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【ライブレポート】tkmk爆女祭 初日~5日目までを振り返る! 残すところは今日を含めてあと2日!!


tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI)とは!?
渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。

◇5月10日(土)-初日-
初日となった5月10日(日)のイベントには、凸凹凸凹-ルリロリ-/ガールズロックバンド革命/Dr.プラネット/Split BoB/Caramel/ЯeaLの計6バンドが登場。この日は、地方活動のベースに据えたバンドや10代メンバーのバンドが多いのも特徴。


【凸凹凸凹-ルリロリ-】
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姫carat改め、5月より凸凹凸凹‐ルリロリ‐として新たに活動をスタート。昭和歌謡なエッセンスも覗き見える楽曲が凸凹凸凹-ルリロリ-の魅力。その"らしさ"を発揮したのが、ロカビリーの要素も取り入れた『ボディ・ロカビリー』。弾むビートに乗せ、手拍子や拳を振り上げ、舞台上へ想いを返してゆく観客たち。演奏が進むごと、場内の熱もどんどん上がり続けていた。
ド頭から、無数の拳が舞台上へ突き上げられた。ガレージ要素も取り入れたロックンロールナンバー『恋のスパイダー』だ。間奏では、会場中の人たちがヘドバンしてゆく様も。序盤から、場内にはいい感じで熱が生み出されていた。
凸凹凸凹-ルリロリ-として初めて作った『新曲』は、つかみを持った口づさみやすい楽曲。木下ひなこの煽りに導かれ、会場中の人たちが大声で♪Everybody Go!♪と歌のやり取りをしてゆく場面も登場。歌謡ロックな『ハイヒールキック』では、観客たちが終始声を張り上げ大騒ぎ。最後に奏でた『クロブチメガネとベビードール』でも、大勢の人たちがメンバーと一緒に歌いながら、タオルを振りまわし大興奮。コケティッシュなメンバーのキャラクターと疾走する楽曲の数々を通し、凸凹凸凹-ルリロリ-は熱狂のロックンロールパーティを描いていった。


【ガールズロックバンド革命】
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大阪をベースに活動中、18歳のメンバーが揃ったガールズロックバンド革命。勢いよく駆けだした演奏。メロコア要素をたっぷり含んだ『MOMENT』だ。何に興奮したって、思いきりエナジーぶつけてゆくパワフルな歌と演奏にだ。その熱へ触れ、騒がずにいれるわけがない。会場中の人たちが理性の壁を壊し、いきなり大騒ぎし始めたのも納得だ。続く『ORDEAL』でも、真正面からほとばしる想いを彼女たちはぶつけていた。
序盤の時点で、すでに場内には「もちろん騒ぐでしょ!!」と言わんばかりの空気が満ちていた。シンガロング系ナンバーの『Starfish』。カラッと弾けた演奏、青春の香り満載な歌詞とキャッチーな歌に一瞬で惚れた『sparkling smile』。今にも、牙剥き出しに襲いかからんばかりの勢いで攻めた『HELP』。最後に叩きつけた『声』まで、沸き上がる熱い感情を、そのままパンキッシュな演奏にぶつけ続けたガールズロックバンド革命。「革命を起こしたい」というメンバーの言葉通り、このバンド、今後何かしらやからしてくれそうだ。演奏が終わった後の熱狂的な声と拍手が、その証明だ。ガールズロックバンド革命、ヤばいね!!


【Dr.プラネット】
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「ポップ以上ラウド未満の歪なオイシイ関係」を標榜し、活動中のDr.プラネット。演奏が進むごとに熱を帯びてゆく。紅一点ヴォーカルの千景は、『真っ赤なヒールと毒りんご』を歌いながら観客たちを妖しく挑発していた。捉えた獲物たちを狩るような様で、会場中の人たちの感情を熱く熱く煽り出したDr.プラネット。
フリーキーな演奏と高揚した歌が重なりあった『シリアルキラーナイト』。1曲の中、次々と表情を変えた『偽物パラレル』では、セクシーな仕種と狂気を帯びた歌で千景は観客たちの視線を釘付けにしていった。荒れ狂う音の洪水に身を預け、観客たちも終始大騒ぎ。まさに"歪"という言葉が似合う、メロディック&フリーキーな『太郎ちゃんのテーマ』。つかみがある歌なのに、演奏は暴走してゆく。その不思議なアンバランスさに、誰もが惹かれてゆくのだろう。
愛の告白風景からの幕開け。『ルナティックラブストーリー』は、女性目線から?!恋愛模様を映し出した楽曲だ。ヒロイン気分でキュートに歌う様から、張り裂けんばかりの想いを吐き散らす姿まで、楽曲に綴った物語を、緩急効かせたドラマチックな演奏に乗せ千景は歌い叫んでいた。その姿が、熱く瞼に焼きついた。

