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光さすような想い「ONCE UPON A DREAM ~いつか夢で~」。マレフィセントが見つけた真実の愛

“いつか夢で” それは、純粋な悪として語り継がれてきた黒き魔女なりの“愛”の言葉。


“いつか夢で”

それは、純粋な悪として語り継がれてきた黒き魔女なりの“愛”の言葉

1959年に公開されてから、長く愛され続けるディズニーアニメーションの1つ「眠れる森の美女」。ディズニーでは定番のプリンセスストーリーで、主人公のオーロラ姫が最後は王子との“真実の愛”のキスで永遠の眠りから覚めるハッピーエンドな物語だ。

しかし、この物語には誰も知らない禁断の秘密があった。

その秘密が明かされたのが2015年5月30日公開「マレフィセント」。今作ではオーロラ姫に「16歳の誕生日に糸車の針で指をさして死ぬ」呪いをかけた張本人、黒い魔女:マレフィセントを主人公にしている。悪役で名高い彼女を中心に、実は語られていない話があったという内容だ。

『ONCE UPON A DREAM ~いつか夢で~』は、今作のテーマソングであり、かつて眠れる森の美女の主題歌であった「いつか夢で」のカバーという形。ここで紹介する楽曲は日本語吹き替え版で、大女優:大竹しのぶが歌っている。公開時から「誰が歌っているのか?」と話題になった歌声は、母性の滲む女性が持つ強さを感じさせる。

大竹しのぶ「ONCE UPON A DREAM ~いつか夢で~」
――――
あなたを守るために
今強くなろう かなしみの影の私に
よろこび うたってくれた
そして今 光さす
愛を知る あなたは私の夢

――――


原曲はオーロラ姫とフィリップ王子の恋を歌ったデュエット。それをあえてカバーしたこの楽曲はマレフィセントを視点にしており、コインでいう表と裏のような関係。ラブラブで甘い感じではなくなってしまっているが、「真実の愛」をテーマにした楽曲で真実の物語を語った今作の主題歌にぴったりな楽曲となっている。

一目みて、運命の人だと直感する。相手も同じことを想っていて、お互いに苦難を乗り越えた最後、2人は幸せに暮らす。ハッピーエンドにありがちな展開は、現実ではなかなか起こりえないことだ。だから人は憧れるわけだが、それを真実の愛とするには現実では厳しい。愛を貫き通すには、周囲の反対など障害は大きく、代償が伴ってくることさえあるからだ。

マレフィセントも、そんな恋愛を経験していた。16歳の誕生日に妖精の国に迷い込んだ少年:ステファンと真実の愛のキスを交わしていながら、彼の王になりたいという野心ゆえに自身の翼を切り落とされているのだ。

だからこそ、その“愛”で苦い経験をしているはずのマレフィセントが見つけた「真実の愛」は本物だと言える。自分を犠牲にしてでも、後に悪役として語り継がれようとも、愛する者を守ろうとする想い

子を守ろうとする女性の強さに、それは似ている。

“そして今 光さす”
“愛を知る あなたは私の夢”


現実で触れ合うことも、抱きしめ合うこともできなくても。2度と会うことができなくなっても、相手を想い続ける気持ち。

暗闇の中でも自分を照らしてくれるモノ。

それこそが、真実の愛なのだ。

TEXT:空屋まひろ

1957年7月17日生まれ。東京都出身。 1974年「ボクは女学生」の一般公募でドラマ出演。そして、1975年 映画「青春の門 -筑豊編-」ヒロイン役で本格的デビュー。その鮮烈さは天性の演技力と称賛され、同年、朝の連続ドラマ小説「水色の時」に出演し、国民的ヒロインとなる。以降、気鋭の舞台演出家···

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