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【インタビュー】Newシングル「絶対零度の唇」をリリースしたGear 2nd、ジャンルレスなラブソングを届ける彼らの魅力とは? (1/2)

「ジャンルレス」で「エイジレス」なラブソング−−−−−−情熱的なRapがあると思えば、優しく語りかける弾き語りもありと、多様性が魅力のGear 2nd(ギアセカンド)。Vocal・Rap担当の想天坊と、Vocal・Guitar 担当のYU-KIからなる、大注目の二人組。都内ライブハウスやインストアでのライブを精力的に行なっている。今回はNewシングル「絶対零度の唇」リリースや彼らの音楽について語ってもらった。

Gear 2nd(右:Vo.&Rapの想天坊、左:Vo.&Gt.のYU-KI)

「絶対零度の唇」は‘80年代の懐かしさと今っぽさの融合

──今回のシングルCDは3曲入りですが、まずは「絶対零度の唇」についてお伺いします。「絶対零度」という言葉にインパクトがありますが、どんな意味を込めているのでしょう。

想天坊:絶対零度というのは物理学上、一番低い温度でそれ以上下がらないっていう温度なんですが…それを冷たい女性像に重ねていて。絶対零度は、その一瞬に粒子とかも止まるっていう意味なので、好きな女性に最後にキスされた時点で、時が止まっているっていう意味も込めています。「絶対零度」っていう言葉で、冷たい相手と自分との気持ちの差が大きいんだっていう描写にもなるので…。

──曲を聞いた時、今までのGear 2nd(以下、G2)の曲にはなかった、「大人の恋愛ラブソング」を感じさせるなぁと…

想天坊:そう、哀愁みたいなものが感じられるでしょ(笑)

──歌詞は想天坊さんが担当して、曲はお二人で制作したのですか?

想天坊:YU-KIがまず、大体の曲を作ってくれて。そこに、歌詞のないハミングで仮歌が入っていたんですよ。それを聞いた瞬間、夜の都会、過ぎ去っていく時間の経過…哀愁のようなものを感じた。その中にも、一瞬、感情が高ぶるようなメロディラインもあって…この歌詞がハマりそうだな、とわりとすぐに思いつきました。「最終電車」というイメージも降りてきましたね。

──そうですね、都会のビルディング、電車、首都高みたいなイメージが浮かぶドラマティックな曲になっていますよね。

YU-KI:「絶対零度の唇」は、自分たちのやりたいサウンドを出そうと思いました。自分の音楽のルーツが歌謡曲だったりするので、’80年代の懐かしさを感じられるメロディラインと、今っぽさを融合できたらなぁ…と。


「絶対零度の唇」はiTunes他でも配信中。CD(3曲入り)は会場限定発売。「バナナスクール2」(東海テレビ)エンディングテーマに決定

──まさに、どこか懐かしく、でもキャッチーな曲に仕上がっていると思います。Rapが入ることで今っぽさが出ていますよね。

YU-KI:そう、ここはRapでっていう部分を丸々空けておいて。想さん(想天坊)に「ここはぜひRapでおねがいします」って言いました(笑)

──Rapを入れることでG2らしさが出ていると思います。変化があって、聴いていて引き込まれますよね。

想天坊:Rapと歌のスイッチって異なるから、情景の描写に変化をつけられる効果もある。Rapは文字がたくさん詰め込めるし、しゃべり口調なので、より親近感の湧く、伝え方が出来てるんじゃないかなぁと…。

──この曲では、YU-KIさんの歌、想天坊さんのRapと交互に来て、盛り上がる部分で、あえて想天坊さんがメロディを歌うのがいいですよね。

想天坊:そうですか?そこは悩んだんですよね。というのは、初めて僕たちの曲を聴く人は三人組だと思うんですよ(笑)Rapと歌の棲み分けの二人組ならわかりやすいけど…僕も歌うから。曲の佳境で、そこから僕が歌うと「あれ?誰が歌ってるの?」ってなる(笑)

──ああ(笑)そうですね、想天坊さんのRapと歌はいい意味でギャップがありますし。初めて聴くと三人いるように思えるかも…

YU-KI:でも、歌うか歌わないか?かなりみんなで話し合って決めた部分なので、良いと言ってもらえてよかったです。

──感情が大きく動く部分で、想天坊さんが気持ちを前面に出して歌うことで、より伝わりやすくなっていて…効果抜群だと思います。

YU-KI:「絶対零度…」は自分たちが入れたかったスタイルも出せて、Rapも入っていて、初めて聴いた人に「これがGear 2ndです」って言える、名刺代わりの一曲になったんじゃないかなぁと。