【Split BoB】
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愛知県は岡崎市をベースに活動中のSplit BoB。「いきまっせ!!」の声を合図に、会場中の人たちが、熱い声を舞台上へぶつけ出した。フリーキー&ヘヴィグルーブな『マヤカシ少女』を奏で、Split BoBはド頭から場内に熱狂に身を揺らす空間を描き出していた。演奏が感情を熱く高ぶらせてゆく。興奮に溺れたくなる気分も、納得だ。続
く『ジャッジメントキーパー』では、ソリッドでパワフルな音が身体を貫いた。なんて貫祿あふれた演奏とステージングなんだ。楽曲は、さらに加速度を上げ出した。疾走した音の上で、こはるが高揚した歌を張り裂けんばかりの感情のまま歌いあげてゆく。気持ちを嬉しく、熱く掻き立てた『マボロシウサギ』。最初から彼女たち、アクセル全開で熱した演奏を次々と放ち続けていた。その間、天に突き上げられた拳が客席内で降ろされることはなかった。
「暴れる準備は出来てますか?!」。感情を嬉しく武者震わせた『スターになれない』では、ヘヴィグルーブな演奏と高揚した歌が熱を持って絡み合ってゆく。最後の『forget-me-not』 まで、終始、クライマックスな熱狂と興奮が続いたSplit BoBのステージだった。

【Caramel】
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イベントの首謀者であるCaramelのステージは、幕が開くと同時にスタート。カラッと弾けた『君に恋愛chu』を奏で、場内にタオル振りまわし大はしゃぎしてゆく空間を彼女たちは作り出した。ミストーンの目立つ演奏ながら、そこはファンたちと繋がりあった熱い気持ちでカバー。一転、スペイシーな音が流れ出した。エレクトロ/ロックンロールな演奏をミックスした『恋愛少女』だ。勢いを持って攻めるメンバーたち。続く『ラブストーリー』を含め、気合い先行で続いた4人の演奏だったが、この日はホームということもあって、観客たちが、温かい想い込めた熱狂で彼女たちをフォローしていた。演奏は止まることなく『恋愛少女2』へ。この頃には舞台上の4人も、何時もの凛々しい姿勢でライブに挑んでいた。サビでは、メンバーの声に合わせ、会場中の人たちが一緒に大声で叫び続けてゆく風景も。一つに溶け出した熱が、いい感じで場内に渦を巻き始めたようだ。
 キュートでポップに駆け続けた『Tailwind』では、ルミが客席へ挑むよう前のめりな姿勢で歌いかけていた。多少のピッチの擦れなど気にすることなく、沸き上がる感情を全身でぶつけてゆく。一転、『LoversMoment』は、何処かセンチメンタルな香りも携えた高揚ナンバー。最後に届けた『月下のナミダ』まで、演目の流れへ緩急を付けてとはいえ、この日のCaramelは終始熱を帯びたステージングをノンストップで届け、トリのЯeaLへ熱気のバトンを繋いでいった。
 

【ЯeaL】
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初日のトリを飾ったのが、大阪発、現役高校生ガールズバンドのЯeaL。冒頭から、いきなりスリリング&ハードな演奏が炸裂。触れた瞬間に、気持ちがフツフツと嬉しく高揚し始めた。『セナカアワセ』が持つ魅力?!。それもある。だけどそれ以上に、4人の演奏とRyokoの歌声が放つ気迫に気持ちが興奮していたのは間違いない。正直、演奏レベルは発展途上だ。でも、それをカバーするだけの気持ちがЯeaLのステージからは放たれていた。
熱を抱いたまま演奏は、『Shooting Star』へ。楽曲に触れていると、一緒に天まで駆け上がりたくなる。高いポテンシャルを秘めながらも未完成ゆえの危うさ、それが、今のЯeaLに強く惹かれてゆく魅力の一つにもなっている。
凛々しい歌と演奏で攻めた『H.O.L』。熱いエナジーを抱きながら歌と演奏が駆けだした。スケールあふれた『反対言葉』が連れていった心地好い高揚。なんて懐深くパワフルな楽曲なんだ。上手い下手じゃない、どれだけ本気で伝えたいか。その気持ちがあれば、心は十分揺さぶられる。この日、熱狂していた観客たちのように。
本編最後に届けた、自分たちが音楽を続けてゆく意志や応援してくれる人たちへの想いを詰め込んだ『Home』。アンコールで演奏した『Jumping More』を通し、会場中の人たちが跳ね続けた風景。彼女らは本気で音楽に命を賭けている。その気持ちが、この日の演奏に魂を揺さぶられていた要因だったことを、最後に教えられた。そして、これから大きく躍進しそうなバンドをいち早く体感出来たのが、何よりも嬉しい収穫だった。

凸凹凸凹ルリロリ-
ガールズロックバンド革命
Dr.プラネット
http://dokupula.com/
Split BoB
http://wish-japan.co.jp/splitbob/
Caramel
ЯeaL


◇5月11日(月)-2日目-

tkmk爆女祭、2日目レポート!!
暴れずにいれますかっ!!激しい音の衝動続くライブに、身体もズッと火照りっぱなし!!

 渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。2日日となった5月11日(月)のイベントには、HERe:NE/ヒラガナ路線/BAND-MAID®/Caramel/LoVendoЯが出演。この日は、激しい演奏で観客たちを熱狂させたバンドばかりが登場。

【HERe:NE】
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ドラムがデスパンダで、ヴォーカルが割烹着姿。まずは、そのインパクトに目が惹かれた。流れ出したのが、雄大なメロディックハードナンバー『for ever』。実力があるからこそ、ビジュアルインパクトなど懐の深さをHERe:NEは見せていける。オペラ歌手のよう声量もたっぷり、おかんこと和鬼子の歌に何時しか心もグッと惹かれていた。
「おかんね、今日花婿探しに来ちゃったのよ」。コミカルなMCとは裏腹に、飛びだしたのがアグレッシブでハードな『Golem』。おかんの煽りに、大勢の人たちが拳振り上げ絶叫。『MIRROR』では、場内にサークルモッシュ生まれる熱狂の風景が生まれていた。続く『モッシュかしら2』と『MAZE』でも右へ左へモッシュすれば、♪まわれ、踊れ♪の声に応えるようふたたび大きなサークルモッシュの輪が誕生。カラッとしたハードロックンロールな楽曲に身を預け、大勢の人たちがグチャグチャに乱れながら祭り続けていた。
舞台上で観客にプロポーズするおかんの姿も。『Go!Go!BREAK!』では、大きなしゃもじを持っておかんが煽ってゆく。観客たちも小さなしゃもじを手にしてと、場内に無数のしゃもじが揺れた光景も嬉しいインパクト。今日が今年44本目のライブ、100本目が12月3日の原宿アストロホールでのワンマンというHERe:NE。ちょっと…だいぶ?!気になる存在だ。

【ヒラガナ路線】
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 疾走するフリーキーなギターサウンドの上で、熱いエナジー秘めた歌をぶつけたのが、関西をベースに活動中、8月からは東京へ拠点を移すヒラガナ路線。とても熱を抱いた歌と演奏なのに、スーッと身体に『とっておきの嘘』が染み込んできた。突き刺すようなギターサウンドと跳ねるようにウネるリズム隊。『スターと星』が連れ出した、身体揺さぶるダンスロックな演奏。サビでは、イヒラの煽りに合わせ、手で振り真似しながら観客たちが騒いでいた。とても挑発的なステージングなのに、親しみやすさを覚える歌やサウンドなのが嬉しい。
『なんとかなるなる』のような、何処かひねたポップセンスとフリーキーなのに耳心地好いギターの旋律に触れていると、身体が自然と浮き立ってゆく。エレクトロでダンサブルな要素もミックスした『YELLOW』では、誰もが気持ち良く身体を横揺れさせていた。無防備な心に、躍動した歪んだポップな楽曲をスーッと心地好く溶け込ませてゆくヒラガナ路線。そのライブに触れていると、ステップ踏みながら天まで跳ね上がり続けそう。最後の『ダイアモンド』でも、明るくカラッとした楽曲に触れ、ズーッとにやけながら、彼女たちが招待したダンスパーティを楽しんでいた。

【BAND-MAID®】
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可愛らしいメイドの格好とは裏腹に、激しい演奏を叩きつけてゆくBAND-MAID®。「お給仕始めます」の声を合図に『Real Existence』が炸裂。ラウドな演奏の上で、凛々しく歌いあげる彩姫。BAND-MAID®の演奏に、熱狂という形でかしづく観客たち。とても挑発的?!。そんなのは当たり前。それ以上に、重低音轟く演奏に触れた瞬間から、ふつふつとたぎる感情の高ぶりが止まらない。
 「ようこそ、お給仕へ」。続く『スリル』はyoutubeで24万回以上再生中のナンバー。腹の奥底までズンッと響くラウド&グルーヴな演奏とツインヴォーカル・スタイルで、BAND-MAID®は観客たちを挑発し続けてゆく。楽曲は、開放さを持ちながら一気に弾け出した、激しく疾走するハードエッジなロックンロールナンバー『Be OK』が連れ出した、灼熱気分導き出したロックンロールパーティ。キュートさ忍ばせたラウドロックなスタイルは、なんて刺激満載なんだ!!
突き刺すよう激烈なギターのリフビートも印象的。『アルカディアガール』では、彩姫が心の本音をさらけ出すよう感情的に歌い、小鳩ミクがコーラスで高揚した想いに彩りを重ねていた。最後に『FORWARD』を奏で、BAND-MAID®は場内にモッシュ渦巻く風景を描き上げていった。このお給仕、たまんないくらい刺激的だ!!

【Caramel】
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 2日目となるCaramelのライブは、『恋愛少女』『恋愛少女2』2連発から幕を開けた。スペイシーでダンサブルな楽曲の上、冒頭から4人は、高ぶった感情をそのまま客席へぶつけ出した。とても挑発的?!。いや、何時も以上に剥き出しな感情を叩きつけていったCaramelのメンバーたち。その熱を感じた観客たちも、身体を大きく揺さぶり、想いを彼女たちに返して…ぶつけていた。こんな激しいCaramelの姿も、珍しい?!。火照った感情のまま奏でた『ラブストーリー』。高揚した歌声と演奏が、いい感じで"募る想い"にリアリティを与えていった。
短いブレイクを挟み、演奏は『月下のナミダ』へ。緩急効かせた重く躍動的な演奏の上で、想いの境界線越えそうな勢いのもと、ルミが高ぶる想いをぶつけていた。センチメンタルなフレイバーもまぶしたカバー曲『君の知らない物語』が連れ出した、ウキウキと弾む気持ち。いい感じで感情が火照っているからだろう、この日のルミの歌は、嬉しいくらいに胸ををキュンキュンさせてくれた。
ライブも終盤戦へ。『Tailwind』を通し作りあげた熱気満ちた風景。細かい演奏のズレも気にならないくらい火照った気持ちと気持ちで、メンバーと観客たちは繋がりあっていた。最後の『LoversMoment』まで、この日もCaramelは、ほぼノンストップで場内にヒートアップした空間を作り出していた。

