湘南乃風の『睡蓮花』が濡れたまんまでイク意味



湘南乃風の代表曲『睡蓮花』は2007年発売の曲。作曲はMINMIでソカの要素を取り入れています。アイドルフェスでもアイドルがカバーしている曲。なぜこの曲は好かれるのでしょうか。

「濡れたまんまでイッちゃって!!!」のフレーズのイメージが強く、単にエロい歌と解釈されがちなこの曲。湘南乃風自体が、オッサンが卑猥な言葉をがなり立てているだけという印象を受けやすい傾向があります。この曲がエロさ、セクシーさ、テンションやノリを重視したのはMVからも分かります。しかしそれだけでしょうか。



“睡蓮の花のように 朝日に向け今日も歌う
睡蓮の花のように この思い水面に光る“

この歌いだしで始まる『睡蓮花』。睡蓮の花言葉は優しさ、信頼、純情、甘美など。朝に花を開き夕方に花を閉じる睡蓮。この花は太陽のシンボルとも言われています。一番最初にこの曲の意図を説明しているんですね。悲しいことがあっても睡蓮のように朝には花を開くように歌いたい。そして「水面」がこの後にくる「水」に関連する歌詞を象徴しています。

実は『睡蓮花』「泣く」「涙」という歌詞が結構ある曲。

“突然降り出した雨 ベッドで涙浮かべ”
“泣き言なんて言えるか「馬鹿やろうが!寂しくなんかねぇ!!」”

「雨」「涙」「泣き言」という涙に関するワードが出てきます。馬鹿やろうが!という言葉で泣き言を言わない、強く前を向く姿勢を表現。

“花びらが流した涙 貴方は笑えていますか?”
“若き小さなこの涙 笑い声になるまで…”

ここでも涙が登場。そしていずれも涙から笑いになるようにという思いが込められています。

“いつの日か あの睡蓮の花のように 今まで流した涙の泉の上咲かせ”
そして後半に出てくるこのフレーズ。最初に示した「水面」は涙でできていたことが判明しました。この曲の非常に明るい雰囲気は、涙の上に成り立っている。涙の上に睡蓮のように咲く明るい曲を作っている。それが『睡蓮花』なんですね。

「濡れたまんまでイく」とは涙で濡れたままでも行く、生きるということでもあったんですね。この曲が好かれているのは、そういった涙を乗り越える意味が込められているからだと思います。



TEXT:改訂木魚(じゃぶけん東京本部)

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