Acid Black Cherry、復活への不安と葛藤の日々が染みこんだ「Re:birth」



Acid Black Cherryの楽曲の中で、Re:birthという曲があります。メンバーのyasuは、2009年におこなわれたQEDツアーで、初日の越谷公演では、声が出なくなり当日ギリギリで中止となっています。喉に異常をもちながら、初日の越谷以外は、喉の調子をみながらなんとかファイナルの日本武道館まで継続できました。しかし、ファイナルの日本武道館終了後に手術、療養ということになりました。


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静かな夜は大嫌い  不安が騒いで眠れなくなる
泣いてしまえば楽だけど  泣いてもどうせまたノドが乾く

ホントはね 今でも震えが止まらないんだ
何かが壊れてしまいそう
「大丈夫だよ」とか簡単に言わないでくれ
僕はそんなに強くはない

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大好きな事がしたくない 明日が怖くて死にたくなる
逃げてしまえば楽だけど 逃げても悔しさでまた死にたくなる

楽しくもないのに 楽しいフリをしていたんだ
何のため? 誰のために?
次はどうすればいい? また笑えばいいのかな?
わからない 答えが見つからない

ヒビ割れたまま高い場所へ 後もう少しなんだ
なのにアイツが邪魔ばかりしてきて
こんなにも伝えたいことがあるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに

もう楽になりたくて でも諦めたくなくて
自分にまた問いかけてみた
「もう無理・・・歩けない」何度も挫けながら
それでも歩いて来たんだろう?

閉じ込めた言葉と想いが胸の中で
理性を振りほどいて また暴れ出したんだ
だからわかってるって! そんな怖い目で睨みつけるなよ
お願い少しだけ一人にしてて
こんなにも伝えたいことがあるのに うまく伝えきれないよ
こんなに近くで叫んでいるのに

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作詞したyasuは、こんな風に言っていました。「曲は、QEDより前に出来上がっていて、それに詩をのせるだけだけど、作詞していたのが声帯に異常を覚えながらの2009年のQEDツァーだったので、その時の気持ちが出ている」と。

ツァー中の今日は声が出て歌えたけど、明日は大丈夫だろうか?これから先のLIVEで声が出るだろうか?という不安、まるでノド、声帯が壊れていきそうで怖いというyasuの思いが表現されています。その恐怖は「何かが壊れてしまいそう」という歌詞のとおり、ノドが壊れるという意味だけではなく、Acid Black Cherryの存在自体をも壊れることなのでしょう。

yasuは、「声が出なくて歌えない歌手は、歌手ではない」と言っています。自分の声が出なくて歌えなくなった時、自分達の存在感が無くなるというのではないか?という辛い思いが伝わってきます。

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閉じ込めた言葉と想いが胸の中で
理性を振りほどいて また暴れ出したんだ
だからわかってるって! そんな怖い目で睨みつけるなよ
お願い少しだけ一人にしてて
大好きな事がしたくない明日が怖くて死にたくなる

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詩を書くことで想いを伝えたい、という気持ちが「今は静かにしていなければ」という理性の部分を、振り切って自分の中で暴れてしまったということでしょう。これもせつないですね、葛藤している自分の姿を誰かに見られたくない、だから一人にして欲しいというyasuの願いです。yasuにとっての「大好きな事」=歌を歌い作詞作曲をすること、それができない明日という日が怖くなってしまう。


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ヒビ割れたまま高い場所へ 後もう少しなんだ
なのにアイツが邪魔ばかりしてきて

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ボロボロの状態であの高い場所(ベストな状態の自分)に届くのは、あと少し。そして、アイツ」、これは、いろいろとファンの間でも言われています。「病気」「Janne Da Arcの他のメンバー」というように。

yasuがソロ活動を開始した後のJanne Da Arcの他のメンバーたちは、それぞれソロ活動を開始しています。しかし、憎みあい、ソロ活動を始めたということはありません。今でも、Acid Black Cherryのライブのファイナルには、他のメンバーたちが来てくれているのですから。


そして、療養があけた2010年9月に大阪と横浜で、復活の”Re:birthツァー”を行っています。
その時のyasuは、来てくれたみんなに「ありがとう。ただいま」というように待っててくれてありがとうと感謝しながら歌っていました。不安と葛藤を乗り越えたAcid Black Cherryとファンがそこにいたのです

TEXT:チェリイ

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