活動終了について
──大阪での最後の対バンライブが終わりました。今の心境を聞かせて下さい。青木:いつも仲良くしてくれているYes Happy!さんが主催のライブで、OSAKA MUSEはたくさん立ったステージで、活動終了を発表する前日もここでライブをしたので、思い入れのある場所なんです。
今日はすごく淋しい気持ちもあったんですけど、最高のライブを届けようって、涙がこぼれないように、笑顔でやりきりました。
楽しかったです!
浦谷:まだ地方に行き慣れていない時期は、もちろんアイドルの友達もほとんどいなかったんですけど、全国をまわるようになってから、特に大阪は友達が増えました。
私たちは結構おとなしいというか、話しかけたり出来ない性格なんですけど、Lovelysさんとかが話しかけてくれて、どんどん関西での友達の輪が広がったおかげで、友達が主催しているライブだから大阪に行こうってなったり、ここまで足しげく通えたのは、仲良くしてくれているグループのおかげでもあるし、待ってくれている関西のファンの方と会えるのも楽しみでした。
ちはるんも言っていたんですけど、大阪では最後の対バンのステージだったので、泣いたりしないで、笑顔でキラキラした私たちをお届けしたいなと思って、今日は特に気を引き締めて、ステージに挑みました
──今日もキラキラした素晴らしいステージでした。
2人:ありがとうございます!
──11月末での活動終了を発表されましたが、改めてその経緯を教えて下さい。
青木:去年の夏ぐらいから私が体調を崩してしまっていて、それがなかなか治らなくて、パフォーマンスも思うように出来ない時もあったんですけど、WHY@DOLLをここで止めたくないなって思っていたので、はーちゃんやスタッフさんに助けてもらいながら活動していたんです。
だけどやっぱり、病院に行って、お医者さんから、休まないと治らないって言われて、すごく悩んだんですけど、はーちゃんやスタッフさんが、WHY@DOLLは私が抜けて、新メンバーを入れてやる意味はないから、残りの半年をやりきろうって言ってくれたので、活動終了という決断をしました
──はーちゃんが、ちはるんからその話を聞いたのはいつ頃ですか?
浦谷:5月ぐらいだったと思います。
それから2人でじっくり時間をかけて話して、これで決めようっていっても心が揺らいだりする時期もあったんですけど、2人で決めました

──「活動終了」という言葉を選んだのは、どんな思いがあったからでしょうか?
浦谷:まず、私たちの中で、解散は違うなという思いが強くあったんです。
解散っていうと、それぞれが別々の道をバラバラに歩き出すイメージがあるんですけど、そうではなくて、私たちは活動を終了した後も頻繁に会うだろうし、解散という言葉は使いたくないなって。
それで、活動をここで終了するという言い方が一番しっくりくるなと思って、活動終了という言葉を選びました
青木:解散って言っちゃうと、そこでもう終わりですみたいなイメージが強いじゃないですか。
でもWHY@DOLLは、これからも楽曲は残り続けるし、全くなくなるわけではないので、活動終了という言葉が一番自分たちに合うんじゃないかなと思いました
──7月17日、水曜日の17時に公式サイトで活動終了を発表されました。それは当日の夜、SHOWROOMのレギュラー番組でも直接伝えられるからという理由ですか?
浦谷:それもありますし、当日ライブがなかったという理由もあって、私たちも初めてこういう発表をするので、心が揺らぐだろうし、きっとファンの皆さんもすごく複雑な気持ちになるんじゃないかなと思ったので、一度冷静に、私たちも発表したことによって、落ち着く時間を持つっていう意味でも、ライブがない日を選びました。
ライブのMCで発表する案もあったんですけど、ファンの皆さんの顔を見たら発表できないような気がしましたし、ライブの会場に来れない方もたくさんいらっしゃるので、公式サイトで事前に発表してから、SHOWROOMで私たちの気持ちをちゃんと話そうと思いました
──その形で発表していただいたおかげで、私もリアルタイムで配信を観れたんですけど、おふたりの思いが痛いほど伝わってきました。
活動終了を発表してから、いろんな方面からの反響があったと思います。特に印象に残っている言葉を教えて下さい。
青木:よくお世話になっていたアイドルさんには発表の前日に連絡をしていたんですけど、「今までやってきたことが今後に繋がると思うから頑張ってね」とか、「残念だけど、ほわどるに出会えて良かった」みたいな言葉を、同じ土俵で戦ってきた仲間に言ってもらえたことが、すごく嬉しかったです。
ファンの皆さんにも、「ここまで続けてくれて、ありがとう」とか、ありがとうって言ってもらえることが多かったです。
私たちは、申し訳ないなっていう気持ちもあったんですけど、ありがとうって言ってくれたことが、自分の中ではビックリしたので、印象に残っています