【LoVendoЯ】
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トリを飾ったのが、元モーニング娘。の田中れいな率いるLoVendoЯ。無数の拳と絶叫の声が飛び交う場内。ライブは、サスペンスなムード漂う哀愁歌謡ロックナンバー『この世に真実の愛が一つだけあるなら』からスタート。何処か切なさを持った歌が、気持ちを嬉しく震わせてゆく。田中れいなと岡田万里奈の歌がハモりあったときの妖しさが、とても刺激的だ。カラフルなロックンロールナンバー『For the Future』でヴォーカルの2人は、先程とは一変し、キュートな歌声を振りまいていた。序盤から両極な表情を示しながらも、熱狂絶やさないところがLoVendoЯらしさ?!
7月1日にメジャーデビューが決定したLoVendoЯ。爆走歌謡ポップな『いいんじゃない?』では、2人の振りに合わせ、大勢の観客たちが掛け声上げ、熱い熱い空気を場内に作りあげていた。演奏は一気に炸裂!!。シンガロング・スタイルが印象的、ポップでパンキッシュな『Stonez!!』が連れ出した、大声張り上げ一体化してゆく熱狂の風景。場内の歓声は、さらに高まりだした。『ホントノキモチ』を通し、凛々しい歌声で観客たちを挑発していけば、最後の『イクジナシ』でも、舞台上と客席とが高まった感情を戦わせ、凄まじい熱狂を作り上げていた。イベントの最後に相応しい熱気ムンムンの会場。まさに、ラツイブハウスらしい空気がそこには生まれていた。

HERe:NE
http://herene.com/

ヒラガナ路線
BAND-MAID®
Caramel
https://twitter.com/caramel_149cm
LoVendoЯ
http://lovendor.jp/






◇5月12日(火)-3日目-
tkmk爆女祭、3日目レポート!!
アニソンナンバーも数多く登場!!ヲタク気分で熱狂した日!!

 渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。3日日となった5月12日(火)のイベントには、SORAMIMI/逢瀬アキラ/ダイアナガーネット/Caramel/CherryHeartsが出演。この日は、アニソンナンバーもいろいろと流れていた。

【SORAMIMI】
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SORAMIMIのライブは、躍動的なバンドスタイルにアレンジしたアニソンナンバー『ふしぎなメルモ』からスタート。アニソンカバー盤も出しているように、この手の楽曲も、彼女たちの魅力の一つ。テンポアップした演奏に合わせ、会場中の人たちも心地好く身体を揺らしていた。続く『ピポパポ』では、唸る激しい演奏が炸裂。コケティッシュさとポップなセンス、ぶっ太い音をぶつけてゆく演奏をミックス。可愛らしさを前に押し出したうえで、しっかりライブ感を活かしているのが嬉しい。チャーミングなYAKAの仕種に胸キュン気分。『Jump!!』では、ウキウキ弾む楽曲に合わせ場内の人たちも跳ね続けていた。
妖しいムーディな香り振りまき大人っぽくせまった、歌謡スウィングナンバー『Omm Rise』。弾けたロックンロールな演奏も魅力、6月にシングル発売も決定した『J.K.P!!』は、青春の香り抱いたカラフルポップな歌。観客たちも、歌に触れながら笑顔ではしゃいでいた。最後に届けたアニソンナンバー『おジャ魔女カーニバル!!』では、熱い歌の掛け合いも登場。この曲を聞いて大はしゃぎしたくなるのも納得だ。SORAMIMIの持つガーリーな魅力にヤラれたね。


【逢瀬アキラ】
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Caramelのメンバーも「赤い彗星軍」のはっぴを着て、客席前方ではしゃいでいた。真っ赤なザクのフィギュアを持って舞台へ登場。片手に手錠をぶら下げ、鞭を片手に逢瀬アキラは、歌謡ロックな『東京シュルレアリズム』を、妖しく、華激で、刺激的に歌いだした。唸る激しい演奏が炸裂。『BIND』を通し、楽曲は一気に暴走。なんて挑発的で凛々しいステージングなんだ。逢瀬アキラの描き出す熱狂に嬉しくかしづいてゆくのも納得だ。続くパーティロックな『Dancing 13th Baby』では、赤いサイリウムを片手に歌唱。場内にも数多くの真っ赤なサイリウムの光が大きく揺れていた。どれも、最近のアニソン風なノリを持っているところがポイント。「2.5次元ロックアーティスト」と名乗るのも納得だ。
ドラマチックなデジタルハードロックナンバー『Ms.Amyは夢遊病』をピストル片手に歌えば、キュンキュン弾むガーリーなポップ曲『kiss me Darlin'=Love me Darlin'』を通し、会場中の人たちのハートを熱狂でドキ胸させた逢瀬アキラ。最後は、しっとりとラブバラード『冷たい夜に』を歌唱。思いきり二次元愛を炸裂させたそのライブからは、萌えなヒットポイントを沢山いただけた。


