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【インタビュー】ココロオークション それぞれの夏と僕たちの音楽がリンクする…アルバム「夏の夜の夢」リリースインタビュー (1/2)

8月2日に、3rd mini Album「夏の夜の夢」をリリースしたココロオークション。この夏に向けて入念に準備をされてきたアルバムのリリースとあって、最高の作品が完成した確信が伝わってくるメンバー4人のインタビューです。
今年の夏は暑い。これから夏本番となっていく中、ココロオークションは「夏の夜の夢」という夏の終わりを感じさせるアルバムを届けてくれた。粟子真行(Vo.&Gt.)、大野裕司(Ba.)、井川聡(Dr.)、テンメイ(Gt.)のメンバー勢揃いでのインタビューの模様をどうぞ。

3rd mini Album「夏の夜の夢」をリリース

――3rd mini Album「夏の夜の夢」のリリースおめでとうございます。今のお気持ちはいかがですか?



大野:今回はつくる過程で、たくさん時間をかけて制作しました。そして形になってから1か月以上たっているので、やっとみんなに聴いてもらえるなっていう(笑)、満を持してっていう感じなので「やっとか!」っていう感じですね。

――では、この時期にリリースをするという照準があったと?

井川:はい、そうですね。

大野:「普通の夏」をコンセプトにしたmini Albumなので、夏のこの時期に出したいっていうのは決まってました。

井川:意外にギターとかが早く終わったね。

テンメイ:そうですね。1日で結構シュッと(笑)

大野:今回はすごいレコーディング内でもスケジュールがゆったりしてた。例えばリード曲の『線香花火』。これは『線香花火』の歌を録るだけの日というのを準備していて、完全に歌をコンディションのいい状況で入れるために、演奏を前倒しで作業進めてました。そういう風に、よりいいテイクをCDに入れられるようにしてました。
いいコンディションを待つ余裕があるから、待ち時間が多かったです。僕らのエンジニアさんが福山雅治さんをずっと担当している方なんですけど、「こんな時間にゆったり余裕があるのは、スタジオの使い方が福山君レベルだね」って言ってました(笑)。

――それは完成度の高い作品と、ココロオークションの自信になりますよね。そして今回『線香花火』が「夏の短編小説MVシリーズ」の第4話として公開されました。このシリーズはどうして始められたのでしょうか?

粟子:最初は『蝉時雨』っていう曲がまずあって、その曲をよりたくさんの人に届けるためにって考えたときに、インディーズだったので当時プロモーションツールがあまりなかったんですよね。やっぱりYouTubeとSNSをうまく使わないとっていうところから、『蝉時雨』の楽曲が田舎の原風景を思い浮かぶような曲だなって言ってくださることが多かったんです。
僕らもそう思ってましたし、きっとそういうきれいな映像と景色と一緒に合わせて届けたら、より多くの人の心に刺さるんじゃないかなっていうところから、まず『蝉時雨』の映画を撮るっていうアイデアが浮かんできて、その『蝉時雨』の短編映画を撮ったものを短く編集してできたものが『蝉時雨』っていうMusic Videoだったんです。

――なるほど。そのプランはバッチリ決まったわけですね。そして、最初撮った『蝉時雨』の映画というのが、「夏の夜の夢」の初回限定盤に入ってるものですね。

大野:そうですね。

粟子:最初はこんなに続くとも思ってませんでしたし、映画撮るつもりで始めたことなので。それがすごく沢山の人に見てもらえて、すごいいい作品だねって言ってもらうことが増えてきました。フェスとか出ても、いろんなライブハウスの街へ行っても、『蝉時雨』とか「夏の短編小説MVシリーズ」で知りましたって言ってくださる方がすごく沢山いて、今では僕らの転機となった大切な作品。僕らを知ってくれるきっかけの1つになってるなと思ってます。

――YouTubeのコメント欄とかでもそういう人いっぱいいますね。もう1つ多かったのが、映像がすごすぎて詞が入ってこない。

大野:あるあるですよね(笑)。

粟子:よく言われます。

――私もそうだったので、2回観ちゃいました。Music Videoのことをもう少し聞かせてください。『線香花火』のMusic Videoで、片山友希さんの成長をショットで見せてからの「綺麗だ 綺麗だ」っていう歌詞に入るところとか、シーンと単語がはまっているところが結構多いと感じたのですが、意識して作られているのでしょうか。

大野:基本的には曲が先に完成してからMusic Videoをつくってもらうので、これは逆に馬杉雅喜監督のほうが意識してくれてるっていうか、わりと僕らはストーリーとかも気にせず曲をつくって、まず曲としていいものをつくろうとしてます。

『線香花火』はこうして生まれた

――何作も担当している同じ監督さんなのでそこは綺麗にマッチしているんですね。今回リード曲になってる『線香花火』は、どういった作られ方をしたのでしょうか?



粟子:そうですね、まずこのCDは夏にだすっていうところで、4作目の夏の短編小説MVシリーズをつくりますっていうところから曲はつくり始めました。最初に『線香花火』っていうタイトルがまず決まって、より夏っぽいというか、『蝉時雨』『夏の幻』『雨音』っていうこのシリーズの世界観にぴったりでいいなと思いましたね。
今回この『線香花火』で伝えたかったのは、歌詞にもあるんですけど「消えない花火って無いのかな 考えてみたけど いつか終わりが来るから 今が愛しいんだよな」っていう部分ですね。夏の切なさみたいなものをココロオークションにしか表現できない言い方で表したいなっていう気持ちを込めました。

――そしてこの「線香花火」は、「王様のブランチ」のエンディングテーマにも決まりましたね。この番組がきっかけで、ココロオークションを知る人が増えていくと思います。

粟子&井川:ありがとうございます。

大野:この曲聴いてMusic Videoがあるって知って、ぜひ見ていただきたいです。例えば音楽好きの方じゃなくても、バンドとか全然聴いたことないっていう人でも、なんか引っかかるものが必ずあると思うし、そういう方がMusic Videoを観たきっかけや、曲を聴いたきっかけでココロオークションのライブに来てくれたりとかするとすごい! それを期待しています。
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関西バンドシーンから現れた4人組ロックバンド。 「歌モノバンド」である矜持を守りつつ、バンドサウンドという枠組みに囚われず様々なサウンドスケープを取り込み、シーンを越えた楽曲を発表している。 その幅広い音楽性が全国のライブフリークはもちろん、様々な年齢層からの支持を集める···

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