「BiSH」アユニ・Dがソロバンドプロジェクトを始動!歌い方を意識したアーティストとは? (2/2)



▼ミニアルバム『zoozoosea』


印象に残る言葉を意識して歌詞を書く

──9月19日に無告知でゲリラリリースされたにも関わらず、オリコンウィークリーランキングで10位にランクインしました。その結果に関してはいかがでしょうか?

アユニ「アイナとチッチがシングルでソロデビューする日だったので、私の方も聴いてもらえるかなっていう不安はあったんですけど、iTunesのアルバムランキングでも上位(最高2位)に入っていて、ビックリしました。自分の中の小さい世界で出来たものが、こんなに広まるんだっていう衝撃が走りました。」

──BiSHのメンバーからの反応は?

アユニ「ちょいちょいフレーズを歌ってきたりします(笑)。みんな『GALILEO』が好きって言ってくれて、嬉しかったです。」

──ミニアルバムには7曲収録されていますが、全体の聴きどころは?

アユニ「自分をさらけ出してしまいました。自分だけが思っているんじゃないかなということを書いたんですけど、結局だいたい他の人もそう思っているんですよね。今までBiSHの曲も2曲作詞したんですけど、私は根が暗いので、暗い部分を出したら、その曲を聴いて、元気をもらいましたっていう人が多くて、孤独が孤独を救うじゃないですけど、そういう部分を出しても元気をもらう人がいるんだと思って、誰にも媚びない自分の気持ちを書きました。」

──アユニさんが心から思っていることを歌詞にされているんだなと、聴いていて思う部分が多々ありました。特にリード曲の『自律神経出張中』は、ご自身が思うことを一番書けた曲だそうですが。

アユニ「そうですね。曲調が一番好きで、ギターの音もかっこいいんですけど、<歌い出しで、♪教室にワンちゃんは飛び込んでこなかったんだ♪っていうのは絶対ないから、印象に残った>って言われたのが嬉しかったです。私は印象に残る言葉を意識して、歌詞を書いているので。」

──UtaTenは歌詞検索サイトなので…

アユニ「よく見ます!」

──ありがとうございます!『自律神経出張中』の歌詞で、特にお気に入りの部分を教えて下さい。

アユニ「♪薔薇色人生はあわよくばでいい♪というのは、常に思っています。“いじけず気にせず期待せず”を、座右の銘にして生きているので。」



──♪私は最高な負け犬人生を♪という歌詞も、それに通ずるところがあるのかなと思います。MVも公開されていますが、1カット1テイクOKだったと。

アユニ「リハーサルは2回ぐらいやったんですけど、ギターの田渕ひさ子さんにMVに出ていただいて、その時点で頭に何も入って来ないぐらい緊張しました。プラス、その日の最高気温が40度くらいあって、倉庫で撮影したので、暑すぎて、意識が朦朧とする感じで、監督の山田健人さんから、ここに立って下さいとか、ここで移動して下さいとか、いろいろ指示があったんですけど、全く理解できなくて(笑)。本番は絶対頑張ろうと思って、待機する車の中で、必死に覚えました。」



──今回作詞された7曲の中で、一番書くのに苦労した曲は?

アユニ「『ハッピーに生きてくれ』という曲なんですけど、デモ音源をもらった時に、サウンドプロデューサーの松隈ケンタさんの仮歌詞が入っているんですよ。♪目と鼻口♪(完成作品は♪お疲れ様です♪)の部分が頭からずっと離れなくて、すごく悩みました。」

──曲によって歌い方も変えていますが、松隈さんからのアドバイスなどで、印象に残っていることは?

アユニ「BiSHのレコーディングの時にも、松隈さんに教えていただいて、新しい歌い方を習得したんですよ。とびきり歌が上手いわけではないので、普通に淡々と歌ったら、聴き飽きてしまうから、いろんな歌い方をしようって言われて。その中で、一番自分的に大きかったのは、布袋寅泰さんの歌い方をマネして歌ってみてって言われたことです。松隈さんが布袋さんのライブのDVDを下さって、それを観て、研究しました。」



目標は日比谷野音でワンマンライブ!

──ミニアルバムがリリースされた直後の9月25日にPEDROとしての1stワンマンライブが開催されましたが、いかがでしたか?

アユニ「緊張しすぎていて、ガチガチだったんです。歌詞を覚えるのが苦手なので、覚えるためにずっと曲を聴いていたり、楽屋でも今思えば、田渕さんにもっと話しかけろよって、自分に言いたいんですけど、緊張していて喋れなかったりとか。ステージでも、自分では、音楽にノッて、ベースを弾いていたつもりだったんですけど、後で映像を観たら、顔も弾き方もガチガチだったし、次の課題がたくさん見えた日だったので、もっと頑張って、早く次のライブをやりたいと思いました。」

──当日は、300人のファンの皆さんの前でのパフォーマンスでした。

アユニ「たくさんの方に応募していただいて、外れたという声がすごく多かったので、今度はもっとたくさんの方の前で披露したいと思います。」

──PEDROとしての今後の目標や抱負を聞かせて下さい。

アユニ「日比谷野外音楽堂のステージに立ちたいです!いろんなバンドのライブ映像を観て、やっぱり日比谷野音っていいなと思って。BiSHで一度立ったことがあるんですけど、その時はBiSHに入ったばかりの、へぼっちい自分だったので、今度はPEDROで立ちたいなと思います。」

──野外ライブって夏のイメージが強いんですけど、もし来年の夏にやらない?って言われたら、どうしますか?夏が苦手なアユニさん。

アユニ「それはちょっと…。秋とかがいいです。そこしか空いてないって言われたら、泣きます(笑)」

──秋だと1年後になるので、来年の春にしましょうか。

アユニ「春もいいですね。」

──では、来年の春に2ndワンマンライブということで、スタッフさん、よろしくお願いします(笑)。最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

アユニ「曲を聴いているだけじゃ何を歌っているのかわからないって、よく言われるんですけど、そう思われるように意識して歌っているんです。歌詞を見たいと思ってもらえるように歌っているので、歌詞を見ながら聴いていただけたら嬉しいです!」




インタビュー取材後の10月15日の夜、HMV&BOOKS SHINSAIBASHIで行われたリリースイベントでも、「日比谷野音でライブしたい!」と、ファンの前で宣言していた彼女。その目標は、近い将来きっと叶えられるだろう。ステージには更にグレードアップを遂げ、自信に満ち溢れた彼女が立っているに違いない。

Text&Photo:ポッター平井


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PEDRO 最新情報

リリース情報

2018.09.19

『zoozoosea』

[通常盤]
[ミニアルバム]
AVCD-93997 ¥2,160(税込)

[初回生産限定盤]
[ミニアルバム+Blu-ray]
AVCD-93996/B ¥6,264(税込)

CD
01 ゴミ屑ロンリネス
02 GALILEO
03 自律神経出張中
04 甘くないトーキョー
05 MAD DANCE
06 ハッピーに生きてくれ
07 うた

Blu-ray
・ 自律神経出張中(MusicVideo)
・ THE BIRTH OF PEDRO

■Amazonで購入


PEDRO Profile

Vocal、全作詞、1部作曲、ベース演奏も担当するバンドプロジェクト 【PEDRO】として全7曲収録のミニアルバムでのゲリラデビュー。
現6名のメンバー中、1番最後となる2016年8月にBiSHに加入したアユニ・Dは、そのルックスと目に見えて成長を続けるパフォーマンス能力の高さから今やBiSHの顔とも言えるメンバーの1人で、独特の世界観と感性が大きな支持を受ける。

▶公式サイト
https://www.bish.tokyo/pedro/

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