浦谷:私は、「どのグループの解散よりも一番悲しかった」って言ってもらえたのが印象に残っています。
そこまでWHY@DOLLを好きでいてくれたんだなっていうのが伝わってきて…。
Lovelysからも、「WHY@DOLLさんがいなくなるのはホンマに無理!」って言ってくれたことが本当に嬉しかったです。
友達からは結構止められました。「本当に辞めんの?」みたいな(笑)
青木:「戻って来てもいいよ」って(笑)
浦谷:「戻って来ても誰も怒らないよ」とか、「辞めるの辞めたら」とか(笑)、それだけ大事にされていたんだなって痛感して、それでもみんな前向きに送り出してくれたので、すごく嬉しかったですし、友達に話すことによって、軽くなった部分はあったので、大事な存在だなって思いました。
最後の夏フェス&台湾遠征

──活動終了を発表した後に、「TIF」に出演しました。8月2日に2ステージ、3日のラストライブは、6年前に初出演した時と同じDREAM STAGEでした。
浦谷:偶然そうなったと思うんですけど、TIFは活動終了を発表する前に出演が決まっていたので、それこそ発表のタイミングを、TIFの前にするか、後にするかで悩んだんですけど、やっぱり私たちにとって憧れの場所でもあったし、札幌で活動していた頃は出れなかったので、最後のTIFは皆さんの目に焼き付けてほしいなと思って。
結果的に、たくさんの方に見届けてもらえたので、TIFの前に発表して良かったのかなって思いました
青木:「TIFだから観に行きます!」「TIFで毎年観てます!」っていう方が多くて、TIFは少しでもたくさんの方にWHY@DOLLの楽曲を届けようと、特に気合いの入る場所で、自分たちが変われた場所でもあったので、最後なんだなと思うと淋しかったんですけど、悔いの残らないステージが出来たので、良かったです
──「自分たちが変われた」というのは、具体的にはどういうことですか?
青木:大きなステージだと緊張して、お客さんの心を掴むことが出来なくて、MCとかも何を喋ったらいいのかわからなくて、変なことを言っちゃったり(笑)。
でも、TIFのステージに立って、度胸とか、他のアイドルのファンの方にも、WHY@DOLLを好きになってもらおうっていう必死さとか、みんなが憧れるステージに立てている私たちってすごいのかなとか、そういう自信に変わっていきました
──8月17日から19日までは最後の海外遠征として、台湾でライブでした。
浦谷:台湾は、WHY@DOLLの活動として唯一行ったことのある国で、台湾で応援してくれているファンの方もいたので、活動終了を決めた時に、最後に台湾にも行きたいですっていう話をしていたんですけど、なかなか難しいじゃないですか。
その時にタイミング良く、このお話をいただいたので、台湾に行くことが出来ました。
初めて台湾に行った時に、空港で現地のファンの方が、「ようこそ台湾へ」っていう横断幕を持って、待っていてくれたり、本当にいつも優しくて、ライブもすごく盛り上げてくれますし、台湾に行く度に好きになっていたので、最後にWHY@DOLLのステージをお届け出来て、良かったなと思います
青木:一人でも台湾で応援してくれる人がいるなら、最後に行きたいという気持ちだったので、決まった時はすごく嬉しかったです。
台湾でライブをして、言葉は通じなくても、音楽で一緒に楽しめることを実感しましたし、最後のステージでも、初めましての方が来てくれて、「もっと前から行っておけばよかった」って言ってくれて、幸せでした
──8月24日の「@JAM EXPO」では、ピーチステージのトリを務めました。
浦谷:実は@JAMに関しては活動終了を決めた時に出演のお話しをしていなかったので、全ての出演者さんが発表されるまで待ってから活動終了のご挨拶に行かせて頂きました。
5年間お世話になっていたので「有難う御座いました。」という意味で行かせて頂いたのですが、@JAMのプロデューサーさんが「そういう事なら話しが違う。最後にステージを用意するので是非出演して欲しい」という話しになり結果的になんとピーチステージのトリをさせて頂くことになりました。
@JAMでは新曲を初披露したりとか、前にも一度、活動について悩んでいた頃に、ゆっふぃー(寺嶋由芙)さんとのコラボで、初めてストロベリーステージに立たせていただいて、その御礼の挨拶に伺った時に、「長く続けている分だけいいことがあるんだよ」って言ってもらえたのを励みに、その後の活動を頑張っていた部分もあったんです。
今回ピーチステージのトリを用意していただいたので、これまでの感謝の気持ちをぶつけようって言って、ステージに立ちました
青木:@JAM EXPOも思い入れのあるイベントなので、最後は感謝の気持ちを届けたいと思って、ライブをさせていただいたんですけど、ライブが終わった後、ファンの皆さんから、ほわどるコールをかけてもらって、私たちに言ってもらっているのかな?って、信じられない気持ちでした。
最後に素敵なプレゼントをいただけて、すごく嬉しかったです