ABBAが、淋しさと欲望に飢えた女性に忠実に迫ったようです。



一線を退いてから早30年余りになりますが、今もなお輝きを失わない名曲ばかりを世に送り出したスウェーデンのポップ・ミュージックグループ、ABBA

彼らは2組の夫婦の4人組でグループが構成され、1970年代にヨーロッパを中心に世界中で絶大な人気を獲得し、世界で最も売れたアーティストに名を連ねています。ちなみにグループ名の由来は、メンバー4人の頭文字を取ったもの。夫婦2組のグループということもあり、ファミリーチームとしての親しみやすさや安心感から、健全なアーティストのイメージが彼らの世界進出に一役買ったようです。残念なことに、2組とも後に離婚してしまうのですが…。そして彼らは1983年、活動を停止します。

しかし人気は衰えることを知らず、2010年にロックの殿堂入りを果たしました。また、マドンナやレディー・ガガなど多くのアーティストがABBAの影響を受けたのだと語っているそうですよ。

そんなスーパーグループABBAの曲でも、少し異色な曲があります。それが、「ギミー!ギミー!ギミー!」です。彼らの他の曲は、歌詞の主人公が男女どちらにも当てはまる曲が多いのに対し、この曲は淋しさと欲望に飢えた女性のみが主人公になりえるのです。


そんなABBAの「Gimme! Gimme! Gimme!」の歌詞の一部
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Gimme gimme gimme a man after midnight
真夜中を過ぎたら男を頂戴
Won't somebody help me chase the shadows away
迫り来る影から誰か私を助けて
Gimme gimme gimme a man after midnight
真夜中を過ぎたら男が欲しいの
Take me through the darkness to the break of the day

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夜中に男が欲しくてたまらないなんて大胆ですよね。だけどその裏には女性の孤独の闇に対する恐怖や、どうしようもない淋しさが隠されているのです。情熱的な歌詞ですが、夜中、どうしようもなく淋しくなって誰かを欲してしまう気持ちは、誰もが共感出来るのではないでしょうか

ちなみに「Gimme」は「Give me」です。意味は「私に与えて」。それが3回も立て続けに出て来ることで、与えて欲しい度合いがより強調されています。

そしてこの曲は彼らのヒット曲で構成されるミュージカル『マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)』の中でも使用され、2008年には映画化もされ大ヒットしました。
とても明るい映画ですが、淋しさと欲にまみれたこの曲も凄く自然に組み込まれていて、1種のスパイスのような役割も果たしています。映画版ではメリル・ストリープが主演で、彼女の娘役のアマンダ・セイフライドがこの曲をカバーしました。この映画のサウンドトラックも素晴らしいものそなので、そちらも要チェックです!

時代を越えて愛されている彼らの曲ですが、彼らの描いた歌詞には今を生きる私達にも深く共感出来る部分が数多くあります。なので、いつの時代も色褪せずに残るのでしょう。

やはり、長く愛されるのは、それなりの理由があるんですね。



TEXT:rie-tong

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