1. 「RIDE ON TIME」から見る山下達郎の音楽の姿勢

「RIDE ON TIME」から見る山下達郎の音楽の姿勢

いつまでも理想を追い続け色褪せない音楽を作り続ける山下達郎。心地よい楽曲群を作りあげる彼は「一人アカペラ」と呼ばれる。 繊細に声を重ね作りあげる彼のコーラスに魅せられた人が続出している。まるで人間の声ではないようなハーモニーを聴かせてくれる。

2017年9月11日


この記事の目次
  1. ・山下達郎 「RIDE ON TIME」
  2. ・日本の音楽を語る上で欠かせない山下達郎
  3. ・山下達郎 最新情報
  4. ・リリース情報
  5. ・山下達郎 Profile
実は、このコーラスは従来あった曲を山下達郎流に見事にアレンジしているのだ。彼は、一流のミュージシャンであるが、その前に超一流のリスナーなのである。CDやLP、レコードを合わせるとなんと6万枚ほど音源を所有しているという。その数字を見るだけで音楽に造詣が深いと伺い知れる。また、山下達郎は洗練されていて都会的なイメージを持つシティ・ポップの先導者である。1980年に発表された「RIDE ON TIME」はシティ・ポップの始まりとさえ言われている。

山下達郎 「RIDE ON TIME」

この時代、人々はフォークからフュージョンやR&B、ジャズなどを取り込んだ都会的な音楽に耳を傾けるようになった。同曲は山下達郎の名を世間に知らしめた曲でもある。近年も素晴らしい楽曲を発表している山下達郎だが、この頃からすでに彼の音楽は完璧に近いものといえる。
音楽に限らず言えることであるが、完璧すぎるものというのはどこか近寄りがたい。それなのに、隙のない彼の音楽がなぜ聴衆に愛され続けるのか。今回は山下達郎の代表曲「RIDE ON TIME」から、人々を惹きつけてやまない理由を見ていこう。




“青い水平線をいま駆け抜けてく
とぎすまれされた ときの流れ感じて
アア ときめきへと 動き出す世界は
忘れかけてた 遠い夢の訪れ”



山下達郎の楽曲の中でもRIDE ON TIMEは非常に疾走感があり、ピアノやドラムさえも跳ねている。これは、日本の音楽の礎ともなったフォークにはない感覚だ。

新しい道を切り開くためには、作り上げられたブームや文化に一石を投じなければならない。山下達郎は複雑で難しい人間の関係性を歌うフォークとは違い、疎外されていることを前提とした、それでいて輝かしい雰囲気を放つ同曲を作り上げた。
その雰囲気は「青い水平線をいま駆け抜けてく」といった歌詞からも十分に伝わる。


“Ride On Time さまよう想いなら
やさしく受け止めて そっと包んで オー
Ride On Time 心に火を点けて
あふれる喜びに 拡がれ Ride On Time”



山下達郎の曲の心地よさは様々な条件が重なり合って、作られているものだが特にリズム感が秀逸だ。リズムに対して走らずによれずにベストなタイミングでボーカルを落とす。

その心地よさはプロのアーティストといえども中々だせない。彼はコンマ何秒の世界を熟知しているはずだ。どれだけのボーカリストの声を耳にしてきたか定かではないが、その圧倒的な量が山下達郎のグルーブを作ったはずだ。


“僕の輝く未来 さあ回りはじめて
虚ろな日々も 全て愛に溶け込む
アア 何という朝 今すぐ君のもと
届けに行こう 燃える心迷わず”


日本の音楽を語る上で欠かせない山下達郎

日本の音楽を語る上で欠かせない山下達郎は、まず誰よりもリスナーであったのだ。彼の音楽は彼が耳にした音が元になっている。彼はあるインタビューで「どれだけ熱い気持ちを持っていようと音楽表現を続けていくなら、継続的な訓練と学習が必要」と発言をしている。

自分が耳にした音楽を訓練により自分のものにした。彼がその訓練と学習を徹底的にこなしてきたのも、音楽に対する愛がとんでもなく深かったためだろう。

完成された楽曲からその姿は想像できないが、楽曲制作では最後の1秒まであがき続けているという。そう、洗練された音楽の裏には、泥くさくて人間らしい気持ちがたっぷりと詰まっているのだ。


山下達郎 最新情報

リリース情報

山下達郎/『COME ALONG 3』
発売日:2017年8月2日(水)
品番:WPCL-12690
価格:¥2,200(本体)+税
[収録予定曲]
・CHEER UP! THE SUMMER
・高気圧ガール
・踊ろよ、フィッシュ
・さよなら夏の日 
・THE THEME FROM BIG WAVE 

他全12曲収録予定

※発売を記念してアナログサイズジャケットつきの限定盤をWMD(ワーナーミュージック・ダイレクト)にて数量限定で発売予定です。


※参考
●山下達郎/COME ALONG (発売元:Ariola Japan)
 プロモーションのみで制作されたが、あまりの評判にカセットで発売され異例のヒットとなった。小林克也のDJで一世を風靡したリゾート・アイテムの草分け。(1979年作品)