【ダイアナガーネット】
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 アメリカはワシントンD.C.出身、アニソンをこよなく愛するダイアナガーネット。冒頭を飾ったのは、自己紹介ナンバー『DIANA ANTHEM』。日本大好きっぷりをアピールした曲を聞き、彼女の背景を一気に理解。気分をガンガン高揚させてゆく曲調なのも嬉しいじゃない。
ここからは、ガーリーなバンドが歌ったアニソンカバーを披露。JUDY AND MARYの『そばかす』を伸びやかに歌えば、Hysteric Blueの『春~spring~』を抑揚たっぷりに歌唱。場内の人たちも、親しんだ歌の連続に、舞台上へ熱狂で想いを返していた。2曲とも、彼女は満面の笑顔で楽しげに歌っていた。本当にアニソンが大好きで、本気でアニソンシンガーになりたい気持ちが、はしゃぐそのステージングからしっかり伝わってきた。
続く『Spinnig World』は、「NARUTO-ナルト-疾風伝」のエンディングテーマとして流れていた、ダイアナガーネットのオリジナルアニソン曲。初めて聞く人がほとんどとはいえ、空へ駆け上がるよう開放的な疾走ナンバーだけに、誰もが手拍子やPPPHノリで舞台上へ熱狂を返していた。どんな壁も、一瞬にして壊してゆくアニソンのパワーと、彼女の天真爛漫なキャラクターは、まさに無敵だ。最後に歌った『残酷な天使のテーゼ』では、客席にサイリウムの光も。アニソンを共通言語に、終始、場内には熱狂が続いていた。


【Caramel】
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初日、2日目と、7日間連続開催に掛けノンストップで7曲演奏してきたCaramelだったが、この日はイベント初のMCも加えたことで6曲披露。この日のCaramelは、tkmk爆女祭限定Caramel物販Tシャツを衣装にしての登場(サイズはLのみ。平均身長149cmの彼女たちが着ると膝上丈になっていた)。ライブは、初日最後の曲として演奏した『月下のナミダ』から幕を開けた。哀愁性と高揚感をミックスさせた楽曲に触れ、ゆっくりと、でも、大きく身体を揺らしだした観客たち。先の2日間は、冒頭からテンションマックスで向かっていたが、この日はじっくりと感情のアクセルを踏み込んでゆく姿が、そこにはあった。
つかみを持ったポップな歌も魅力的。演奏は、ダンスロックナンバー『スナイパーガールZ』へ。客席は、早くもヒートアップ状態。いきなり高ぶり出したテンションに若干演奏がついていけない面もあったとはいえ、熱いホームな空気は、このイベントの嬉しい特色にもなっていた。唸るグルーヴが身体を揺らしだした。触れた人の気分をどんどん高揚させてゆく『LoversMoment』。カバー曲『君の知らない物語』でも、キラキラとした演奏が気持ちをウキウキはしゃがせていった。胸をドキドキさせるパワーポップナンバーの『Tailwind』。そして…。
「毎日が幸せな日であるように、ときめくイベントにしていきたいと思います。みなさんが幸せになれますように」。ルミのMCを受け、最後に奏でたのが『MissYou&LoveYou』。心をときめかせるガーリーな歌を通し、場内をカラフルな色に染めながら、Caramelは次のバンドへ熱いバトンを繋いでいった。


【CherryHearts】
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 「爆女祭アゲていこうぜー!!」。CherryHeartsのライブは、明るく弾け飛んだ晴れな爆弾曲『Hello』を叩きつけ、舞台と客席が熱狂で入り交じった様からスタート。 メンバーも観客たちも思いきり身体を折り畳み、この瞬間を存分にはしゃぎ倒してゆく。めっちゃ楽しいパーティロックな風景じゃないか。続く、爆裂ロックンロールナンバー『青春レジスタンス』でも、観客たちが一斉に飛び跳ねれば、笹宮千穂の煽りに熱い声を返していた。いいね、この熱狂でグチャまみれになった楽しさが。カラッとしたガーリーなロックナンバーの『ねがいごと』でも、熱狂は、天井知らずで上がり続けていた。
場内に生まれた大きな輪。『スイートボイスコール』の演奏が始まったとたん、大勢の人たちがサークルモッシュを始めた。その輪の中には、ライブを終えたばかりのCaramelのメンバーの姿も。サビでは、沢山の人たちが大きく手を振り、舞台上に歌を返してゆく。何もかも忘れ無邪気に熱狂していける、それがライブを楽しむってこと。メンバーが左右に動く『My Way』のステップに合わせ、場内でも観客たちが左右にモッシュしていけば、『Rise goes ON!!』では大勢の人たちがタオルを振りまわし、CherryHeartsが作り上げた超ゴキゲンなパーティ空間の中、全力ではしゃぎ続けていた。
止まない、熱狂の声。ふたたび舞台に姿を現したCherryHeartsは、『Hi-Jump!!』を通し、床を揺らすほど?!観客たちを暴れさせていた。まさに、トリに相応しい熱狂を持って、CherryHeartsはこの日のイベントをシメてくれた。

SORAMIMI

逢瀬アキラ
http://akira3351.web.fc2.com/index2.html
ダイアナガーネット
http://www.dianagarnet.jp/
Caramel
https://twitter.com/caramel_149cm
CherryHearts
http://cherry-hearts.jp/


【3日目セットリスト】




◇5月13日(水)-4日目-
tkmk爆女祭、4日目レポート!!
ゴシック/ロックンロール/ポップス…楽しさにスタイルなんか関係ない一夜を体感!!


 渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。4日日となった5月13日(水)のイベントには、Hysteric Lolita/THE LEAPS/Bitter & Sweet/Caramel/ザ・ヒーナキャットが出演。

【Hysteric Lolita】
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「原宿系ヴィジュアルネオ・シック・ロックガールズバンド」と名乗るHysteric Lolitaは、哀愁味を持った歌と荒ぶる演奏を重ね合わせた『Dual Anima』を手に観客たちを煽り出した。妖しさと激しさ、何処かダークさを内包した音楽性は、ガールズ版ビジュアル系バンドスタイル??。Raniの煽りへ応えようと、『絶望のスパイラル』では会場中の人たちが拳振り上げ、舞台上に想いを返していた。演奏面ではまだまだ拙さ見えるとはいえ、ゴシック/ラウド/シンフォニックな激しい音楽性を標榜してゆく姿勢は、演奏の中から伺い知れた。哀切なエレピの音色に乗せ、込み上げる想いのままに歌う『誓』。サビ歌から一転、演奏は哀切さ抱きながらも一気に疾走。心の琴線を刹那に刺激しながら、楽曲の持つ熱はどんどん高ぶり続けていった。
ギターの音が激しく唸り出した。ゴシックハードな『DISTRESS』では、Raniが凛々しい声をぶつけ観客たちを挑発してゆく。最後の『HYSTERIC』でも、轟くラウドな演奏と分厚いシンフォニックな音を武器に観客たちを熱く煽り続けたHysteric Lolita。音源とは異なり、ライブでは躍動感や激しさが、より際立って響いたことが嬉しい発見だった。


【THE LEAPS】
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 ドラムとギターという、とてもシンプルな編成だ。「ファンタスティックな夜にしましょう」。その言葉を合図に飛び出したのは、めっちゃご機嫌でストレート・アヘッドなロックンロールナンバー。THE LEAPSが『ファンタスティックRADIO』を通して連れ出したのは、胸はしゃぐロックンロールが持つ楽しいワンダーランド。一気にアクセルはベタ踏み状態、爆走ナンバー『Rolling Thander』が大炸裂。ヤバいくらいに感情をヒートアップさせてくれるバンドじゃないか。
『SAKURA』では哀愁メロウなロックンロールを届け、センチメンタルな姿も提示。「むかつく時は素直にむかついていいんだぞ!!」。ヘヴィドライブナンバー『フラストレーション』を腹の奥底へズンッと響かせれば、『HAPPY LIFE(ビール飲もうぜ!)』を奏で、乾杯気分で大騒ぎ。「最高のロックンロールぶち込んでやるよ!!」。『Let's get together』『THE LEAPS』と、ノーギミックな演奏を最後まで叩きつけたTHE LEAPS。ご機嫌なロックンロールは無敵!!。そう、理屈なんかどーでもいい。楽しくはしゃげば、それがすべての答え!!それが、ロックンロールの真実さっ!!


【Bitter & Sweet】
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情熱を抱いた歌が駆けだした。長谷川萌美と田﨑あさひの歌が『インストール』の中、交錯しながら胸掻きむしるドラマを描き出した。2人の声が重なりあったときの力強く跳ね上がる歌に、勇気を受け取った気分。親しみやすいポップスなのに、とてもエナジーあふれた歌をBitter & Sweetは届けてくれた。ドキドキとした嬉しい衝動が止まらない。ポップロールナンバー『DREAM GIRL』が連れ出した、大空駆け上がるような心地好さ。青春を謳歌してゆく2人の様が、とても眩しく見えてきた。
重なり合う哀切な歌声に、ピュアな片思いの気持ちがジンワリ蘇ってきた。甘酸っぱい恋の想いを綴った『恋心』。込み上がる切々とした感情を歌う2人の歌声にキュンと涙腺刺激された『月蝕』と、立て続けにバラードを歌い、Bitter & Sweetは感情の内側を優しく濡らしていった。最後は、スタイリッシュでビターなポップナンバー『Bitter & Sweet』を通し、触れた人たちの心に笑顔の花を咲かせたBitter & Sweet。触れたら壊れそう?!。でも、そのチャーミングさに触れたくなるのも事実。だから、ついつい心の手を伸ばしてしまうんだろうね。


【Caramel】
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Caramelの連続ライブも、4日目に突入。この日は、好きが止まらない想いを、込み上がる気持ちのままに歌い演奏した『LoversMoment』からスタート。低音唸るベースのグルーヴと躍動的なドラムのビートが腰にズンズン嬉しく響いてきた。哀切な想いを抱えながら、演奏は『月下のナミダ』へ。次第にウネリを上げてゆく流れがいいじゃない。爆発したい気持ちを沸点まで高ぶらせたところで、『Tailwind』を通し、Caramelは場内の空気を一気に炸裂させた。恋する気持ちを次第に破裂させてゆく楽曲の流れも、心を嬉しくときめかせてくれた。
トライバルなダンスビートが流れ出した。「暴れろー!!」の声を合図に、『スナイパーガールZ』を通し大勢の観客たちが拳振り上げ大はしゃぎ。いいよね、無邪気に騒いでしまう、この楽しい空気が。まさに、4人にハートを撃ち抜かれた気分?!。終盤に飛びだしたのが『恋愛少女』と『恋愛少女2』。ときめく想いをぶっ飛んだ演奏に乗せ、Caramelはハイテンションのままに駆け抜けていった。ちょっと疲れも?!。でも、気持ちのモチベーションは、日を重ねるごと上がっているのは間違いない。

