバンドなんですね。こういった曲は、それこそあまり行かない喫茶店で聴いてみたいものです。

never young beach 最新情報

リリース情報

never young beach 3rd Album 『A GOOD TIME』
2017年7月19日(水)発売 
初回限定盤 (CD+ DVD) VIZL-1196 / ¥3,800+税 通常盤(CD) VICL-64814 ¥2,600+税
*初回プレスのみツアーチケット先行抽選受付用シリアル番号封入
CD収録内容 
01. 夏のドキドキ
02. なんかさ
03. 気持ちいい風が吹いたんです
04. SUNDAYS BEST
05. 白い光
06. 散歩日和に布団がぱたぱたと(Band ver.)
07. CITY LIGHTS
08. SURELY
09. 海辺の町へ

初回盤特典DVD収録内容
ONE MAN TOUR ”April O’Neil” 2017.4.8@LIQUIDROOM
1. Motel
2. 自転車にのって
3. どんな感じ?
4. 散歩日和に布団がぱたぱたと
5. 気持ちいい風が吹いたんです
6. ちょっと待ってよ
7. Pink Jungle House
8. どうでもいいけど
9. あまり行かない喫茶店で
10. fam fam
11. 夢で逢えたら
12. SURELY
13. 明るい未来
14. お別れの歌

配信シングル「SURELY」
iTunes Storeほか主要音楽配信サイトおよびApple Music、dヒッツほか定額制聴き放題サービスにて配信中
さらにiTunes Storeではアルバム『A GOOD TIME』の予約も受付中。

iTunes Store:https://itunes.apple.com/jp/album/a-good-time/id1249256517281?app=itunes&ls=1
レコチョク:http://recochoku.jp/song/S1005232281/
mora:http://mora.jp/package/43000005/VE3WA-17927/


never young beach アナログ7インチ盤 「SURELY / 気持ちいい風が吹いたんです」
2017年 6月21日(水)発売
HR7S044 (7inch Vinyl) \1,500+税
収録内容: SIDE A:SURELY SIDE B:気持ちいい風が吹いたんです


ライブ情報

never young beach 3rd album『A GOOD TIME』TOUR
岡山YEBISU YA PRO 9月3日(日) OPEN 17:30 / START 18:00 料金:前売 3,500円(1D別) Info:夢番地 岡山 086-231-3531
名古屋ボトムライン 9月14日(木) OPEN 18:30 / START 19:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:ジェイルハウス 052-936-6041
浜松FORCE 9月15日(金) OPEN 19:00 / START 19:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:BOOM BOOM BASH : 054-264-6713
札幌 cube garden 9月18日(月・祝) OPEN 17:30 / START 18:00 料金:前売 3,500円(1D別) Info:WESS 011-614-9999
高松DIME 9月22日(金) OPEN 19:00 / START 19:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:DUKE高松 087-822-2520
福岡 BEAT STATION 9月23日(土) OPEN 18:00 / START 18:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:BEA 092-712-4221
味園ユニバース 10月1日(日) OPEN 17:00 / START 18:00 料金:前売 3,500円(1D別) Info:SMASH WEST 06-6535-5569
金沢 AZ 10月14日(土) OPEN 18:00 / START 18:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:FOB金沢 076-232-2424
新潟 studio NEXS 10月15日(日) OPEN 17:30 / START 18:00 料金:前売 3,500円(1D別) Info:FOB新潟 025-229-5000
仙台CLUB JUNK BOX 10月17日(火) OPEN 19:00 / START 19:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:Coolmine 022-292-1789
赤坂BLITZ 10月20日(金) OPEN 18:30 / START 19:30 料金:前売 3,500円(1D別) Info:SMASH 03-3444-6751

【全公演 CD封入先行抽選受付】 7/18(火) 18:00 ~7/24(月) 23:59

never young beach Profile

安部勇磨 (Vocal&Guitar)
阿南智史 (Guitar)
松島皓 (Guitar)
巽啓伍 (Bass)
鈴木健人 (Drums)

ネバーヤングビーチ。2014年春に、安部と松島の宅録ユニットとして活動開始。暑さで伸びきったカセットテープから再生されたような奇特なインディ・サイケ・ポップ『HOUSE MUSICS』をダンボール仕様のジャケットで100枚限定で発売。2014年9月に阿南、巽、鈴木が加入し、現体制の5人組になる。2015年5月に1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』をリリースしロングセラーとなり2015年の<CDショップ大賞>ノミネート作品に選ばれる。7月末にFUJI ROCK FESTIVAL'15に出演。2016年6月に待望の2ndアルバム『fam fam』をリリースし、8月には7inchシングル『夏のドキドキ』をリリース。『fam fam』が<CDショップ大賞2017>のノミネート作品に2作連続で選出、入賞と関東ブロック賞を受賞し現在もロングセールスを続けている。2017年7月19日(水)にメジャーデビュー作となる待望の3rdアルバム『A GOOD TIME』をビクターのスピードスターレコーズから発売、9月からは全国ワンマンツアー『A GOOD TIME』TOURを赤坂BLITZほか全国11都市で開催する。

http://neveryoungbeach.jp/

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