新垣結衣、大切に鍵をかけてしまっておきたい楽曲「heavenly days」



これ以上ないほどの幸せな日々。ずっと続けば良いと願ってしまうほどに、満たされた時間だ。

女優:新垣結衣の歌手デビューアルバムとなった「そら」。このアルバムに収録された楽曲『heavenly days』は、今はない天国のような日々への想いを歌っている。携帯小説ブームの先駆けとなった美嘉原作「恋空」の挿入歌でもある。


今作では、主演の新垣結衣の他、三浦春馬や小出恵介、香里奈に中村蒼と俳優陣が大変豪華な映画でもあり、【川のように先へ進むヒロ(三浦春馬)派か、静かな海のように包み込んでくれる優(小出慶介)派か!?】という論争がニュースで取り上げられたほどだ。同年にマンガ化、後にはテレビドラマ化もされて特に女子高生や20代の女性に支持を得た。

主人公である田原美嘉を演じるのが新垣結衣ということもあって、この楽曲は美嘉の想いが綴られている。過ぎ去った思い出に、彼女が出した答えとは?

新垣結衣「heavenly days」
――――
目覚ましが鳴る 前に起きて時を止める
思い出せるのは もうなんとなくだけど 君の事

一億分の君に会えた 奇跡なんかも
いつの間にか 忘れちゃうかな
忘れた事さえもきっと忘れてしまうの

――――

“きみは幸せでしたか?”

映画のキャッチコピーにもなったこの言葉。楽曲のテーマもこの一言に尽きる。人が幸せだった頃を思い返してしまうのは、戻りたいと想う気持ちと相手は自分といて幸せだったのかという自問自答もあるのではないだろうか。もう、相手に確認することはできないからこそ不安になって悩んで…その度に思い返してしまうのが優しい記憶なのだ。

しかし、人は思い出の中にずっといることはできない。


“ヘブンリーデイズ 胸のポケットの部屋”
“君の消えたぬくもりを探すよ”
“もう二度と君を想う事はなくても あぁ”
“まだ少し暖かい あの日々に鍵をかけて”


時間が過ぎて、また新しい出会いをして。生きていくうちに全ては過去になっていく。どれだけ今、天国のように素晴らしい日々が恋しくても。勉強や仕事をこなして1日1日を過ごしていれば、想っていたことさえ忘れてしまう日がくるのだ。

でもそれは、いらないものをゴミ箱に捨てるようなものではない。大切な思い出として、心の中にそっと閉まっておくような感覚だ。

たとえ“もう二度と君を想う事はなくても”。全てを抱いて、新しい光の下を歩いていく。

ヒロのいなくなった世界で美嘉が出した答えに、聴いたあなたはきっと涙する。

TEXT:空屋まひろ

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