1. 絶好調だったフジテレビに”ガラガラヘビがやってくる”

絶好調だったフジテレビに”ガラガラヘビがやってくる”

『ガラガラヘビがやってくる』はとんねるずの大ヒット曲の一つ。1992年にリリースされました。今のとんねるずしか知らない人は、食わず嫌いをやっているおじさん芸人という認識しかないかもしれません。しかし80年代後半から90年代にかけてのとんねるずはそれはもう時代の最先端を行く人気コンビだったのです。

2016年2月27日




『ガラガラヘビがやってくる』はとんねるずの大ヒット曲の一つ。1992年にリリースされました。今のとんねるずしか知らない人は、食わず嫌いをやっているおじさん芸人という認識しかないかもしれません。しかし80年代後半から90年代にかけてのとんねるずはそれはもう時代の最先端を行く人気コンビだったのです。『みなさんのおかげです』は現在も『おかげでした』として続いていますが、なぜ続いているかと言えば90年代に大ヒットした番組だからです。

とんねるず、フジテレビは流行の最先端でした。フジテレビがここ数年やたら叩かれているのは、この時の反動でもあるのです。「昔はあんなに面白かったフジテレビがなんて体たらく」という思いが批判する人の中にあるんですね。

この曲はそんな『みなさんのおかげです』全盛期の時の主題歌で、ミリオンヒットしています。作詞は秋元康。秋元康はAKBがヒットするはるか以前からヒットを連発していたんですね。


一見、何でも食べるガラガラヘビのファンタジックな歌詞。しかし、実は性的な意味が込められれています。



“誰でもコン!コン!コン!” 「気づかないそのうちに 誰でもコン!コン!コン!」このフレーズがセックスの暗喩であると言われています。ガラガラヘビとは手あたり次第女性に手を出す男のことなんですね。


“ガラガラヘビに食べられた 手当りしだい食べられた
愛という毒がまわり イチコロ コロリ”
「手当たりしだい食べられた」というのも手当たり次第、手を出している様子。「愛という毒がまわり イチコロコロリ」という歌詞も、ガラガラヘビ男がイチコロにしていく様子が分かります。


“「もう一度会える?」と聞いたのは藪蛇だった“ このフレーズはうまいですね。「藪をつついて蛇を出す」=余計なことを言って災いを呼んでしまうことの意味。もう一度会う約束をしてしまったがゆえにひどい目にあったことが分かります。


“「別れに涙は蛇足だぜ」 蛇の道は蛇” 蛇足は、蛇に足があるように余計なもののたとえ。別れ際に泣くのは余計だと言うガラガラヘビ男。「蛇の道は蛇」は、蛇が通る道をよく知っているのは蛇であるように、その道のことはその道の専門家がよく知っているということを表します。特に反社会的・反道徳的な道、仕事、方法などで使う言葉ですね。ガラガラヘビのような男のやることは、似たような男がよく知っているということでしょう。そんな輩に引っかからないように、という意味も込められているんですね。このあたりの「蛇」に関する慣用句を連発してくるところに秋元康の作詞の巧さが見てとれます。


ちなみに「ゴーゴゴゴー ゴーゴダイゴ」の「ゴダイゴ」は『銀河鉄道999』の主題歌などで知られるバンド。言葉の響きだけで出てきます。

こうした遊び心満載のこの曲は、子供にもヒットしました。性的な意味が込められているけれども、そういったこととは関係なしにガラガラヘビのファンタジーの歌としても成立しているからです。ヒットする曲というのはうまい具合に色々な意味が込められているんですね。

TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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