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【ライブレポート】CUBERS、ダンスを封印し初の生バンド演奏でライブを開催!フォーマルなジャケット姿で大人な一面を見せる


 この日は会場がバースペースのため着席スタイルでの観覧。ワンピースやスーツなどフォーマルな服装のファンたちは、ドリンクやフードを片手に開演までのひと時を優雅に楽しんでいた。なかでも、メンバーが考案したスペシャルカクテルを頼む人の姿が多く見られ、開演前からCUBERSが構築した空間に浸っていた

オープニングからアットホームな空気



 定刻、ステージ上にバンドメンバー(Gt.飯塚直斗、Ba.高畠俊、Key.鎌田瑞輝、Dr.白川玄大)が登場。セッションが始まると、そのリズムに合わせてCUBERSが客席を通り抜けるようにして登場。メンバーはびしっとスーツを着用しており、いつもよりフォーマルな印象だ。この日はシックな会場にフォーマルな服装ということもあり、客席のファンたちはどのように楽しむべきか模索している様子だった。しかし、「声だしていきましょう!」「緊張しているの? 大丈夫だよ!」と彼らがにこやかに呼びかけると、ほっと肩の力が抜けたのか次第に声を出すファンたち。そして、「手拍子してみようか!」という合図で、会場中が手拍子で一体化。オープニングからアットホームな空気を生み出すトーク力は流石だ。

 ライブは『Mr.COOL!!』からスタート。この日はいつものオケでの歌唱ではなく、生バンドを背にしての歌唱。オケが生バンドになるだけで、彼らの歌声や表情、歌詞までもが少しだけ違ったものに聴こえてくるから不思議だ。だが、そこにはCUBERSのコンセプトである”聴けるボーイズユニット”の名の通り、耳を傾けたくなる魅力があった。“踊らない”と題しているため、アクロバティックなダンスや身体を大きく使ったダンスはしないものの、『BiBiBi』『ワンダーパレード』では、歌詞に合わせて振りをつけていたメンバー。その振りに合わせて客席で小さく振りをつけるファンの姿もあり、生バンドという違った一面を見せながらも、良い意味でいつもと変わらない楽しさがあった。



MCにて「ドラムまじ格好いい! CUBERSでバンドやるならドラムがやりたい!」と切り出したのは春斗。この一言をきっかけに、“CUBERSでバンドを組むならどのポジションがいいか?”という話に花が咲く一コマも。ドラムをやりたいと希望した春斗だが、「ドラムは包容力がないとできないよね~!」という末吉9太郎の一言からギター&ヴォーカルに。

その後、ドラムはtaka、ベースは綾介、ギターは優と続けた9太郎。気になる9太郎のポジションはどこかと思いきや、優の「じゃあ後はマラカスだね」の一言でマラカスのポジションに決定。ギター、ドラム、ベースと続いてマラカスが出てくるあたり、CUBERSの末っ子ポジションに位置する優らしいのかもしれない。そして、ちょっとだけ不服そうな、それでいてどこか嬉しそうな9太郎はCUBERSの可愛いを自称するだけあるチャーミングさがあった。今回は生バンドでの演奏だったが、彼らがバンドとして演奏するというのも、また彼らの個性を見ることができて面白いかもしれない。

 そんなMCから打って変わって、『Forever』『Today』としっとりと聴かせるバラードで会場を包み込んだ。そこからさらに一転、『今さらMiss you』ではアッパーなサウンドに乗せて会場を笑顔に。”君は僕の大事な人”と歌う場面では、客席へと手を伸ばし愛おしそうに歌う5人の姿が印象的だった。

ゲスト・丹澤誠二



 ここで、この日のゲスト・丹澤誠二さんが登場。丹澤さんは、TAKAとミュージカル『スタミュ』で共演。仲良くなった際に、サックスができることを知り出演をオファーしたそう。9太郎は丹澤さんと目が合うなり「僕と目が合うと笑うのはなんでですか?」と不思議そうに質問。丹澤さんは、「リハの時から目が合うと手を振ったり笑顔をくれるから……」と照れた表情を見せます。さらに、186センチあるという丹澤さんに「身長が大きくなる秘訣」を尋ねるメンバー。5人のなかでは一番身長が高いTAKAも「僕が私生活で見上げるのは誠二くんか信号機くらいだよ」と発言し、会場に笑いを誘った。

 そんな丹澤さんのサックスを招いた10人編成で、昨年のワンマンでも披露しているアース・ウィンド・アンドファイアーのカバーで『September』、そしてバンド編成で披露したかったという『Samenaide』の2曲を披露。丹澤さんは国立音楽大学でサクソフォーン(サックス)専攻を卒業している実力者。サックスが加わったことでより楽曲に華やかさが増し、メンバーも気持ちよく歌声を響かせていた。



 再びのMCでは衣装についてトーク。Twitterで誰がどの衣装を着用するか予想大会が開催されていたことについて、「半ズボンは誰が履くかドキドキしたでしょ~」とにやりと笑みを浮かべたのは9太郎。綾介から「お前しかいないよ!」と突っ込みを食らいながらも、「普段はスーツを着ないから新鮮」とスーツ姿にソワソワしながらも、珍しい装いを自慢したげな表情が印象的だった。


バンドサウンドに合わせて後半戦



 後半戦はノリの良い楽曲がメインに。ポジティブなオーラがあふれる『神様は忙しい』では、バンドサウンドに合わせて、体を使って楽し気にリズムをとるメンバー。『STAND BY YOU』では、ステージを飛び出して客席へ。ファンに手を振ったり、笑顔を向けたり、フードを狙おうとしたり。ラスサビまでの間、客席で少しばかりの交流の時間を楽しんだ。



 ラスト『Circus』は、この日会場に訪れることができなかった人に届けてほしいという思いから撮影・録画がOKに。「活動を始めてから2年しか経っていません。でも、日本武道館や味の素スタジオに立ちたいと公言してきています。この歌で、“僕たちはもっと輝ける”と歌っているけれど、その先へと先延ばしにせずに、今、輝けるように歌いたい。この曲が日々の支えになればうれしいです」と曲入り前に歌った春斗。その思いの通り、客席ではポップなメロディーに乗せて、自由に楽曲を楽しむファンの姿が。彼らの希望や輝きがギュッと凝縮されたメロディーが会場中をキラキラと包み込んでいた。

夏の踊らないワンマン アンコール



 アンコールでは10人編成で『SHY』を披露。ファンのコールと合わさり一体感を生みだすと、最後は「以上、CUBERSでした!」の挨拶で締めくくられた。終演後には特典会も開催されるなど、ファンと一緒になって楽しんだ一夜だった。

 アンコールのMCにて、「『夏の踊らないワンマン』ということは『冬の踊らないワンマン』もあるんじゃないかなと」と語ったのは9太郎。まだ予定はされていないということだが、この日会場に訪れることができなかった人、この日をめいいっぱい楽しんだ人がいる以上、開催される可能性は決してゼロではないだろう。そして、こうした生バンド演奏といういつもと違った楽しみがあることで、普段の彼らのステージでまた違った魅力を感じられるかもしれない。



セットリスト

1 Mr.COOL!!
2 BiBiBi
3 ワンダーパレード
4 Forever
5 Today
6 今さらMiss you
7 September
8 Samenaide
9 神様は忙しい
10 STAND BY YOU
11 Circus
En1 SHY

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