石河コウヘイの記事一覧

雨が映し出す10年代の風景 ―カバーで聴く新世代のスタンダード

雨がちな季節です。雨にちなんだ曲といえば切ないラブソングを想像しますが、会えないからこそストレートに心情を歌う曲が多いように思います。 ここでは10年代を代表するアーティストがカバーしたこれからのスタンダードとなる曲を通して雨が意味するものとその背景を探ります。

Suchmos 「THE KIDS」淀んだ日常をかきまぜろ!と俺たちを鼓舞しているのだ

横浜の街から現れた6人組が日本中を席巻している。 今年の1月に発売された2ndアルバム「THE KIDS」はロングセラーを続け、各地のフェスでメインステージをつとめる彼らからはすでに風格すら感じさせる。ツアーファイナルとなった4月27日には自分たちのレーベル「F.C.L.S.」発足を発表。Suchmosの送り出すアーティストが日本の音楽シーンを変えていくだろうことは想像にかたくない。

表現者としての新章 ―ぼくのりりっくのぼうよみ「つきとさなぎ」に込められた思いとは?

資生堂「アネッサ」CMソング「SKY's the limit」との両A面シングルは、ドラマ「CS サイタマノラッパー」エンディングテーマになっている「つきとさなぎ」。 「Be Noble」に続いてトラックを担当するのはササノマリイ。重心の低いビートにエレクトロニカな味つけがされたミドルテンポの楽曲は、ぼくのりりっくのぼうよみ(以下、「ぼくりり」)の新境地ともいえる仕上がりになっている。