──まさに、インパクトがあってG2をまだ知らない人にも印象が残せる曲ですよね。また、シングルCDの二曲目には全く違う、幸せな恋人同士の休日を歌う「ふたりやすみ」という新曲が入っています。

YU-KI:こちらは、ギターだけのシンプルなサウンドで、声で伝えるようなスタイルで。今まで弾き語りはライブでやるけども、こういうスタイルで一曲作ったことがなかったので…メロディラインは何度も作り直しました。

──で、その曲を想天坊さんに渡したら…

YU-KI:そう。こういう(幸せな)歌詞が返ってきて。

想天坊:僕も、こういうたわいのない日常の歌詞って書いたことがなくて…けっこう悩みました。「日常の当たり前」を文字数にはめこんで、しかも幸せだなって感じさせて…時間の流れの中の一瞬を切り取るのって難しくて。ことばを何個も何個も並べたり、はめ直したり。



──インストアライブで初披露した時、G2C(彼らのファンをGear 2nd Crew、略して「G2C」と呼ぶ)は、2番の歌詞を聴いて笑っていましたよね。

想天坊:そう!あれ?俺、何か変なことした?って焦りましたよ。

──「カレーもそろそろ食べ飽きたよね パスタもいいけど太りたくないし」っていうのは、まさに2人のイメージなので…(G2の二人のカレー好きとダイエットエピソードはファンの間で有名)。でも身近に感じられて、ファンとしてはこういう曲、待ってました!という感じなのではないでしょうか。

YU-KI:ギター一本でドラマティックにしなきゃ!っていうのが逆に難しくて。じゃ、今日は車に乗ってギター弾いてみようとか…夜に公園でギター弾いてみたり。

──ええ!?夜に一人で…公園でギターを?

YU-KI:そう(笑)ストリートっぽく弾いてみたりして。試行錯誤ですね。家にいるだけじゃ、メロディが出てこないので…。



──想天坊さんは、歌詞を考える時は家で考えているんでしょうか。

想天坊:家で、手書きで考えていますね。これを言いたい!っていうことばをまず書いたり。普段から、いいなっていうことばを携帯でメモっておいたりします。「絶対零度…」はこの単語から出来た歌ではないけれど、中にはそのことば、フレーズを使いたいから作る曲もありますね。例えば(代表曲の)「STEP BY STEP」は「すべてを投げ出したくなる夜 誰の声も聴きたくはない 世界がこの部屋一つだけになった夜」という冒頭の歌詞を言いたいがために、作った曲なんですよね。最初の1フレーズがけっこう重要で。そこが思いつけばバーッとサビまで書けたり。でも全く思いつかないときもあります。



「STEP BY STEP」は人生を迷った時の応援歌としてファンに人気が高い

──アイデアを思いつく、って大変なことですよね。ふとした時に降りてくるというか…

想天坊:そう。悩んでも全然出てこなくて、次の日になったらバーッと出来たりして。昨日、あんなに悩んだのはなんだったんだろう?っていう時もよくある(笑)。

──Newシングルの3曲目には、ファンにとても人気がある「I LOVE YOU」が新録音で入っています。

YU-KI:皆さんに気に入ってもらえてる「I LOVE YOU」を改めて録音して収録しました。3曲目はまっすぐなラブソング。なので、このCDは3曲合わせて、本当にG2の名刺代わりです。

──そうですね、やっぱり初めてG2を紹介する時は「I LOVE YOU」を聴いてもらおうかな、と思います。

想天坊:前回の録音は、声も若くて(笑)。だいぶ違う…。

──いえいえ、前のバージョンも青いというか、尖っているところが逆に魅力なので(笑)どちらもいいと思いますよ。


「I LOVE YOU」は大変人気がある、まっすぐなラブソング。今回のNewシングルには新録音バージョンが収録されている。

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オフィシャルWEBサイト:http://gear2nd.com ツイッター:@Gear2nd_info 想天坊ツイッター:@sotenbo YU-KIツイッター:@yu_ki_music

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