●山下達郎/COME ALONGⅡ(発売元:Ariola Japan)
 小林克也とカマサミ・コングをDJに迎えた、`84年3月発表のシリーズ第2弾アルバム


3月18日(土)17:00 / 18:00 [千葉]市川市文化会館
3月22日(水)17:30 / 18:30 [福島]郡山市民文化センター 大ホール
3月26日(日)17:00 / 18:00 [群馬]ベイシア文化ホール
4月02日(日)17:00 / 18:00 [栃木]宇都宮市文化会館
4月07日(金)17:30 / 18:30 [静岡]アクトシティ浜松 大ホール
4月09日(日)17:00 / 18:00 [長野]キッセイ文化ホール
4月14日(金)17:30 / 18:30 [大阪]フェスティバルホール
4月15日(土)17:00 / 18:00 [大阪]フェスティバルホール
4月20日(木)17:30 / 18:30 [岡山]倉敷市民会館
4月22日(土)17:00 / 18:00 [島根]島根県民会館
4月28日(金)17:30 / 18:30 [神奈川]神奈川県民ホール
4月29日(土・祝)17:00 / 18:00 [神奈川]神奈川県民ホール
5月05日(金・祝)17:00 / 18:00 [青森]リンクステーションホール青森
5月07日(日)17:00 / 18:00 [岩手]岩手県民会館 大ホール
5月11日(木)17:30 / 18:30 [東京]NHKホール
5月12日(金)17:30 / 18:30 [東京]NHKホール
5月20日(土)17:00 / 18:00 [宮城]東京エレクトロンホール宮城
5月21日(日)17:00 / 18:00 [宮城]東京エレクトロンホール宮城
5月27日(土)17:00 / 18:00 [広島]広島上野学園ホール
5月28日(日)17:00 / 18:00 [広島]広島上野学園ホール
6月01日(木)17:30 / 18:30 [大阪]フェスティバルホール
6月02日(金)17:30 / 18:30 [大阪]フェスティバルホール
6月09日(金)17:30 / 18:30 [東京]中野サンプラザホール
6月10日(土)17:00 / 18:00 [東京]中野サンプラザホール
6月15日(木)17:30 / 18:30 [埼玉]大宮ソニックシティホール
6月16日(金)17:30 / 18:30 [埼玉]大宮ソニックシティホール
6月21日(水)17:30 / 18:30 [大阪]フェスティバルホール
6月22日(木)17:30 / 18:30 [大阪]フェスティバルホール
6月26日(月)17:30 / 18:30 [福岡]福岡サンパレス
6月27日(火)17:30 / 18:30 [福岡]福岡サンパレス
6月30日(金)17:30 / 18:30 [兵庫]神戸国際会館こくさいホール
7月01日(土)17:00 / 18:00 [兵庫]神戸国際会館こくさいホール
7月08日(土)17:00 / 18:00 [東京]中野サンプラザホール ※協賛:山野楽器創業125周年記念
7月09日(日)17:00 / 18:00 [東京]中野サンプラザホール
7月13日(木)17:30 / 18:30 [新潟]新潟県民会館
7月14日(金)17:30 / 18:30 [新潟]新潟県民会館
7月20日(木)17:30 / 18:30 [愛知]名古屋国際会議場
7月21日(金)17:30 / 18:30 [愛知]名古屋国際会議場
7月31日(月)17:30 / 18:30 [長崎]アルカスSASEBO
8月02日(水)17:30 / 18:30 [佐賀]佐賀市文化会館
8月04日(金)17:30 / 18:30 [香川]レクザムホール
8月07日(月)17:30 / 18:30 [広島]ふくやま芸術文化ホール
8月09日(水)17:30 / 18:30 [島根]出雲市民会館
8月15日(火)17:30 / 18:30 [北海道]ニトリ文化ホール
8月16日(水)17:30 / 18:30 [北海道]ニトリ文化ホール
8月19日(土)17:00 / 18:00 [北海道]苫小牧市民会館
8月21日(月)17:30 / 18:30 [北海道]網走市民会館
8月29日(火)17:30 / 18:30 [石川]金沢歌劇座
8月31日(木)17:30 / 18:30 [長野]ホクト文化ホール 大ホール

山下達郎 Profile

山下達郎(やましたたつろう)
1953年2月4日生まれ、東京都豊島区 池袋出身
1975年、シュガー・ベイブとしてシングル「DOWN TOWN」、アルバム『SONGS』でデビュー。
1976年、アルバム『CIRCUS TOWN』でソロ・デビュー。1980年発表の「RIDE ON TIME」が大ヒット。
アルバム『MELODIES』(1983年)に収められた「クリスマス・イブ」が、1989年にオリコンチャートで1位を記録。30年以上にわたってチャートイン、日本で唯一のクリスマス・スタンダード・ナンバーとなる。
1984年以降、竹内まりや全作品のアレンジ及びプロデュースを手懸け、また、CMタイアップ楽曲の制作や、
他アーティストへの楽曲提供など、幅広い活動を続けている。
2015年「平成26年度(第65回) 芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)」に選出。
2016年には1987年から続く「クリスマス・イブ」30年連続オリコンチャート100位入りという記録が、ギネス世界記録に認定された。

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