【ザ・ヒーナキャット】
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 なんて妖しげで魅惑的な2人なんだろう。昭和歌謡な香りと妖美な闇の匂い醸しだす『あの日カラ』に触れたとたん、心はザ・ヒーナキャットの描き出す世界の住人に様変わっていた。激しさを背負いながら躍動してゆく演奏。哀切な痛み抱いた歌謡ゴシックハードナンバー『胸♡かもね』が、痛く胸を掻きむしってゆく。凛々しい??。いや、嘆く気持ちを言霊のように思いきり吐き出すひーちゃんの歌声に、心がギュッと縛りつけられた気分。それが、すっごく嬉しいんだよ。
 開けてはいけない扉を開いたとたん、そこにはチクチクとした痛みも携えた甘美な歌が踊っていた。『知らない知らない知る由もない』は、奈落の宴の場へと引きずり込む調べ?!。むせび泣く想いからの幕開け、『さくら~春の夜の夢~』が連れ出した濃艶な想いの風景。
 ザ・ヒーナキャットの歌に詰め込まれた情念?!が、眠っていた黒い感情に火を付けた。ヒステリカルな『夢中毒』にタオル振りまわし激しく熱狂すれば、『恋がしたい』でも、怨情な歌に身も心も嬉しくかしづいていた。情念満載な暗黒舞踏の宴は、たまんないくらい刺激に満ちている。最後の『紫黒蝶』まで、濃密な暗黒情念物語にズッと心が釘付けになっていた。このアングラな感覚、ヤバいね。




◇5月14日(木)-5日目-
tkmk爆女祭、5日目レポート!!
アイドル多し?!。そのアーティストに夢中なれば、視線の先の君はすべてアイドルさっ!!
 渋谷CLUB CRAWLを舞台に5月10日(日)から16日(土)まで一週間連続で開催中、Caramel主催によるガールズロックバンドを中心に集めたイベント「tkmk爆女祭(BAKU-ON-SAI) vol.0-渋谷編-」。5日日となった5月14日(木)のイベントには、はちきんガールズ/GALETTe*/Caramel/CREA/hy4_4yhが出演。

【はちきんガールズ】
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高知県観光特使としても活動中、はちきんガールズのライブは挑発的なダンスナンバー『偽りの天国はイラナイ』からスタート。躍動的な楽曲という理由もあるとはいえ、前のめりな気持ちで攻めてゆく4人の歌に、ロックなイズムを実感。『少年よ大志をつきススメ』でも、可愛さの中へ、観客たちを挑発してゆく凛々しさをしっかり滲ませていた。表現スタイルがアイドルだろうと、バンドだろうが、大切なのは、触れた人たちの心をどれだけ揺さぶれるか?!。はちきんガールズのライブは、客席にいたCaramelのメンバーも含め、間違いなく観客たちの感情を熱く燃えさせていた。
お笑い芸人並のMCに爆笑し、さらに盛り上がりを…と思ったところで、バラード『ほほえんで歩こう』を歌った選曲が、ナイス!!。4人の美しいハーモニーには、素直に心惹かれていた。昭和歌謡曲のテイストを満載、ダンスポップナンバー『がんばる』を通した熱狂。最後はCaramelの『tkmkセンセーション』をカバー。キュートさ二倍?増しで、場内にサークルモッシ生まれる熱い風景を描き出していった。


【GALETTe*】
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HKT48を卒業した「古森結衣」、元大分発アイドルユニットChimoの「ののこ」、元CQC’Sの「四島早紀」が集まり誕生したGALETTe*。ライブは、感情高ぶらせるトランスビートに乗せ、激しくも可憐にせまった『G』から幕を開けた。客席から熱いコールが飛び交えば、エレクトロなディスコナンバー『Neo Disco』では、3人が妖艶な魅力を醸しながら観客たちを挑発してゆく。可愛らしさと大人の色気を同居させたその姿に、つい?!熱い視線を外せなかった。
時代は一気に2000年代頃へ?!。妖艶で挑発的な歌を躍動するダンスビートに乗せ歌った『Brand-New Style』。アーバンな香り漂うスタイリッシュナンバー『Beautiful love World』。跳ねたソウルフルなビートに身体がウキウキ弾んだ『Upbeat People』など、GALETTe*の楽曲はどれも、ユーロビート好きな日本人のツボを突く要素を持っている。だから、口づさみやすい歌世界へ笑顔ではしゃぎながら溺れてゆくのだろう。キラキラと輝き放つ歌謡ダンスビート曲『じゃじゃ馬と呼ばないで』に触れながら、GALETTe*が歌謡ユーロの系譜を受け継いでいる姿勢を実感。可愛さとセクシーさの絶妙なバランスも魅力的じゃないか。


