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ウルフルズもボーボボも立派な『バカサバイバー』だった

ウルフルズの2004年の楽曲『バカサバイバー』。この曲はアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」の主題歌でした。「バカサバイバー 成り上がれ(ガレ)」という歌詞どおりボーボボもウルフルズも成り上がってきた存在。

生き残って行こうぜ!


ウルフルズの2004年の楽曲『バカサバイバー』。この曲はアニメ「ボボボーボ・ボーボボ」の主題歌でした。「バカサバイバー 成り上がれ(ガレ)」という歌詞どおりボーボボもウルフルズも成り上がってきた存在。

1988年に結成したウルフルズは徐々に知名度を上げ1996年に『ガッツだぜ!!』『バンザイ~好きでよかった~』のヒットで紅白出場を果たします。

ウルフルズは2007年に活動停止しますが、2014年に復活しました。「生き残っていこーぜ」の歌詞どおり生き残っているのです。

バカサバイバー


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さぁ! 生き残っていこーぜ
よじ登って 勝ちほこって
金使って 金かせいで
B・A・K・A SURVIVOR
≪バカサバイバー 歌詞より抜粋≫
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『バカサバイバー』の歌詞は「誰のせいで そんなショボくれとんねん」「むりやり頑張らんでもええし」と弱っている人を励ます内容。ウルフルズは『ガッツだぜ!!』同様、ずっと人を励ましているんですね。

「ボボボーボ・ボーボボ」はそのインパクトあるタイトルからも想像がつく通りギャグ漫画。

週刊少年ジャンプで連載されていました。ボーボボという名のアフロヘアの男が鼻毛真拳で敵を倒していくという内容。この作品の特徴はとにかくインパクト勝負の手数勝負。敵も味方もひたすらギャグの応酬で戦います。

「画が下手でもインパクトのあるネタで読者を引っ張る」漫画だったんですね。「勝ち残れ(コレ)」の歌詞通り、ジャンプという戦場を勝ち残ってきた作品です。バカでも生き残る方法があることを示した作品。

ウルフルズの曲としてはそれほど有名ではない『バカサバイバー』。しかし見事にボーボボの作風とはマッチしていました。

歌詞のように戦い、稼いできた


漫画家澤井啓夫の初連載作品にしてヒット作だったボーボボ。なんとコミックは28巻まで発行され700万部売り上げています。「金かせいで」の歌詞がありますが、歌詞どおり実は結構稼いでいた作品なんですね。

澤井啓夫は日頃からギャグを沢山考え、アシスタントにも無茶ぶりして日々面白いことを考えさせていたといいます。まさに「オレイズムDEバカサバイバー」な生活。

そんなボーボボの作者は次の作品「チャゲチャ」が8週打ち切りという目にあいます。ジャンプの歴史においてもかなり短期の打ち切りを経験してしまった澤井啓夫。

しかし、ボーボボのスピンオフのゆるふわ漫画「ふわり!どんぱっち」で再びコミックを発行。不条理系ギャグから絵柄も可愛らしく変わり、ゆるふわ日常漫画になりました。

手段を変えてでも「生き残る」立派な「バカサバイバー」ですね。

受け継がれてゆく「バカサバイバー魂」

何より澤井啓夫のアシスタントだった松井優征が、後に「暗殺教室」という大ヒット作を生み出します。超生物の殺せんせーを生徒が暗殺するというこの作品。師匠のもとでギャグセンスを鍛え、「画が下手でもインパクトのあるネタで読者を引っ張る」方法を受け継ぎました。

アシスタントまで「オノレイズムDEバカサバイバー」な存在だったのです。

みんな「バカサバイバー」しています。バカバカしい歌詞ながらもウルフルズ流応援歌は、人が生き残っていくことの意味を教えてくれていたんですね。

TEXT:改訂木魚 (じゃぶけん東京本部)

1988 年に大阪で結成、メンバーはトータス松本(Vo, Gt)、ジョン B(Ba)、サンコン Jr.(Dr)。 バンド名は、メンバーお気に入りの LP レコードのジャケットの帯にあった「ソウルフル」が改行のため「ウルフル」と読めたことに由来。 1992年5月13日にシングル『やぶれかぶれ』でデビュー···

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