【Caramel】
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Caramelの連続ライブも5日目。この日は、「tkmk爆女祭」のHPでも試聴可能な『tkmkセンセーション』からスタート。突然ハートがくすぐったくなったせいか、ド頭から観客たちがタオル振りまわし熱狂。ときめく想いがどんどん駆け上がってゆく。何時しか客席にはモッシュの渦が生まれていた。そのまま演奏は、止まることなく『スナイパーガールZ』へ。まるで生DJ感覚で楽曲を繋いでは熱狂に拍車をかけてゆく、その手腕がヤルじゃない。序盤の演奏面には多少緩さも出てたとはいえ、そこは会場中が一体化した熱狂とメンバーの気迫で十分カバーしていた。
「今日が忘れられない日になればという想いで毎日駆け抜けています」。メンバー全員の気持ちを代表しルミが語ったところで、楽曲は、止まらないときめきを届けてゆく『LoversMoment』へ。『月下のナミダ』を通し、込み上がる気持ちのまま忘れたくない哀切な想いを場内に解き放てば、思いきり前屈姿勢で歌い演奏した『君に恋愛chu☆』では、タオルを手に突き上がった無数の拳で場内に嵐を巻き起こしていた。最後に叩きつけた『恋愛少女』でも、会場中に電撃的なアクションを起こし、この日もヒートアップした熱気を作り上げ、Caramelは次のCREAへ興奮のバトンを渡していった。

【CREA】
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 冒頭からアグレッシブな演奏を通し、場内へ無数の拳を突き上げさせたCREA。ドラマチックでハード&ドライヴィンな『LINK』が、魂を嬉しいくらいにガンガン揺さぶっていく。荒々しさの中へ泣きのメロディーも抱いた『悪女なあの子』。ハイウェイをアクセルベタ踏みしてゆく感覚?!、カラッとしたハード&ロックンロールな演奏を通し、一体化した熱狂を作りあげた『GO MY WAY』。CREAのベースにあるのはハードロックなスタイル。でも、何が嬉しいって、歌の数々に触れていると、気持ちが嬉しいくらいに震え立っていくんだよ。沸き上がる感情を、そのまま激しい音に変えて撃ち放ってゆくCREA。
客席には、Caramelやはちきんガールズのメンバーの姿も。客席へ挑みかかるよう前のめりな姿勢で歌うNaki、サビでは観客たちと熱い掛け合いも生まれた『REASON』。場内に無数のタオルが舞い狂った『ダリア』。激しいのにキャッチーだから熱狂していける??。それもあるだろう。でもそれ以上に、メンバーも観客たちも、身体中からエナジーを絞り出しては、その熱をぶつけ合うことに興奮と絶頂を感じていたいんだよ。全力で感情を戦わせあってこそCREAのライブ。最後の『GO+ON』まで、大勢の人たちが爆発した熱狂に頭を振り乱し大騒ぎし続けていた。

【hy4_4yh】
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トリを飾ったのは、「世界にYAVAY(ヤバイ)を発信するオルタナティブ・ ガールズラップデュオ」ことhy4_4yh。「爆女祭、最後までぶち上がっていくぜー!!」。『ティッケーオンザビーチ』を通したユカリンとチャンユミ2人の超ハイパーな煽りに、観客たちもしっかり熱狂を重ね出した。ド頭から場内には超ハイテンションなパーティラップが爆発。YAVAIコールも炸裂。『YAVAY JAPAN 2020』でも、ほとんど息継ぐことなくアゲアゲなラップをぶつけ続けたhy4_4yh。祭ビートも組み込んだ楽曲に合わせ、会場中の人たちも踊りだしていた。YAVAIね、この熱狂が!!
センチメンタルな気持ちも描写?!、場内にメロウなムードを醸しだした『フラッシュバック夏』。トラックはムーディだが、2人は変わらぬマシンガンラップで観客たちの手をズッと揺れさせていた。熱狂が冷める?!…んなわけがない、やるねぇhy4_4yh。
 ビリビリ痺れる煽りに、感電気分!!。『ティッケー大作戦』を通し、ふたたびhy4_4yhは会場にYAVAI熱狂を描き出した。最後に叩きつけたのが、最新シングル歌の『LOVE GENOME』。エレクトロでダンサブルなトラックの上で、激しさとメロウ二つの表情で彼女たちのラップが踊り続けてゆく。途中には、熱い掛け合いも登場。身体が踊りだす楽曲の上で、ハートフルなラブメッセージを投げかけたhy4_4yh。ラヴァーズなパーティ空間に包まれ、大勢の人たちが火照った気分で騒ぎ続けていた。

はちきんガールズ
http://www.cielo-club.com/hachikin-girls/
GALETTe*
Caramel
https://twitter.com/caramel_149cm
CREA
http://crea-music.com/
hy4_4yh
http://www.thelabel.jp/hy4_4yh/






◇5月15日(金)6日目は…今日!
6日日となる5月15日(金)のイベントには、MUTANT MONSTER/もちとちーず/Caramel/Booing!!!/がんばれ!Victoryが出演。
話題のバンドやユニットが続々登場だ!!

まだ間に合う!
今日と明日の予定が無くて困っていた人達は、当日券を買って最高の盛り上がりを体感しに行こう!!
PHOTO: 山下弘毅/TEXT:長澤智典


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